【台湾旅行記3】思ったよりキレイな日月潭でサイクリング!
台南を軽く観光し、また移動で台中で一泊。これは良くなかった。なんだか移動ばかり。そして台中からバスで日月潭へ!
日本だと志村けんと金城武のCMで有名になりましたね。あの湖の前でチェアに横になってるCM、凄くキレイ(映像見つからず)。
このホテルですね。やっぱり高いので、泊まれないけど・・いつか行ってみたい!
しかし日月潭自体の口コミは微妙。「日月潭」でGoogle検索すると関連ワードで「日月潭 臭い」なんて出てくる(今は出てこない)。「わざわざ遠くまで行ったのに特に何もない」とか散々。
でも人工湖で山の中にあり、観光地…。どこかで聞いた事がある。そう、白樺湖!みなさんご存知かな〜?長野県の茅野市にある人工湖の観光地。僕は前近くに住んでました。なぜか縁を感じてしまったので、日月潭に行くことにしました。
台中からはバスで2時間弱といった感じか。
長い山道を進んで、進んで、突然景色が開ける!こういう所も白樺湖に似てる。
「わあああ」「おおおお」という声がバスの中から上がる。たぶん「思ったよりキレイだ!」という感じも含まれてると思う。僕もそう思った。この日は超絶ピーカン(死語)だったので、特に水の青が鮮やかに見える。白樺湖は晴れでも雨でも濁っていた。何が違うんだろう。
終点につくととてもキレイなビジターセンターがある。妙に整ったところが、ほんと日本っぽい。これは悪口でもある。もっとオリエンタリズムも感じたい。
と言いつつも前から目をつけていた台湾の自転車メーカー「GIANT」のレンタサイクルへ。ここがまたオシャレだし、店員さんも親切!イイ!台湾って日本よりイイね!
これが借りた自転車!カッコイイ〜し、乗りやすかった。GIANTの自転車ほしいな〜日本でも売ってないかな?
しかも地図やお水だけでなく。イザという時の為の無線機まで貸してくれる。しかもGPSもあるらしい。迷っても安心!
日月潭のサイクリンロードは有名で、「世界一のサイクル・ロード」とさえ言われているらしい。
ゆったりと走って、景色を眺められるようになのか、いい感じで道も曲がっている。スピード出すのを防ぐためなのかも。上の写真のように、橋になっているところが多いので、浮遊感がある。楽しいな〜
「ロード!途中ハード」みたいな事をGIANTのお兄さんが言ってたのはこれか・・・
途中サイクリングロードとは言えないハードな道が。ここであっさり断念する。そこまで体力も無いし、無理しちゃいけない。
帰り道もゆっくり。
台湾で流行中の結婚写真。今日なんて撮影にピッタリだなあ〜お幸せに!と言いたいけれど、この「持ってる」感。既に幸せすぎて大変そう。ああー私より不幸でいて!!!!
ここまでの日月潭の印象は悪く無い!むしろ良い!やっぱり天気が良くて水の青がキレイに見えるのが大きい。それにGIANTのショップ&レンタサイクル、ビジターセンター、サイクリングロード、どれも落ち着く感じで良い!
この後、遊覧船にのって本日宿泊するペンションがあるエリアの「伊達邵」へ。
【台湾旅行記2】佛光山見学、そしてタクシーでトラブル!
