さわやかトラウマ一人旅日記

音楽が好きな30代男がぼっちを極めるため、世界や国内をヤケクソ気味に一人旅をしたその記録です!

千葉勝浦その5 お茶の間で「きわめて印象的な少女」ら、と語らい

かつおを食べた後、そのまま「お茶の間ゲストハウス」の宿泊者、僕と夫婦とお手伝いの2人と、「お茶の間」でお話をした。

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例のT氏が「最近、珈琲豆に凝っているんです」と持ってきた珈琲豆をみせてくれた。自分で煎っていることのこと。「食べてみたい」とお手伝いとしてきたらしい若い女子が言い出して「こんなの食べてもおいしくないですよ」と言うも、彼女はつまんだ。

「香り高い香ばしいチョコレートみたいでおいしい」という批評に、皆うなずいた。僕もつまんだけど「香り高い香ばしいチョコレートだ」という感想だった。

そして、さらにここで煎るとのこと。煎り器を持ち出してカセットボンベで煎りだした。

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ひたすらにT氏はコーヒー豆の入ったものを振って振って振っていた。振り続けるのが趣味なのだろうか。火を熾すための板も凄かった。よくわからないけど、面白い人だということはよくわかった!

 

更に、謎だった「若い女子」の正体もわかった。この子は17歳の女子高生。もう少し大人かと思った。ここのオーナー夫人とお母様が知り合いらしい。今日はお手伝いとして来たとのこと。この翌日に実際にお手伝いもしていた。

この子はほんとうに変わった子だった。めんどうくさいので箇条書きをする。

  • 高校は特殊な学校
  • そこは、毎日行かなくてもいいところ
  • でも毎日通っている
  • 携帯電話は持っていない
  • インターネットはいっさい見ない
  • テレビは見ない
  • 芸能界には興味ない
  • 好きな有名人とかもいない
  • もちろんスマートフォンも持ったことない
  • TwitterもLINEも当然知らない
  • 音楽も聞かない
  • 本は「料理が好き」なので料理本を少し
  • 専門学校に行きたいけど、学費のことで諦めるかもしれない
  • アルバイトはしている
  • アルバイトはスーパーのレジで、ふつうに仕事はしている感じ
  • アルバイトの給料は使わずに全部貯めている
  • お客さんには大人っぽいねーと言われたりする
  • 友達は普通にいる
  • 「友達と何の話をしているの」と聞かれると「何の話してるのかなんてよくわからない」と言われ、僕は至極納得!確かにそうだ…。

こんな子なんです。

 

みんなが、お茶の間で、話の合間にスマートフォンをいじりだし、僕も見たりしているとき、彼女はずっと、上の方を見たり、どこかを見たりしていました。「何をやっているの」と聞きたかったけど、何もしていない。それでいいんだな、と、思った。

こういうのが、本来の人間の姿なんだなーと。電車ではみんなずっとずっとスマートフォンを見ている、かろうじて5%くらいが本、あとは音楽を聴いて虚空を眺めているか。僕は後者です。

でも、こんな大人たちに囲まれても、全く動じない、強く自己主張をしたりしない。若さを強調したり、意識したり、することもなさそう。きわめて印象的な少女でした。

 

僕が「テレビとかインターネットとかクソばっかりだから見なくていいよ!」と言うと「クソ!!www」とクソにすごく反応していました。クソとか好きとか、そういう普通のところもあるんだなーなんて、思ったりした。

 

こういう旅っていいなあと、思いました。旅でのひとときになる、もしかしたら最後になるかもしれない、でも最後ではないかもしれない出会いというものは、本当に良いものだとしみじみ、しみじみです。

 

続く

 

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千葉勝浦その4 本当の旅の楽しさ

もう旅行から2週間も経ってしまった。。その後の僕の人生には何も変わりがなく、次の旅行の予定もない。このゲストハウスには、冬にはこたつが設置される、というか席は掘りごたつだった。ここでゆっくりしたいな。こたつにはいって犬のあられちゃんと戯れたりしたいなー。

そんな2日目のメインイベントは「焚き火大会」でした。

昨日は客は僕一人だったけど、今日はご夫婦一組と、お手伝いさん2人がくるらしい。どう考えても構成がおかしいとおもうけど、この「焚火大会」はお手伝いさんの一人の発案とのことで、即興的なイベントだとオーナーさんが言っていた。

 

かんぽの湯から帰って、しばらく海を見ていたりぶらぶらしたりして、宿に帰ると、庭には2人の人物がいた。一人は、おそらく焚き火大会の発案者であろう男性、一人は、縁側のところにずっとすわってぼーっとしている若い女性。「ここんにちわ」と挨拶をして、いったん部屋に帰って、ちょっと寝ていたりしていたら、外がすこし賑やかになっていた。

 

焚き火は、発案者の男性、仮にT氏とする、T氏がコンクリートブロックで作成をした窯を使って行われて、そこに火を熾すところだった。中に木を入れて、ガスバーナーで火を付けたりしている。

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「つきましたか」と聞くと「むずかしいですねえ」と苦戦しているもよう。

 

「種火があるといいですね」と発案し、「枯れ葉はどうだろう」と提案すると、オーナーが「枯れた松の葉がよく燃えますよ」と教えてくれた。焚き火はよくやっているらしい。それらしき跡が庭にはあった。

 

松の木の下に行くと、たくさんの枯れた松の葉があった。手でそれを握ると少し痛かったけど、特に気にせず。両手にかかえて、自作窯の彼のところに持っていった。「えい」とばかりに、それを中に入れると、一気に燃え上がった。

「いいですね。松の葉」「ほんとだすごく燃えてます もっと持ってこよう」「おねがいします」僕は、庭の松の葉を探して、手に持って、自作窯へ。土で手が汚れたけど、気にしない。火はどんどん燃えてきた。さっきあった、使った窯の中の炭になっているものも、拾っていれたりしていた。

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楽しいな。

僕はほんとうにそう思った。なんてたのしいんだろう。枯れた松の葉を集めて、火に入れて、燃え上がる。すごく楽しい。楽しいなんて言葉を、実感できてよかったな、と思った。ほんとうの旅行というものは、こういうものなのかもと、思ったりした。

自作窯の彼、仮にT氏としよう、T氏は、火を更に安定させるために、板のようなもので必死に仰いでいた。ほんとうに必死。何がかれをそうさせるのか??

