さわやかトラウマ一人旅日記

音楽が好きな30代男がぼっちを極めるため、世界や国内をヤケクソ気味に一人旅をしたその記録です!

西日本ぶらり一人旅日記 その1「プチうつ絶景宮島」

みなさんこんにちは!またまたまたひまになってしまってうつなまえむきです!

今日は、またまた過去の旅振り返りをしたいと思います〜><

もう、旅なんて当面行けそうにないから、過去を振り返って自分を慰めるしか無いという状況なのです。

でもまあ〜生きている限りはきっと行けるはず、かもしれない。。。

 

というわけで、過去に行った、広島から倉敷までぶらり一人旅をした記録を書きますね!「ぶらり一人旅」とは言っていますが、当時は当然働いていたので、有給を取りつつの土日挟んだ旅です。なので、事前に全ての予定を決めて、ホテルなども決めて、仕事中にサイトから予約して(ごめんなさい・・)、そして現地の情報なども調べつつ(ごめんなさい・・)、行きました!

 

まず、向かったのは「広島」です!東から西へ行く作戦です!

こちらは「平日だから空いてるよなぁ」って感じで、当日に新幹線の席を買って行きました !

「広島は遠い。結構遠い」ということはわかっていました。実は、高校生の時に、行っていた、たと、思うのです!普通、高校生の修学旅行なんかは、いくつになっても、不惑の歳になっても、覚えているはずなのですが。。。

 

高校生の修学旅行でハッキリ覚えているのは、「宝塚歌劇団大劇場」で宝塚歌劇団の公演を、クラス全員で観たことです!

演目もハッキリ覚えています!雪組公演の「ブルボンの封印」「コート・ダジュール」です!そんなことまで覚えているのに、他の記憶がないんですね。もしかしたら、姫路城も観たかも、あと京都にも行ったかもしれないのに。

広島は「宮島」に行ったのか、行っていないのか、わからない。行ったような気もする。

だから、「まずは宮島に行って、行ったのか行ってないか」を確かめたかったのです!

 

いろいろ、調べているうちに、「宮島と本島を往復する船は日が落ちる前に終る」「宮島には旅館やホテルがある」ということを学び、「でも一人で泊まれるようなところはあるのかな」といつもの通りの心配をしてのですが、「ビジネスプラン」という感じで、シングルのお部屋があるところを発見してうほほーいという感じで予約したのです。

 

実のところ、僕は「島好き」なのです!なんでかわからないのですが、インターネットであるサイトを見たことがきっかけだと思います。

日本の島へ行こう

こちらです。日本のほとんど全ての島の情報、人口、面積、名産、産業、実態などが書かれています。「こんなところにも人が32人も住んでいる!」「人口7人だけかよ!もう半分死んでるんじゃないのー」とか「小学校だけしかない!中学校は船通学?」とか、いろいろ想像力が膨らみます!

自分は愛知県名古屋市生まれなのですが、人生の途中から山山山山の上に行ってしまって、「海がこいしい」という気持ちもつねにありました。だから「島なんていつも海しかないんだからちょううらやましい」という心の表れだと思うのです。

 

「宮島」というと、厳島神社ですよね!でも正式には「厳島」なんですよね。よくわからない。

チンチン電車の終点から、船に乗って、その前に名物の「あなごめし」を食べました!

船の乗り場の近くのところです。なんせ写真がもう見当たりません>< 例によってですが・・・その後、旅館まで歩いて・・その前に、船着き場前のお土産屋、そして焼き牡蠣を食べました!やっぱり広島といえば牡蠣ですよね。実は以前、牡蠣に当って、黒いそのあの吐瀉物を吐いた覚えがあったので、ちょっと怖かったのです。翌々日にそれはくるらしい。どうしよう。と思ったのですが、なんともなかったです!

 

旅館に行く前に、ちょうどあの厳島神社がありました!

記憶には、やはりあるような、無いような。

鹿さんもたくさんいて、かなり大きくて怖かったです!本当に怖いですよね〜けっこう意気盛んで、やる気まんまんな感じです。可愛いのですが、やはり動物は動物です。

なんて思いながらも、その美しい風景に、感動しました!

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どうです。この美しさ。そしてこの素晴らしい天気!