「佛光山寺」を見学
2日目、泊まったホテルをチェックアウトする。大きいけど古いホテル。預けたルームキーを返してもらうときに「ファイブー ゼロ ゼロ ワン」(5001号室)といったら、若いフロントの男女の2人が大爆笑していた。馬鹿にされてたのかな><
この日は「佛光山」へ。臨済宗の総本山。日本にもいくつかありますよね。下記の台北ナビの記事を見て「これは行こう!」と思い行きました。
台鉄に乗って、各駅で10分くらいの「九曲堂駅」へ向かう。日本で昔に使っていた車両だろうか。懐かしさがなぜか込み上げてくる。
ドアは自動で閉まったりせず、走り出しても常に開けっ放しである。さすがに急行は閉まるようになっていた。窓から見える台湾南部の美しい緑が眩しい。
九曲堂駅からタクシーに乗る。圧倒的なローカル感漂う駅前には小さな店がいくつか並んでいるだけ。タクシーはいたが、中に人が乗ってない。そうするとビニール袋を持ったおじさんが来た。袋の中には麺の料理が入ってた。台湾ではこのスタイルでのテイクアウトがある。おじさんはタクシーの運転手だった。
メモ用紙に「佛光山」と書いたのを見せると、アイヨアイヨー乗って乗ってみたいな感じでタクシーに乗るように言う。この時「おじさんが食べてからでいいよ」と言いたかったが、どうにも言葉が出来ない。ジェスチャーでどうにかなったかも。今でも悪いことしたなと思う。
タクシーで10分ほどで「佛光山」に到着。あまりに広大で、精緻であり、美しい。しかし平日とあってか、人の数が少ない。お祈りの最中なんだろうか。
ここでの目的は「洞窟」寺の洞窟好きなんです!ミャンマーでも行ったし、松山の「石出寺」のマントラ洞窟、そして「寺の洞窟」に目覚めるきっかけになった広島の生口島の「耕三寺」の洞窟などに行ったことにあります。
キリスト教に根付いた宗教美術は「これ、本当に信仰心あるの?馬鹿にしてるんじゃないの?ってのが結構あるなと思ってましたが、こういった洞窟の中にも「何か変…」みたいなのが山程あって相当おもしろいんですよ!
この空間に客は自分一人!高雄スタンドアローン!これ、電飾は常に付きっぱなしではなく、センサーがあって、光ったり、マネキン…じゃなくてお坊さんっぽい何かの人が動いたりするんです。しばらくすると照明が消えて、人形が動かなくなるんだけど「シュン・・」みたいな音がするんです。誰もいないから凄くその音も響いて、シュールで面白かった。今は中国人観光客の人が沢山いそうですね。
可愛い佛光きゅん!いや、名前は不明で、今適当につけました!そしてキレイな花!このように全体的に丁寧に整備されていて、素晴らしいです。
タクシーでトラブル
今度はバスで高雄駅まで戻ろうと思ったけど、 時間が合わず、急遽タクシーに乗る。
行き先は…ガイドブックで覚えた中国語で運転手に「高雄火车站」(高雄駅)と行ってみるそうすると「高雄○☓△??」みたいな感じで何度も聞いてくる。まったくわからないので、頷いて応える。
タクシーが街外れに停車する。あれ?ここ高雄駅?電車が沢山通ってるところだったけど、電車が無い。ここは誰?私はどこ?何なんだ。町外れっぽいところだけど、人は何故か沢山いる。集団になって、少し沈んだ顔をして、列を作っていた。
列を付けてみて、やがて気づいた。ここは火葬場…!
「高雄火車站」と言ったつもりが「高雄火葬場」と伝わっていたのだ! ショック!普通に「高雄ステーション!」でも通じたかもしれないのに。中国語は発音が難しいですね。タイ語もそうだけど、「声調」ってのものがありますからね。。カタカナ中国語じゃ通じないですね。
せっかくだからしばらく見学する。列は途切れずやってくる。みなさん静かで、悲壮な様子は感じられない。淡々とゆっくり歩き、バックでは「蛍の光」が流れている。蛍の光がこういう場面で使われるのは日本と共通か。
この後、気を取り直してタクシーを拾い、メモ帳にデカデカと「高雄火車站」と書いて無事駅に到着。台湾(中国も)は漢字が通じるからいいですね。台湾旅行にメモ帳は必須です!