と思っていると、ぼーっとしている若い女性がやってきた。「寒い」とのこと。そうだ寒かった。雨も降ったし、もう夜も近い。「寒いよね。でもまだ火がついていないかも」と言うと、特に反応がなかった。ちょっと変な人なのかな??と思ったけど、それは本当だということが、後々にわかった。

 

僕は、枯れた松の葉をやめて、そのあたりにあった木の板を破壊して、中に入れたりした。T氏の仰ぎのおかげか、火は安定してきた。この「焚き火」の目的は、これを利用をして、やきいもを焼くこと、その他いろいろ料理もするらしい。オーナーさんがなにかを用意しているとのこと。

 

そうすると、この日の宿泊者がやってきた。上品な夫婦。30代だった。二人ともきれいな格好をしていて、ゲストハウスにはおおよそ似合わないけれども、もう何度も来ているらしい。

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みんなで木を入れたり、また枯れた松の葉を集めたり。だんだん暗くなってきた。この焚火の目的は、鍋を煮ることと、果物などを焼くこと。

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下にある細い板を足でなんとか小さくしたり、頑張った。ほんとうに頑張っていたのは、T氏の仰ぎ。ひたすらに仰いでいた。

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いい感じに火が安定したきた。

「さむい」と若い女の子が温まりにきた。「ほんとにさむい」「でも、あったかくはないね」

「火を見るのは、なんか楽しいですね」「僕もです」「飽きない」「ずっと観ていたいですね」そんな会話をした。

火加減は、うまくいっているのか、全くわからなかったけれども、大丈夫だった。

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焼きリンゴ、これがすごく美味しかった。ただ濡れた新聞紙に包んでアルミホイルにも包んで焼いただけなのに。自然にものすごく甘くて!初めての味わいだった。

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これは焼きバナナ。これもほんとうに美味しかった。どんなに加工をしたバナナのスイーツよりも美味しく感じた。みんなそう言っていた。楽しかった。

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鍋の写真を取る前に、僕があせってお皿にあげてしまったもの。チキンとハーブを焼いただけのもの。これも美味しかった。味付けがシンプルなのがよかった。味がうすいときのために、とソースも用意されていたけど、いらなかった。野菜もおいしい。おいしい。

楽しいな。旅って楽しい。

僕は、ほんとうの旅の楽しさというものを、知らなかったのかもしれない。

 

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この後は、一旦片付けをした。

T氏は消えかかける炎とブロック窯を愛おしそうにずっと観ていた。そして仰ぎに使っていた板をずっと愛おしんで、鍋敷きにされるのを固辞していたりした。この人、面白いな!と感じました。また会いたいな!

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更に宴は続いた。

この日のメインは鰹の刺し身だった。これで1人前。みんな「いいの?」と言っていたけど、これにさらにあったかい豚汁とご飯もついてきた。かつおは柔らかく、臭みがないので、いくらでも食べられた。

 

この後、みんなでお話をした。消灯時間が少しすぎるまで。それはまた続きにします。

 

 

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千葉勝浦3 かんぽの宿勝浦で展望温泉と海鮮丼でつかれをいやした

海に満足をして、ゲストハウスに帰った。

こんな感じで縁側もあったりする。天気がよかったら日向ぼっことかも楽しそう。もうちょっとゆっくりしたかったな。

水回りもとてもきれい。トイレもウォシュレットだった。そしてこのトイレにある洗面器。とてもかわいい。他の洗面器もこれだった。女性受けもするだろう。もちろん僕もこういうの大好きだ悪いかちくしょう

朝食に呼ばれたので向かうと、さっそく犬のあられちゃんが迎えてくれた。かわいいなあ。なんども「あられちゃん」「あられちゃん」と呼ぶ、名前を呼ぶと喜ぶと宿のガイドに書いてあった。そして頭は優しくなでると喜ぶらしい。さっそく何度も実践する。帰るまでになんど「あられちゃん」「あーらーれ」「あら!れ!」とか言っただろう。楽しかった。ちなみに「Dr.スランプアラレちゃん」にちなんだ名前ではないらしい。何度も聞かれたんだろうな同じことを。あられちゃんあられ。「あられ」という名前の入った首輪もかかっていた。

あれらちゃんにまた会いたいよう

そうしている間に、朝ごはんが来た。ゲストハウスでこのような和食の朝食はきわめて珍しいということを、翌日の朝に別のゲストに知らされました。この干物はもちろん地元の天然のものらしい。とてもおいしくいただきました。お味噌汁もご飯も、そしてちょうど良い量だった。ご主人に「おいしいです!」と話しかけた。そういう事ができるようになったんだなと思った。それは長野での経験によるのだろう。長野では話をする人があまりいなくて、お店の老人の方たちとよく話をした。ここのご主人はこの日は奥様にあたる方で、僕より年は下だった。感じの良い人。居心地の良い空間を作れるお人。