「旅行の時だけ天候に恵まれる。それは普段ひどい目にあっているせいだ」というのが、僕の思い込みでした。それは「旅行に行けるくらいなんだから十分ひどくない」という今の現実から、わかりました><よかったとしても、たまたまですよね。

 

この後は、そのあたりをブラブラしたり、誰もいない浜辺をみつけて、その水の綺麗さに感動したりしました。海の前であんなにゆっくり過ごしたのは初めてだったかもしれない。わーいと言いながら、ひとり海水と砂で遊んだりしました☆彡

 

その後、島の陽が陰りはじめて、人々がすっかり少なくなりました。この日は平日でしたが、人はまあまあいました。ちなみに行ったのは2月の中旬ごろだったと思います。

 

その時間になると、往来の船がもう終わりになった終電ならぬ「終船」の時間です。

僕は、この日この島に泊まる。

その時間でしかないものを観たかったから。

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見て下さい!この光景!なんて美しいのでしょう。これは加工なしです!たぶん!いや、フォトショップなんて持っていなかったので、本当です。たぶん><

でも、この風景の中に自分がいたなんて、信じられないのです。ミャンマーなんかもきれいでしたが、やはり宮島も負けていない!さすが世界遺産!だなーと思いました。僕は思いました。「これは初めて観る風景だ」と。

高校の時に宮島口まで来たのは、確かでしたが、僕は船に乗らなかった。友だちがいなかったから、だと思います>< それを思い出してしまいました!!!

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もうひとつ発見がありました。

常識なのかもしれませんが、鳥居のあるところまで、潮が引くと歩いていけるということです!本当に知りませんでした!潮がみるみるうちに引いていくと、みなさんぞろぞろと歩いていきます。まるで当然のように!僕は一切知らなかった。。

驚きの無知さを感じながら、僕はあるき出しました。自由って素晴らしい…

 

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他人のみなさまです。自由だと、友だちもたくさんできるはず。。。でした。

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鹿さんもひとり。僕もひとり。でも、彼はエサを貰えるのです。かわいいねとか言われて。僕はもちろん他人様にかわいいなんて言われたことは。。たぶんありません。たぶんですよ。「ある」だなんてそうだとしても恥ずかしくていえない。ほんとうに恥ずかしいです。無垢な鹿が羨ましい。鹿さん、僕のデジカメの友だちになってくれてありがとう。

 

こんな「プチうつ」を優雅に楽しみながら、僕は歩いてホテルに向かいました。

まったく土地勘はないのですが、なんせ旅には慣れています。一人旅にも。。ひとりにも。。地図通りに鳥居からは近かったのもあり、迷わずに到着しました。

 

泊まったのはこちらです。

travel.rakuten.co.jp

こちらに「シングルルーム」というのがあったので、そこに泊まりました。旅館にシングルルームがあるなんて〜!ビジネスホテルみたいな部屋のようでしたが、気にならないです!お値段も安くて、ホイホイ予約しました!

こちらに温泉もあるとのこと!これは楽しめそう!あと、「おひとり様のご夕食」も予約可能とのことで、やほーいと予約しました。

 

「ああああの楽天トラベルでよやくしたまえむきです。。」という僕に旅館の人たちは非常に親切に接客してくれた覚えがあります。そして、なんとなんと「閑散期なので、お部屋をアップグレードさせていただきますね」とのことでした!!

「やりい」と思いました!部屋に入ってみるとなんとベッド2つにせり上がりの和室付き!うへえと思いましたが、いいのかな〜と思いました。もうネットで決済済みでしたのでしたので、もう請求されることはないとは分かっていましたが。

とりあえず、お茶を入れて和室で飲みました♪もちろん恒例の「ベッドアタック」(走ってベッドに向けてあたっくするのです。リッツ・カールトン大阪でこの味を覚えました)もした覚えがありますが、もちろん2つあるベットの1つだけですよ。気が弱いんです。気を使ってしまう。おちゃは飲んだけど、お風呂は使わなかったり。。。

 

その後、「おひとりさま」の夕食をとるためにレストランに向かいました。部屋食はやっていないとのことでしたが、「おひとりさま向けの席をご用意いたしますね」と、案内してくれました!本当にいいところ。

実際に行くと、ファミレス的な個室、離席と離れてはいない、個室ではないのですが、衝立てがあって、顔は合わせないかんじでした。

 

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ご飯はこんな感じでした。この写真しか残っていなくて悲しいのですが、美味しい和食のコースです!得にこの海鮮盛りは最高でした〜!