【台湾旅行記1】2011年5月の台湾 いざ、高雄へ
読んでいただき、ありがとうございます
このさわやかトラウマ一人旅日記、全く更新していないのに結構(大した数じゃないけど)アクセスがあるんです!ありがたい!ありがとう…。
はてなのプレミアムサービスに加入していないので、アクセスの細かい動向はわからないけど、てっきり「アレ?自分の記事、自分で読み過ぎたかな」って思ったんです。「ログインしてるユーザーが自分で見たらそれがアクセス数にカウントされるなんてありえない」って思うでしょ?でも、はてなだからあるかも?はてなダイアリー時代はログインしている自分の分もカウントされていた。でも半月で1000とかさすがにそこまで自分で見ない。
誰かが更新を期待して何度も来ているとは思わないけど(やはり検索が大きいと思う)、結構な人が来ているのに全く更新されないブログというのは寂しい。しかし旅行に行けない(悲しい事情)ので、更新もできない。ということで過去に行った旅行について書くことにします。
2011年ゴールデン・ウィークの台湾!これは僕のベスト一人旅と行ってもいい素晴らしい旅行でした。今は台湾旅行ブームだし、情報が古いけどきっと役に立つと思う。
今でも何故か覚えている数々のエピソード。でもいつか記憶から消えてしまうかも。仕方が無いけどそれはやはり寂しい。せっかくだからここに残しておこうと思い、更新します。
台湾新幹線で、高雄へ
「世界一危険な航空会社」として有名な><チャイナ・エアラインで台北へ。
バスで桃園空港から新幹線の駅で移動し、台湾新幹線へ。目指すは台北第2の都市、高雄。カタカナ読みだとガオシュン。実は台湾はこの時3回め。1回め2回め共に、台北近辺の旅だった。よく「外国人が東京だけを旅行して日本を知った気になるのはおかしい」という意見がありますが、本当にそうですね。それは他の国にもあてはまるなと思い、台湾の「台北以外の場所」に行ってみようと思い、スケジューリングしました。
台湾新幹線の終点から地下鉄に乗り換えて、中心部へ。地下鉄をあがって、まず思ったのは「暑い!」雲ひとつ無い青空に、日差しが容赦無く注ぐ。そういう気温もあってか、街には南国感が漂う。植栽の植物もヤシみたいだったり、どこか南国っぽい。台北との違いもわかってきた。日本の都市では那覇と横浜と大阪って感じ。
旗津島
2011年5月の台湾、という日程を強調したのは理由がある。何があったのか、日本人なら絶対に知っている筈だ。
当時の日本「もしかしたら日本はもうダメかも」なんていう空気に満ちていた。台北行きのチケットを取ったのも正直に言うと4月中旬だった。逃げたかった。一瞬でも。この時期に享楽的な行為は愚かだし申し訳ない、と思う気持ちも、もちろんあった。
でもとりあえず来てしまった。来ちゃったもんは仕方がない。というような事をこの風景を見ながら考えていた。
ちなみにこの時、BGMでおじちゃん達のちょー下手くそなカラオケが流れていた。近くに屋台カラオケみたいなのがあったのだ。あまりにも下手くそ過ぎて、癒やされた。
とりあえず「旗津島」という島にフェリーに乗って向かった。
フェリーで、5分ほど。賑やかな通りには名産の海鮮を食べさせる店が沢山並ぶ。
思ったより観光地っぽいが、外国人は全然いない。地元の人の憩いの場という感じ。
歩いて行くとビーチに出る。ちょうど夕焼けの時間だった。
もしかしたら日本はダメになるかもしれない。
違う国と同じように、日本でも誰かと誰かと愛し合う、繋いでいく…。
かなり暑いけど、さすがに5月でオフシーズンだからサーファー以外に泳いでいる人は少なかった。でもシャワーもあったし、夏は海水浴客で混みそう。交通の便も良いし、海鮮も美味しそうだし、こんな所が都会のすぐ側にある高雄が羨ましい。こういうところや港の辺りの雰囲気、建物、台北とは全然違う。「南」の開放感がどこかにある。
六合観光夜市
市内の2つある大型夜市でも一番大きい夜市。本当は地元の人が多いらしいもう1つに行きたかったけどこの日は休み。大人しく観光客は誰もが行くらしい六合観光夜市へ。
台湾に行くたびに思うのだけれど、この夜市というものが、なぜ日本に無いのか。こんなの毎日やってたら絶対楽しいと思う。ハッピーになれる!特にぼっち人生から見ると、羨ましすぎる屋台フード。日本で屋台を出すのはいろいろ厳しいらしく、おそらくこうはいかないだろう。