くつろいだ後、自分が希望し、車で行ける「勝浦かんぽの宿」の日帰り温泉に行くことにした。

www.kanponoyado.japanpost.jp

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天気は晴れてはいなかったけれども、ほんとうにこんな展望の露天風呂だった!温泉の質もとても良く、温度もちょうどよかった。土曜日なのに、結構空いていて、快適だった。足が辛かったけれども、あがった後はすっかり良くなっていた。やはり温泉は違うのだろうか?足を伸ばせて貼かれるのがいいのかもしれない。

かんぽの宿はいかにも昭和の生き残りのような施設だった。もちろんこの方が僕には落ち着く。しかしほんとうに人がいない。いつもは混んでるらしいけど。

この後は、非常にわかりづらい場所にあった「大広間」で「海鮮丼」を食べた。

やっぱり海は海鮮!海鮮ドン!値段は確か1600円だったかな?働くということはこういうものを躊躇なく食べられるということなんだと、写真を思いながら実感をしてしまった。しかし、本来、自分は食べ物にお金をかけることはあまり躊躇しない人間でもあった。ということも思い出した。

食べるところからも、海が見られて楽しかった。これはまた別のところ。実際にはもっときれいに見えた。浜辺みた景色をちょうど山の上から見られた。ほんとうに良いところだ。また来たいです。帰りの車の中でご主人に伝えた。また来てくださいね。とのこと。

この後は、宿に帰って、のんびりすごした。夜には「焚き火大会」があるとのこと。ほんとうに楽しいのはこれからだった!楽しみを残しておきたいので、また次にします。

おわり

 

 

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千葉勝浦週末旅行 その2 海と僕との会話

ゲストハウス2日目は、電車の音で目覚めた。

事前に知ってはいたけど、ゲストハウスのすぐ横に外房線の線路があり、始まった電車の音が間近に聴こえてくる。踏切もすぐ近くにある。懐かしい音、ずっとある音だけど、このような音が久しぶりに、しかも目覚めの音になるなんて。新鮮だった。

旅での目覚めの音で、印象深いものは、イスタンブールでの目覚めの音、それはおそらくコーランだと思しき音だった。窓からの風景は狭くて外は見えなかったけれども、朝食会場はホテルの上の方にあり、そこから見える風景は、コーランにふさわしいイスラムの風景だった。朝もやにあのような建物が霞んで見えた。旅行の朝というものは、ほんとうに素晴らしいものだと思う。

外に出ようと、玄関に出てみた。ご主人が起きている音はまだ聴こえてこなかったから、まだドアは開いていないのかなと思ったら、ドアは開いていて、早速外に出てみた。

昨日はよる遅くの到着だったから、外の風景は全く見えなかった。

この後に、何度もここを通ったのだけど、その都度に「帰ってきた」と思えるような、入り口だった。この松の下を通ると、松の葉がチクチク刺さってしまい、ちょっと痛いけれども、それも愉しいこと。決して切ったりしないし、文句を言う人もいないのだろう。

すぐに近くにあるこの踏切を渡ると、すぐそこに海があった。すぐそこに海、なんて羨ましいんだろう。僕がどれだけ海が恋しいのか、海はわかってくれないんだろうな、なんて考えながら、吸い込まれるように僕は海岸に向かった。

 

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天気はよくなかったけれども、この雲天においても水の青さがよくわかる。実はこんなに美しい海を近くで見たことはなかったのかもしれない。きたない湘南の海か、そこそこきれいだけど、青さのない瀬戸内海や、異様に一部だけが透明だった、神聖な厳島の海か、それくらいだったかもしれない。

オフシーズンだからか、早朝だからか、人は全くいなかった。風は優しかったよう、と記憶をしている。海だ。海に来れたんだ。東京からたったの2時間で、これだけ美しい海があったなんて。

この両端の2つの尖端に囲まれた岩礁には、この写真ではよく見えないけど、小さな鳥居が建っていた。ちょうどセンターの位置にこれがある。素晴らしい眺めだ!僕はずっとこれを見ていた。すべてを忘れるように。 

 

ここで海を前にして、やりたかったことをやってみた。波を見つめ、その音をただ聴くということ。

Instagram post by 世界のmaemuki • Oct 22, 2018 at 1:11pm UTC

波の音には、3つの階層があるということ。

一番上は、水が波となり、水同士で動く音。

一番下は、砂と水が合わさって動く音

真ん中は、水が動く音。

それが自分が見える範囲だと、3つの動きがそれぞれに波となり岸に押し寄せ消えていった。消えるタイミングは決してかさらない。どういう仕組なんだろう。自分は海のこと、海の仕組みをよく知らない。潮の満ち引きのこともよくわかっていない。月が関係するとか、ロマンチックなものがあったような気がするけど。

ずっと、ずっと聞いていられた。雨ではなくてよかった。ここに雨の音が加わったら、どのようなものになるのか、聞いてみたい気もする。

 

ここで、もう一つやりたかったこと。海を見ながら、音楽を聴くこと。イヤフォンとiPhoneを持ってきた。聴く曲はもう決めていた。


交響詩《海》(ドビュッシー)

ドビュッシー交響詩「海」この間、NHK交響楽団定期演奏会で聞いた曲。

「海の夜明けから真昼まで」「波の戯れ」「風と海との対話」という3つの楽章がある。この曲は単に「海を描写した曲」に僕には聴こえない。ドビュッシーの父親は漁師だった。そして彼もそれを継ぐつもりであったという。しかし、それを選ばなかった。彼にとって、海とは特別なものだったのだろう。それが音から伝わってくる。

海というもの、生命の根源であり、命をつなぐ重要なもの。そして広大である、陸地よりも。いつまでも続く、風景と波、しかし、それは時として牙となって襲いかかってくる。そこにいる限り、いつも死がつきまとう。