 

この後、宿の無料サービスで宮島を観光するいくつかのコースがあり、「夜の厳島神社ツアー」というのがあったので、それはーさんかしなくちゃ!ということで参加しました。

外に出て注意として聴いてはいたけど、目の当たりしてびっくりしたことは「暗い」ということです。街頭も無く、家もない。そして島です。だから暗い。長野も暗かったけど、それとは比べ物にならない暗さでした。

そんなに暗いので、ガイドさんは懐中電灯を持って、誘導してくれました。

 

他の参加者もたくさんいました。ひとりだと浮くかなあと思ったけどなんせ暗いので誰も見えません。

ガイドさんがいろいろ説明してくれたのが、心に残っています。

・宮島の歴史について。古くから信仰されて守られてきたところ、台風等で倒壊してもなんども立て直してきた。

原子爆弾投下でも、まったく損傷がなかった。そして放射能による汚染もこの宮島の付近だけ、まったくなかった。そしてアメリカの空爆厳島神社は避けていた。

・海流の関係で、広島都市の付近の汚染はまったく影響しない。

・このような事から、更に信仰を集めるようになって、島人達の暮らしは制限されることもあるけれども、この厳島のことを愛しているので気にしていない。

 

とのことでした。僕は感動しました!歴史に裏付けるものがあるんだと…。

そして「海がきれい」ということについても、言及がありました。やはり海流の関係と、周囲の協力も大きいとのこと。「でも、やっぱり不思議です」とのことでした。うーん凄いですね。神に護られた島。まさに世界遺産です!宮島厳島サイコー!

 

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この後、僕は一旦旅館に帰って、温泉に入りました!温泉の施設も新しくてきれいで、あー本当に最高!

 

最高だらけで絞めたいと思い、島のカフェに行ってみることにしました。

こちらです。

https://tabelog.com/hiroshima/A3402/A340202/34021720/

オシャレな外観だったので、「あそこに行ってみよう」と先に目をつけていたのです。旅行先で知らない店に入ることは、実は実は結構苦手なのですが(それでミャンマーとかローマとかよくひとりでいけましたよね我ながら)、「えい」とばかり、入りました。その道程はとても暗かった、さきほどよりも更に暗かったことが印象に残っています。街があるから暗く見える。街ではないところの暗闇の中にいたこともありましたが、外を歩いても何もないから、夜は外には出ませんでした。夜がこわい、と思ったのは、その時がはじめてで、この時は「こわい」とは思わずただただ美しいとだけ思った記憶があります。

 

店には先客がいて、僕の席から離れたところで店主のかたたちとずっとずっと話していました。もちろん地元の人たちです。

ものすごく爆笑をしていて、僕が眺めていたら「ほら、お客さんもびっくりしてるよー」なんて話していました。僕はアルカイック・スマイルを決めました。

島で暮らすなんて、大変な事も多いのだろうけど、「海が毎日見られる」なんて僕にしたら、山での閉鎖的な生活をさんざんに味わってきた自分には、羨望しかありません。だから、彼らが羨ましかった。暗い街を歩いて、オシャレなカフェに行く。素敵な生活ですよね。。

 

ちなみにこの時は山ではなくて大都会新宿区に住んでいましたのでご安心?を!!

 

この後は、朝風呂をきめて、チェックアウトしました。

しばらく宮島をブラブラ歩いたりしました。印象的だったのは、少し山道に入ったところで外国人の親と子供(金髪でちょう可愛い子でした)が海の方を指さして「Beautiful!!」と言っていたので、僕もそこを覗いたら、海の中の鳥居が青い中に浮かんでいる風景でした。確かにBeautifulでした。日本の誇りですよね。

 

そして宮島を離れて広島市内でお好み焼きを食べた記憶があります。あんまり美味しくなかったので、写真はありません!ごめんなさい。

意気揚々と電車に乗って、次の目的地は「尾道」です。

長くなってしまったので、また次にしますネ。

 

ここまで読んでくれてありがとう!