美味しい臭豆腐も日本では売らない。臭いから?臭すぎるから?もちろんこの日も臭豆腐屋台へ一直線!日本では食べられない(実は結構お店で出しているらしいけど)ので、いつもこればっかり食べる。独特の…(う○○)に似ている香りに、濃厚な味。豆腐の淡い風味もあるようなきがする。野菜も沢山!匂いがたっぷり染みこんだ野菜うまい。
この後パパイアミルクなんかを飲みつつ、定番のマッサージへ。
足つぼマッサージを受けたのだが、担当の人が、大久保佳代子にそっくり!「めちゃイケ」で謎の中国人?ということで大久保佳代子がマッサージしてたコントを思い出してどうしても笑ってしまう。でも「イタイですか」「あなた腸悪いね」とか言ってくれて優しい。
そんなこんなで1泊目は過ぎました。
北海道逃避行2013 その20(最終回) 旭山動物園~旅の終わり
カラスと格闘
いよいよこの逃避行も最終日になった。ホテルをチェックアウトして旭山動物園に向かう。
おじさん一人で動物園。今更どうということもない。動物は好きだし、せっかく旭川に来たのだから行ってみようというそういう気持ちで向かった。
動物園までのバス停へ向かう。途中フッと耳の横を何かが通り過ぎた。後ろからやってきて自分の前へバタバタと通り過ぎる。鳥だ。カラスだ。かなり驚いた。カラスは誇らしげに電柱に止まってカアカアと鳴いている。
なんだ変なカラスだな。気にせず近くのバス停で動物園行きのバスを待っていた。すると「キャッ」と後ろから女の人の声がした。さっきのカラスがまた人を襲っていたのだ。なんて奴だ。人間を馬鹿にしている。
しばらくして、バスまで少し時間があるのでコンビニに行くことにした。するとまたカラスに襲われた!思わず石を手にとった。ぶつけてやる。ぶつけてあいつを殺してやる!これから動物園に行くというのに動物に対する殺意が目覚めてしまった。カアカアと電線に止まるカラスをめがけて石を投げてみる。しかし当たらない。コントロールが悪すぎてかすりもせずカラスはそのまま悠然と佇んでいた。
何やってるんだ。そんな旭川の朝であった。
旭山動物園
ということでやってきました。旭山動物園。市内からバスで20分ほど?いろいろな成り立ちがあり、評判のこの動物園。おじさんが一人でなんとなくやってくるくらいの有名なところ。今更解説はいらないだろう。平日なのに開場を待つ人がそれなりにいた。まだ夏休みではないと思うのに子供の姿も。そしてやはり外国人の観光客の人も多いみたい。
開場待ちでそのあたりをうろうろする。入り口すぐ近くの駐車場と、道路を挟んだ駐車場があり、近い方が有料で、道路を挟むと無料らしい。ただし、誘導する人は有料の方にいるためか、つられてみんな有料の方に入っていく。セコい商売だなと思った。
少し奥まった方の入り口から入場した、ペンギンのいる建物にはなんと一番乗りでは入れた。この後にわらわらと人がやってきたので、人がいないこの画像は結構レア画像のような気がする。ペンギンは可愛かったです。
行動展示がここの特徴とのことですが、このシロクマたんの行動は悲しかったです。左→右→手を挙げる を延々とループしてるんです。行動展示ということで、上から見ても下から見ても、延々と同じ行動をしていました。胸が張り裂けそうでした。自分で好んで来ている時点でそんなことを思う資格はないとはわかっているけれども、これは彼なりの「抗議」なのではと思わず考えてしまった。
ここまでリラックスしてると和むんだけどな~
可愛い!白くて美しいユキヒョウ。この場所が好きでずっとここにいるみたい。隣で一人のおじさんが高級カメラ片手にずっとこの子の名前を呼んでシャッターチャンスを狙っていた。やる気があるという点でこのおじさんの方が人間的に上だと思った。
ひと通り見たらまだ2時間くらいしかたっていなかったけど、もう見るところがないので、帰ることにした。
旭川市内でラーメン食べたりウロウロして、札幌経由で新千歳まで向かう。札幌に特急が着くと、いきなり目の前の椅子が回転しはじめた。iPodを前の席に入れていたのでイヤフォンがいきなりドーンと伸びる。回転させた男を睨みつけると「札幌で!札幌で電車の向きが変わるから!」とのこと。そんなの知らねーよ!と思いつつも自分も席の向きを粛々と変えた。
新千歳空港で時間があったので、空港内の温泉に入った。綺麗だしとってもキモチよかった~お勧めです!やっぱり北海道って最高!