そんなことを思いながら、ずっと海を見ていた。最初から最後まで。おおよそ24分程度の曲。イヤフォンだったから、音を聴こえなかった、波の音も、水の音も、そして風の音も。この曲の3楽章は「風と海の対話」であるということで、風の音は聞けたような気がする。

 

この時に限らず、僕はできるだけ、海に行くようにした。雨が降った時もあって行かなかった時もあったけれども、部屋から少しだけ、海を見ることもできた。

そして、なぜ自分がこんなにも海が恋しいのかは、やはりわからなかった。そういうものだから、また来たいのかもしれない。

 

続く

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久ひさの更新!千葉勝浦「お茶の間ゲストハウス」で二泊三日の一日目 あられちゃん!あかりちゃ

みなさんお久しぶりです。僕はついに久しぶりに旅行に行けました!ほんとうにひさしぶり、まあ、仕事探しに東京に来てホテルなどに泊まることはしていました。

でも、今回は、ほんとうに久しぶりの旅行でした!

 

目的は、千葉勝浦にある「お茶の間ゲストハウス」に泊まることでした。

ochanoma

https://www.facebook.com/tibakatuuraguesthouse/

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Facebookで見つけて、たまたま個室が金土と空いているようでしたので、よし行こう!と決意をして予約をしました。金曜日は仕事です。勝浦に行くには都内からかなり時間もかかりそうです。電話をしたところ、駅まで迎えに来ていただけるとのことで、安心して行きました。

https://www.instagram.com/p/Bo1MDa1lnWn/

これから、特に頑張ってない自分へのキツイキツイ戒めのために、ぷちうつ旅行に行きます!その前にアイスカフェオレのなんか、あまいひらべったいお菓子で腹ごしらえという戒めです(ノД`)#戒め #旅行#プチうつ

「特に頑張ってない自分へのキツイ戒め」というのは、自分の常套句、いわゆるクリシェなのです。でも実はこの前に駅弁を買っていて、電車で食べる予定だったのです。なんて贅沢なんだろう、というか自制がきかなくなってきたのです。もういつ死ぬかわからないんだから、と自分にいつも言い聞かせています。そうです。

僕は、ストレスがたまる毎日になってしまいました。大体どこの会社でもそうなのでしたから、いまさらなのかもしれない。そして、働けるだけマシなんだ、という体験もしてきた、はずなのに。。なんて、ことは忘れよう忘れよう。

房総への特急列車わかしおに乗りました。ここは地獄京葉線と同じホームなので、地獄のような道のりです。いくら「動く歩道」があったとしてもやはり地獄は地獄に違いありません。さらに京葉線といえば、すぐ止まる。なんて地獄なんだろう。京葉線ユーザーのいたら激怒または号泣でしょう。哀しいですね。ほんとうにすみません。

久しぶりの旅行に浮かれてしまい、こんな写真も撮ってしまいました。ちなみに望まないのに、1車だけある指定席になってしまい、車内はガラガラ、でした。荷物を置いて、のんびりしていたけれども、停車の度に「となりにひとが来たらどうしようやばい」と荷物を退けたりするのです。小さいな自分…。でも、優しいなって。人間らしいなって。結局だれも乗ってきませんでした。

さきほど書いた駅弁とはこのことです。おいしいそうでしょう?

「食べ物の写真、撮るのうまいですね」と言われてしまう自分が懐かしいですね。「うまくはないけれども、おいしそうと思って写真をとってますよ」なんて品川の「喫茶ダリ」の美人ウェイトレスの方にお話したのをちょっと思い出しりしました。

しかし、そんなにまずくないんですよ。ほんとうです。だって1600円くらいもしましたから、おいしいんです。おいしい。

「僕ってばかだなあ」と外の写真を撮ろうとしたら、こんなのが写りました。ほんとうに莫迦です。

この後、しばらくねむりこけました。疲れていました。「たいしたことしてなくてもつかれるしねむくなるんだな(>_<)」なんて考えていたかもしれません。

しかし、このとき、電車の停車と共に、衝撃のアナウンスが流れてきました。

「えー電車はここで各駅停車まちでー20分の停車となります」と聞こえてきました。さらにその駅は、目的地の一つ前!!!?!

「20分まちなんて嘘だろう」と恐る恐る外にでると、さらに「20分の停車となりますー」と追い打ちのアナウンスが。「いいんだ」とそのまま散策をし、寒かったので缶コーヒー(あったかーい)を買ったりしました。

https://www.instagram.com/p/Bo1c3SUFdeH/

ここはどこなのだれもいないだれも

待合室にも、誰もいません。電車にももう誰も乗っていなかったかも。なんだろう異世界に来てしまった。先程の東京駅の喧騒はなんだったのか。幻か?いや、こちらが幻のはずなのに。まぼろしの世界。Doorsの曲にそんなのがあったような気がする。ああまさか「君の名は」のような世界なのか。都会、港区ではたらくうつOLな僕と、千葉の無人駅のようなところでさまよう自分。君の名は…

楽しいな。僕はこう思いました。旅はやっぱり楽しい。現実があまり楽しくないからかもしれないけど、どんなことが起きるかわからない。まさかあと一駅のところで20分またされるなんてありえない。山手線は自殺が起きたら止まるけど、たぶん自殺ではないのだろう。定刻だからなんだろう。なんて楽しいんだ!

こんなことが楽しかった。旅は始まった。

 

電車は普通に発車をした。定刻どおりに。決められたとおり。サラリーマンのように。僕は港区ではたらくサラリーマンだった。OLではなかったんだ。

「かずさおきつ」駅についた。読めなくて苦労をした。一度「じょうそうこうつ」と心で読んでしまったら、もう後にはひけない。「かずさおきつ」と読めるまで時間がかかってしまう。どうしてこんなにばかなんだろう。そんなことを思うのはやめ、宿に電話をかけ、迎えに来るのを待った。

車はすぐにやってきて、温かい女性のご主人の歓待を受け、宿にもすぐに到着をした。暗いけど、写真で見たとおりの、古民家をリノベーションをした、建物。とても大きい。松の木が自然のゲートになっていて、葉が顔にチクチクあたってしまった。これは避けられない、自然のセキュリティシステムなのかもしれない。

部屋につくと、僕のことを待ってくれている「人」がいた。

 

彼女の名前は「あられ」「あられ」覚えた。覚えられた。こんなにかわいい子と2泊すごせるなんて。あられあられちゃんあられちゃん。

あられちゃん、と名前を呼ぶと喜ぶらしい。頭をやさしくなぜると、喜ぶと宿のあんなに書いてあった。さっそく実行をしたそれを私は。

かわいいかわいいヨークシャーのあられちゃんです本当に賢い子なんですよ!決められたところ以外には立ち入らないのです でも脱走はするらしい!謎だなあ #犬 #わんこ #ヨークシャーテリア

あられちゃんはほんとうに賢い子。行ってよいところにしか行かない。隣接の台所、客室には決して入らない。なんて賢い子なんだろう。すばらしい女性、あられ。あられちゃん。でもたまに「あかりちゃん」と言ってしまったりする。おろかしいおろかしい亜港区ではたらくOLである自分が恥ずかしくてたまらない。「あかりちゃ」と呼ぶとぷいとどこかに行ってしまったりする。「ごめんよあられちゃん」と言っても、もう聞かない。切ないな。

なんて、ことがありました。

 

その後、部屋に案内され、そのまま眠りにつきました。

部屋美しく、無駄なものが何もなく、安らげる空間。きょうの客は自分ひとりとのこと。明日はたくさんいらっしゃるとのこと。あしたのあたしはどんなになるんだろう。

お布団に手足を広げて、うーんと唸ったら、もう眠りの世界へ。明日はどんな日になるんだろう。とりあえず、明日はエクセルもグーグルスプレッドシートもみなくていいんだ(T_T)なんて、思ったりしました。

 

ちょっと調子戻ってきたので、数回にわけて更新することにしました。まだ1日目です。続きはまた明日書きます。楽しみにしていください。僕も楽しみです。

【Le Petitラオス旅行記」

 

今日は、「ラオス」の旅行記を書きますね。

 

ラオス」になぜいったのか?「ラオスにいったい何があるというんですか?」って感じですよね 

 この本が出る前に行ったのですが、ほんとうに自分でもそんな感じでした。この本も読んだのですが、なんと彼と同じような感想を持ちました。彼が行ったラオスは「ルアンパバーン」という世界遺産の街だけ!そして僕もそこだけ!でした。

「そろそろバンコックにもあきちゃったゎ〜そうだ世界遺産の街ラオスルアンパバーンへ行こう…フランス統治だったし…」とか考えて(>_<)

で、バンコクを経由して行ったわけですが…バンコクからルアンパバーンへは「バンコクエアウェイズ」で行きました。

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 小さな飛行機でした。この時は「小さな飛行機」は初めてだったかもしれません

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機内食の画像が残っているのは珍しいです自分にとっては。なぜ撮ったのか、手を付ける前に撮ったのか、それは「おいしそう」で「おいしかったから」です!覚えています!この赤米、そしてちょっとまずそうかな?と思える野菜の何かの煮込み。これがうまかった。あとサラダ的なものも、やはりエスニック風味でおいしかった。そしてスイーツ的ななにか!これもうまかった!そうです僕は食い意地が張っているのです><

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バンコクから、ラオスルアンパバーンへの着陸寸前の風景。あまり記憶にない。その後のヤンゴンバガンの時の強烈な風景と比べると、印象にないということ。両方とも最貧国でもある。どちらもあまりかわらないけど、少しこちらの方が都会のようにも感じた。まだ物事をよくわからなかっただけかもしれない。

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ルアンパバーンの空港にて。ビザ代を払って入国する。ホテルは事前に予約決済済み。予約をしたのはagodaだったと思う。そこまで、乗り合いのタクシーで行った。客は僕と西洋人種の男性1人だけ。僕が先にホテルに着いて降りた時に、その人「Have a Nice Trip」と声をかけてくれた。こういう時になんて言ったらいいんだろう。You too.じゃおかしいような気もする。サンキューと言った気がする。

ホテルは高級ではないけど、場所は良いところ、観光地、街の中心に近いところを取った。古いけどキレイなところだった。

部屋の写真はないのだけれど、なぜかこの写真が残っていた。

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これは…全く覚えていない。ホテルにプールに入ったという記憶はない。しかしこのきたない足は紛れもなく自分である。どうやら入らなかったのだろう。この後にホテルで行くために水着は持ってきていたから…。

街に出て歩いてみた。

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 ラオスはフランス領だった時が長かったせいか、建物や食べ物にもそれが感じられた。いちいち洒落ている。しかしここは最貧国なのに。あまり感じさせなかった。そのちぐはぐなところが観光客を惹きつけるのだろう。この街には「世界遺産」のものがあるというけれど、自分は全くそれに期待はしていなかった。そもそもあまり遺跡などに興味はない。

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この仏塔を意識した花のお供えは素敵だった。

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寺のところにある丘から見えた風景。メコン川だ。そうだ僕は川が好きだった。水辺が好き。なのにこの山の麓の街にきたのは、その理由があったのかもしれない。街へ戻る。