旅の終わり
成田に着くとすっかり夜になっていた。国内線で成田を使うのは2回め。夜の成田から帰るとなると、いつもリムジンバスを使う。単に到着ロビーから近いということもあるが、バスからの車窓がすごく好きだから。
永遠の漆黒のような千葉を抜けるとまずラブホテルが目について、それから単調な風景が続き、そしてベイエリアの広がりのある夜景で圧倒される。
東京の夜景がすごく久しぶりに感じる。見たかったような見たくなかったような複雑な気持ちでそびえ立つ光の街を見ていた。
いよいよ都心にさしかかると高速の真横にビルが見える。オフィスが見える。ついこの間まで見ていた風景。その中に自分がいるような気がした。
その瞬間、光が滲んで四方に広がり何も見えなくなった。目を閉じるといつの間にか膝の上で握っていた手の甲にぽたんと雫が垂れた。
僕の旅はこうして終わった。
北海道逃避行2013 終わり
北海道逃避行2013 その19 旭川ラーメン屋めぐり
小樽で会ったintoshさんに続きを待ってます!と言われてそういえばと思い出したのでまた更新します。といってもあと2回だけ。
美瑛から富良野線で旭川まで。旭川駅はとっても新しくて綺麗だった。駅を出ると少し間を置いて大きなデパートが見えて、思ったより都会だった。と思ったら左手を見るとデパート跡らしき廃墟のある不自然な空間があった。新しい駅が出来る前まではどんな風景だったのだろう。
駅前のホテルにチェックインして、街を歩いてみると、やはり西武など大きなデパートにいわゆる「銀座」的な歩きやすい通り。整然とされていて人通りもそこそこ多い。
とりあえず旭川といえばラーメン しかし、旭川のラーメンがどういうものなのかは知らない。旭川ラーメンのWikipediaを見てもよくわからなかった。
そして店もたくさんあり、どこへ行ったらいいのかわからない。ランキングとか高い評価のレビューなんかの店は旭川駅から遠いところにあったりする。
生憎、ホテルを出るとちょうど雨が振り出した。とりあえずiPhoneを頼りに歩いて行けそうなところに行くことにした。
らーめんや天金
公式HP http://www.tenkin-asahikawa.jp/
旭川ラーメンを代表するような濃いめのとんこつの醤油ラーメンとのこと。市内にいくつか店があって、僕が行ったのは四条店。
店内がかなり空いているのと、まるで「風風ラーメン」みたいなチェーン店っぽい雰囲気に入店後「あれ?間違えたかな?」と一瞬思ってしまったが、メニューを見ると間違いはなかった。僕以外の一人だけの客と店員さんが知り合いだったらしく、店員さんが一方的にしゃべりたおしていた。
無難に「醤油ラーメン」を注文後に、「ハーフサイズ」があるのを発見した。しまった。これにすればよかった。少なめにしておいて店をはしごするのもいいなと思った。あまり量を食べられるタイプではないので、「店をはしご」とか考えたこともなかった。
すぐにやってきたラーメン。うーんうまそう!表面に油を張るのが旭川ラーメンの特徴らしい。北海道の寒さから、ラーメンが冷めるのを守るらしい。。。 というのは本当かどうかはわからない。
少ししびれるほど濃厚なスープに麺と油が絡んで、美味しい!これはイケるとおもった。しかしそれほど重い印象は無く、するする入っていく感じ。あっという間にたいらげた。
店を出るとまだまだ食べられそうな感じ。せっかくだし、まだ19時前だしもう1件行けそうかな?と思い行く事にした。事前に調べておいたここから10分ほど歩く、老夫婦がやっていて生姜の効いた味が特徴の某店へ歩く。早く閉まる店らしく時間的にぎりぎり・・・。着くと店の扉は開いていたが、電気はついておらず、客もいなかった。
「ごめんなさい今日はもう終わりなの」 申し訳なさそうにおばあちゃんが言った。まだ閉店の時間ではなかったが、終わりとのこと。雨の中とぼとぼ道を戻った。
この後、もう1軒行ってみたが、ここも営業時間のはずだが店は開いていなかった。雨は止み始めたが若干途方にくれる。しかしここに来るまでに、ネットで調べた店を1軒通りすがりに発見したので入ってみた。
鉢屋 旭川本店
食べログ: http://tabelog.com/hokkaido/A0104/A010401/1003302/
お店の外側から行って無骨というか男臭い感じだったが、中もそうだった。厨房には数人の硬い表情の男がひしめきあっていて低い声で「いらっしゃいませ」と言われた。新宿のホストみたいな風貌と愛想の店員がいる某店とは偉く違う。
早速ラーメンを注文する。ここにはハーフサイズはなかった。確かに店の緊張感に合わない感じもする。油の量を聞かれる。多めか普通かとのこと。旭川ラーメンの特徴は油なので、せっかくなので多めで注文する。
ラーメンがきてびっくり!この色…すごい!