 

街の写真を見て、改めて気づいたこと。ラオスの同じような遺跡の街「バガン」とは全く異なるということ。こちらは道路が舗装されている。そして馬車は走っていない。近代的な町並みだと感じた。それもそうだ。フランス領だったから。同じようなフランス領だったベトナムも、そうなのだろう。ミャンマーはイギリス領だった気がする。歴史について勉強しなければ。

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メコン川とうつくしい夕陽!この川には計り知れない歴史がある。ということを感じさせてくれた風景だった。このような風景をもっと見たい。遺跡ではなく、自然のままの姿を見たいと思う。この後のミャンマーの旅行も、それが一因だったのだと思う。

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東南アジア旅行のたのしみ、そして危機でもある、野犬たちの観察。特にこの時は獰猛で吠えられたりということはなかった。美しい夕陽の色にそまった犬さん達を見て、和んでいた。

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 美しい夕陽、美しい川の光の反映、そして…美しいファラン(タイでの白色外国人を挿す言葉)のカップル…。なぜか「負けた」といつも思ってしまう。なぜ彼ら彼女らはあんなに美しいのだろう。美しい場所で、美しいものたちが触れ合っている。1人の自分…なんてもちろんみえていないのだろう。でもそんなことすら、僕は楽しかった。だからこんなに覚えているのだろう。あの時の感情を!!

そして1人で「ナイト・マーケット」へ…。

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 どうでしょうこの…インスタ映えっぷりと言ったら…当時そんな言葉はありませんでしたよ!たぶんサービスもはじまっていない頃だと思います。今や「インスタ女子」がカメラ、スマートフォン片手にルアンパバーンに行っているのでしょうか。それこそ「旅行ってカメラパシャパシャなんてださい」と思ってしまう…。でもこうして僕もパシャパシャ撮っていて、もっと撮ればよかったうまく。なんて考えたり…おなじ穴のなんとかですね><

 

つづいては、やはりこれだけは残していた、「ラオスでのおいしいおしょくじ」です><

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 これは見ての通り、ブレックファーストです🍞このーフランスパン!固い固いフランスのヴァゲットとは違いますのよ。とても柔らかいのです。歯がアレでも大丈夫ですのよ!その他には印象は特にありません。とにかくパン!パン!

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せめて紙袋をはずしてから、写真を撮ればよかったと思います。今では「バインミー」という名で有名になったサンドイッチです。わわわたくしそのかつては大都会新宿区の新大久保と高田馬場の間、というcelebrity、しかしドヤ街だというよくわからないところに住んでおりまして、高田馬場に「バインミー」のお店ができたのです〜!

食べたのですが、やっぱりパンは日本風にかたく…そういえばフランスのパンも固いことで有名でしたね><いったことないから…。

味は「パンがとにかくおいしかった」そして、中に入っている菜っ葉、ミントの葉かな?自分、草系好きなのです!なんでも好きなんですけど。この写真を見てたら、菜っ葉に食らいつきたくなりました。長野では菊とか野沢菜とかしか売っていません><菊もきらいじゃないけど…><

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このおいしそうなフォー?なのかな?味はやはりあっさりだがコク深し。これも傍らに山盛りの菜っ葉が添えられています。中に入っているのはパクチーだったと思います。パクチーも大好き><

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これです「忘れられない鶏」です!これは…ある日、ルアンパバーンの街をぶらりと歩いていました。そしたら、道のすぐそばをにわとりさんがコレっコレっクックックと歩いていたのです。「あら美味しそう」と一瞬思ってしまいました。「なんて残酷なんだろうでもいつも鶏肉たべてる鶏肉だいすき」とか思っていたら、その真横で、なんと鳥を焼いて売っていたのです!もう全く迷わず、指を1つと指して、現地の方から買いました!

その鳥焼きの美味しいこと…。日本で食べていたニワトリとは全く違うのです。臭みがなく、滋味あふれる旨味がひろがり…香りも素晴らしい!ああ、これは…

美味しんぼで載っていた、庭で日光を浴びて育ったニワトリの味だ!栗田ゆう子のおばあちゃんがボケてしまって、好きだった”鳥の水炊き”の店に行ってもまずいまずいとか吐いてしまう。山岡サンどうにかならないのかしら?と例のごとく栗田ゆう子が山岡さんに相談をして『もしかしたら…』と思いつき、知り合いのニワトリを自宅の庭で育てている人に相談をして鶏肉をワケてもらい…おばあさまに食べさせると…これだよ!ゆう子!この味だよ!といきなりボケ回復!そうすると山岡サンが最近はブロイラーで日光にも当てずろくでもない化学物質ばかりの餌ばかり食べさせているから味が落ちるんだ!!」

って言っていたやつだ!!と思ったのです。ごめんなさい。「美味しんぼ」は僕の味覚を育ててくれた、人生そのもの…なのかもしれないです!

「旅で美味しかったものは?」なんて聴かれるのですが、迷いもせず「ラオスルアンパバーンの街角で売っていた鳥焼き!」と答えます。「忘れられないニワトリ」とはこのことです。

 そんあこんあで、ラオス旅行記はおわり!です。さきほどの村上春樹の「ラオスにいったい何があるんですか」という本の通りだと書きましたが、彼のラオスルアンパバーンだけ!やったことは、「その辺ぶらり」「おいしいグルメ」「街一番の高級ホテルでひたすら読書」みたいな感じです!僕と違うところ…高級ホテルだけ!感想は「行ってもいいと思うけど、遠くからわざわざそれだけのために行く人にはすすめないかな」みたいな感じでした><同じです><

maemuki.hatenablog.com

ついでに貼っておきますね。ついでにこちらの素敵ショットもどうぞ><

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【好きホテル】おひとりさまで泊まったおすすめのホテル紹介 その3 松山のスーパー温泉銭湯付きホテル

みなさんこんばんわ。前向きです。前向き…嫌な名前ですね…。「前向きさん」って言われたりもするんですよ。ネットで知り合った人には、でも他は「たかぎさん」なのです。当然です。僕が「まえむきさん」なんて呼ばれているなんてみんなしらない…

もうひとつの名前が僕にはある…。そう悩んで悩んで人生ひとり旅がはじまった。

ということで、今日は好きホテルの続きをかきます。

今回は、いついったのか、よーく覚えています。それは…「北海道逃避行旅」のあとです!

maemuki.hateblo.jp

北海道の旅は途中で帰ったことは書いてあります。この旅は、そもそも失業、クビになったのでそのショックでのヤケクソ逃避行だったのです。

契約社員だったから仕方ないです。正社員と同じ仕事をしていたのに!仕方ないです。本当はちっともやりたくない仕事だったから…入った僕が悪いのです。

まあ、それはいいとして!

クビになった。契約更新されなかった。契約更新がされなかったということは、そうです。失業保険が出るのです。クビ宣告のあと「よしいいやもう有給消化だけ契約終日まで休もう知るかばか」と思い、「ちくしょうそうだ逃避行してやろうくそ」と思いつきで行ったのが北海道でした。そして美瑛の途中でくび会社から電話がかかってきたのです「失業保険でるから早く手続きしないと」と言われてすごすご帰ったのです。この旅日記の最終回は成田からのバスにのって都会のビルを見ながら泣いているような記述もあります…。

ごめんなさい。でもそういう事情があったのですよ。で、この「松山」の旅は、その延長です。失業保険が出たので「いいややけくそだ」と思い、いつも「楽天トラベルチェック」とあとは「LCCのチケット価格のチェック」に励み、その成果が松山行きでした。この頃LCCがすごくやすかったです。札幌もエアアジアでした。福岡に行ったのですがそれも安かった。たぶんエアアジアです。松山は…ジェットスターだったかな?でもやすかった。

そしてホテルは楽天トラベルチェックにて発見した、このホテルです!

たかのこのホテル・たかのこの湯

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ここは温泉のスーパー銭湯と、同じところが経営しているホテルが隣りにあるところです。スーパー銭湯は宿泊者は入り放題!「温泉があるホテル」がたのしい、ということをこの時は知っていました。温泉に入って、ちょっとのぼせたら部屋までなんとかたどり着いたらベットにゴー!ベッドアタックでゴー!で、てきとうにのほほんとしたらまた温泉へゴー!なんて楽しいんでしょう。

この時はさすがに平日月木四泊はしなかったと思います。3泊かなあ〜料金は安かったです。今確認したら、シングルルーム最安朝食なし6000円でしたが、もっと安かったような…

そんなこんな成田から松山空港からバスで松山市内へ向かいました!まず名物のミートソースのスパゲッティを食べました!

ja.foursquare.com

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甘い味のミートソースが特徴の松山名物ということで、いただきました!

感想は…とにかく量が多かった!そういう印象です。まずい、ということはなかったです。

その後は、ホテルへ直行しました。ローカル線に乗って「たかのこの湯」へ。「鷹ノ子駅」ということろが最寄りのようでしたが、そこよりも一つ手前の方が近いかも、と地図を見て思ったので、そうしたら近かったのでラッキーと思った記憶があります。

駅からホテルまでは約8分くらい。線路沿いにあるので分かりやすかったです。伊予鉄道横河原線。また乗る機会はあるのでしょうか。やはりローカル線はそこの住む人達をゆっくり観察できておもしろいな、とその時におもいました。素朴な女子高生。意外といるスーツの人。今はローカル線しかない身分ですが、その時は自宅勤務地も山手線という時だったので、そういうものも、よく見えたり…

 

ということで(毎度すみません)、ホテルに到着しチェックインしました!

部屋はシングルルームですごく綺麗でした!

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清潔清潔!やはりホテルはキレイなほうが良いですよね。当たり前ですが。日本はどこも古くても綺麗で感心します。ここは新しいので、本当に綺麗です。ロビーなども綺麗でしたよ。 

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画像は公式のものです。さすがにカメラ持ち込みはできませんからね…。こんな感じで改装したばかりなので、新しくて綺麗で温泉も良い感じの泉質でした。

ひたすら、時間を忘れてのんびりできました。温泉宿でなければ、それはできないことです。スーパー銭湯が家の近く、だったらよいのですが、やはり電車などで帰るところにそれはあります。だから、帰りは何時にしよう〜とか気になってしまって…。

ここは24時間営業ではなく、深夜に終わるところですが、いつになってもよい!それが目的でした。自分は閉店時間とかも気にするタイプで、「21時まで」となっていると、別にいいのに21時の30分前くらいになると「早くでなくちゃ早く早く」とか思ってしまうタイプなのです。そういう人いませんか?気が弱いだけかな…

温泉につかって、ちょっとのぼせたら服着て部屋帰ってベッドでダーーーん!ほとぼりが冷めてきたら、再び温泉へ!その繰り返し!こういう事をしている「お酒が飲めたらなビールとか」といつも思います。飲めないのです。飲みたくても飲めない。でもお金がかからないので、いいかなと。でも飲み会割り勘は許せない!ごめんなさい…。

 

ひたすら3泊4日、それだけで過ごしていたわけではないですよ!やはり愛媛、実は2度めだった(後で気づきました…高校の時に吹奏楽班で演奏で来ていました。愛媛より”レオマワールド”が強烈すぎて…)のですが、愛媛の街を散策するのは初めてだったので、楽しみでした。