土色というかこんな色のスープ初めてみました。そして匂いがすごい!
「香り」というより「匂い」
その正体は焦がし油らしい。初めて嗅ぐ匂い。なんだか食べ物の匂いじゃないような気がする。恐る恐るうわばみを啜ってみると、やはりその匂いが口いっぱいに広がって強烈!工場の中にいるみたい。
落ち着いて下の魚介系のスープと絡めて食べてみると、味に広がりが出てやっと美味しさが分かった感じ。しかしやはり独特な風味。鼻で香りを感じで味覚を少し敏感にして、いろんな感覚を持って食べてみたりする。
お腹が苦しくなりつつも、なんとか麺を完食。店内を見回してみると、なぜかはちみつのアイスクリームのメニューが。そういえば店名は「蜂屋」もともとは蜂蜜屋さんだったらしい。
雨の止んだ旭川の夜の街を腹ごなしにウロウロする。
「蜂屋本店」の裏は味のある路地裏になっていて、居酒屋やホルモン屋など飲み屋がひしめき合っていて、いい雰囲気である。ふらりと入ってみたかったが、もう満腹で酒も受け付けない感じ。
7月なのに、夜になると涼しすぎて長袖でもいけそう。自分の人生で一番北に来ているんだと思った。
梅光軒 本店
翌日旭川動物園に行った帰りにお昼に行った店。旭川ラーメンを代表する名店で、「誰もが認める」レベルらしい。駅からのアクセスもいい。お昼時でほぼ満席だったが、すぐに座れた。通常はもっと並ぶらしい。
否応なしに期待が高まる!客席係の店員さんも若くて可愛くて親切!
しかしなぜか僕に来たラーメンはぬるかった。温度がぬるい。そこまで温度にこだわるわけではないんだけど、白いとんこつスープや、あっさり系のスープなら少々ヌルめでも問題ないのだが、このような脂が浮いているタイプのラーメンで熱くないと、違和感が大きい。スープを飲んでみるがやっぱり冷めているような気がする。たまたまなのかそれともこういうものなのか。味わうまでもいかなかった。自分が大げさなのかなー?
ということでちょっと不満だったので、この後西武の地下で寿司をやけ食いして旭川を離れました!
北海道逃避行2013 その18 風景が美しすぎて爆笑した美瑛!!
旅の終わりが決まった途端に少しテンションが下がってしまった。
今日は美瑛に寄って、旭川に泊まる。その次の日に飛行機で東京へ帰る。
運が良いのか悪いのかエアアジアの新千歳〜成田便も相変わらずの格安でチケットが売っていたので、予約した。あーあもう終わりだ。
終わりを決めた途端に予定に何故か決められたレールに乗ることに抗う中学生のような気持ちになる。尾崎豊か!
ということで朝、ホテルをチェックアウトした。電車の時間まで少しだけ余裕があったので、ホテルのすぐ横の「北の国から資料館」があった。行ってみたら結構入場料がするし、時間がない。それに「中での撮影は自由ですが、インターネットへのアップロードはお控えください」とか書いてあってムカっと来たので入らなかった。なんだそりゃ。
ということで美瑛に到着した。観光客が多い。ほとんど外国からのお客様!日本人いないよー新大久保のガスト並に日本人いないよー
美瑛といえばサイクリング!ということで、駅前の店で借りてみた。美瑛について殆どリサーチしてなかったので、店のおじいちゃんに時間が短そうなサイクリングコースを教えてもらい、手書きの地図(東西南北がずれていてわかりづらい…)をもらう。
自転車は勿論電動補助付きの自転車にした。先日の函館の初体験を経てあまりにラクなのでもうこれ以外に考えられないという感じになった。値段はちょっと高いんだけどね。
お恥ずかしながら美瑛について知識が殆ど無く、綺麗な風景なんだろうなーと考えつつまずは「ケンとメリーの木」あたりを目指してキコキコと行きました。
市街を抜けて坂を登っていくと、農地が広がり素晴らしい風景に!天気も段々良くなってきました。そしてケンとメリーの木らしきところに付きました。
ここは同名のペンションがあって、眺めの良いところに行くには何かを買わなくてはいけない。注文するレジが入り口になっていて、竹で通れないように細工してある。凄い商売だな〜でもラベンダーソフトクリームをまた食べたかったので、素直に注文して中に入った。
ちなみに「ケンとメリーの木」というのはこの風景を使った日産自動車のCMから来てるらしい。へーそうなんだ。
お金取るだけあって、中はラベンダーや花など整備されていてキレイでした!