 

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 松山城天守閣へ向かって…リフトです!しかも一人乗り…僕はスキー場、つぶれそうな実際つぶれた小さなスキー場の横に住んでいたのです…そこはしょぼいので、1人乗りのリフトだけでした。僕の部屋のまどから、リフトが見えて、冬は載っている人同士が大声で話す声と、リフトの音がうるせえなあ〜なんてことを思いだしたり、今も思い出します>< でも雪がない!ここは四国!えひめけん!ラララ〜♪とすぐになりました。

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素晴らしい眺めです〜!お城など、その主の居所が残されていたところ、建物は違っても眺めはあまり変わらないんだと思います。建物は変わっても、眺めは同じ。この天守閣にたどり着くまでに、歴史的な展示がたくさんあり、興味深く見ました。中には当時から残されている立派な甲冑もあったりして。歴史には詳しくないですが、やはり実物だと思うと、興奮しますねー。

 

そしてそして、恒例の「あやしい洞窟寺院」石出寺です!

石手寺制作公式HP-悩み相談・駆け込み寺・四国霊場/仏教信仰遍路解説・国宝重文7点厄よけ子宝安産

↑ホームページビルダー的で愛らしいページです!

 

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外にある仏像も強烈なものばかり。心が盛り上がってくるのを感じます。

そしてこちらが洞窟への入り口です。地獄への入り口です・・。

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 写真はこれだけですが、ここと他の洞窟系寺院との大きな違いは、本当の洞窟だということです。ミャンマーのピンダヤ洞窟も、おそらくはそうだとは思いますが、こちらはリアルに掘り進めたということが伺えます。大袈裟な装飾もなく、それが洞窟感を煽って物見遊山で来ている自分が少し恥ずかしくなるほどでした。

自分は信仰心というものが、全くありません。神教、仏教キリスト教イスラム教、創価学会統一教会オウム真理教(現アレフ)、天理教生長の家、大本、真光、霊友会立正佼成会など、信仰はしていません。このように、「信仰心はないけど宗教ウォチングは大好き」という畜生なのです…。

なので、寺社仏閣を訪れても、手を合わせたり礼をしたり、手を水で洗ってきよめたり、などはしません。親に連れて行かれた神社でも、一応やりましたが、心ではなんとも思っていませんでした。自分がおかしいのでしょうか。

それでも、宗教を信仰している人、できる人はうらやましい。タイ、ミャンマーそしてイタリアで行った街中の教会で、国民がみな信仰心が本当に熱いということを目の当たりにして、素晴らしいなと思いました。

 

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そんあこんなで実はこの旅でもっとも印象的だったのが、この「みかんかき氷」です!

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 松山城前の街道にあった、お店です。「そういえば愛媛といえばみかんだ愛媛のみかんは世界いち〜♪みかんみかんみかん!なんて曲あったな〜」(SEX MACHINEGUNSの”みかんの歌”です)

www.youtube.com

いいですね〜「命の水だ〜ポンジュース~♪」ポンジュース大好き!

ということで、ここに行ったのですがこのかき氷のおいしいこと!みかんの味、みかんの甘さが広がって…身体の中が綺麗になったような気さえしました!もう1回食べたいです!

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おそらくその後に食べたと思う、ちょう美味しそうな食事の写真が出てきました。しかし全く覚えていないのです。よほどみかんかき氷が強烈だったのでしょう。しかもビールなんて飲んでいますよ!失業中なのに愛媛まで飛行機で来て温泉入ってホテルとまってご飯食べてビールなんて…

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でもみかんのことはよく覚えています!みかんジュース。生のみかんだけのジュースです!冷たくて美味しかった。台湾の渓谷ツアーで連れていかれた土産屋でウォーターサバーの水をのんで「冷たくておいしい」と言ったら、「冷たいだけでおいしいの?」とか言われた記憶があります。冷たいだけでおいしいのです!

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もちろん「みかんソフトクリーム」も食べました!旅行でソフトクリームは基本でしょうー富良野のラベンダー畑で3回もラベンダーソフトクリームを食べたおじさんですからね!この時はこれだけでした!もっと極めればよかったです。

みかんジャムが添えられていて、ほんとうにさわやかな甘さと味。愛媛でしか食べられない味です!また食べたい><

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 ホテルは朝食無しプランだったのですが、最終日になんとなく注文して食べてみたのです!そしたらすごく美味しかった!素朴なものだけですが、おかずの品目も多く、一日の始まりが素晴らしくなるように、という心遣いが感じられました。

 

これこの旅は終わりです。

書いていて気づいたのですが、これが現状僕の「最後の旅」でした。この後、長い失業期間があり、支給期限ギリギリでやっと仕事が決まりました。しかしそれは派遣社員の仕事。世間的に見たら、落ちてしまったのですが、僕のやりたい仕事だったけど経験の無かった仕事に就くことができました。

しかし、1年後に派遣契約は終了し、その後はまったく仕事が決まらず、実家に連れ戻されてしまいました。

その後、奇跡的にその派遣でやっていた仕事に、また就くことができて、まだ始まったばかりです。東京に帰るために資金にはなりそうにないけれども、副業も可能なのですが、田舎ではロクな仕事がないのです…。しかも足もおかしくなり、かつてのように自由に闊歩することもできなくなり、そしてこの地においては接客業くらいしか副業になりそうなものは無い…。

そんな状況ですが、なんとか糸口をみつけていつか東京に帰ってまたフラッと自由にどこかへ行けるように、頑張ります!

おわりです!