花の周りにモンシロチョウが沢山羽ばたいていて…周りの美しい緑の風景も含めて、まるで天国のようだ!とうっとりと眺めてたら大きな蜂が来たので逃げました!蜂は苦手なんです… ソフトクリーム美味しかったです。
ここを出て更に奥へ向かう。この辺りに来ると周りの風景が凄い!
もう異世界と言ってはいいのではないでしょうか?自分は長野に住んでたということもあり、「のどかな田舎の風景」とかもういいよって感じだったのですが、ここは全然違う。本州と違う!壮大な自然に包まれる感じは山がちな本州の田舎には無いですよね!
パッチワークきました!キレイ!美しい!
この風景!パノラマでこの風景が広がっているので写真じゃ伝わらない!
昨日参加したバスツアーに美瑛の観光も含まれていたんだけど、車窓(しかも自分の席は通路側)だったので、あのまま来てもつまらなかったかもしれない。いやー財布落としてよかった〜!!!
これ、そばかな?いやー緑が美しい!
絵のような風景!!!ちゃんとしたカメラ持ってこればよかった…。
次は「親子の木」というポイントに行く予定だったんだけど、この細い道、私道でも無く舗装もされていて問題無さそうなので行ってみることにしました。
道に入ってみて正解でした。延々とこんな風景が続いてあまりに気分が高揚&ほんとに誰もいないので、何故か笑いがこみ上げてきました。初めての感覚!
いやー本当にリラックス!ギャハハハ!
360度この風景!素晴らしいです!北海道って本当に素晴らしい!
続いて・・・親子の木。由来はわからない。畑の中に佇む木って絵になりますね。なにか物語的なものを想像したくなります。
「親子の木」の後ろは牧場。見えないところまで緑の地平線が広がっています。「ギャー」とか叫んで走りだしくなりますね!私有地なのでしませんよ…。
「親子の木」を過ぎると先ほどのパッチワークが目の前に。雲の形も大地に添っているみたいでステキですよね。
突然一面のとうもろこし畑が広がりました!ほんとに一面全部とうもろこし畑!その中に佇む木…。ステキですね。なんて絵になるんでしょうか。
「マイルドセブンの木」由来は「ケンとメリーの木」と同じくマイルドセブンのCMに使われたとことから来ているとのこと。うーん電通。そりゃーCMに使いたくなりますよね。
マイセンその2 木が寄り添う人類のようです。それを見守る草はまるで…。いや、たまたまフレームインしちゃっただけです。
というわけで最後は展望台からの眺め。
美瑛は本当に素晴らしかったです。天候や気候にも恵まれたことも大きかったですが、自転車で回れたのが本当によかった。車やバスもいいですけど、やはり風を感じたり、色んな風景を観たりするのはやっぱり自転車!美瑛では電動補助付き自転車(これ重要)でのサイクリングをおすすめします。
あまりに良かったので、ここでもう1泊して明日も…と一瞬考えたけど、飛行機は夕方とはいえスケジュール的には厳しい…ということで諦めました。
美瑛駅すぐ横にある道の駅でちょっと買い食い。美人妻が作ってくれたコロッケサンド。これが見た目以上に美味しかった!やっぱりジャガイモが違うのかな?ついでにパンも!
後ろ髪を引かれつつ、素晴らしい美瑛を後にして旭川に向かいました。
続く‥。
北海道逃避行2013 その17 ラベンダー満開!!!ファーム富田 in富良野
ということで、iPhoneから今夜の宿も予約して、もう一度ファーム富田に戻りました!
ファーム富田はもともと普通の農園で、ラベンダーを栽培していたんだけど、外国産の安いラベンダーが出回るようになり、それまでの顧客も「質はいいんだけどコストが…」と離れてしまって、継続の危機だったところに、最後に残したラベンダー畑(今でもある)を撮った富良野の観光用のPRの写真が評判となり、今の観光農園になった、らしいです。バスガイドさんが言ってました!
というわけで戻ってきました!戻ってこれてほんとラッキーでしたよ…。どうなることかと。
園内は主に4つくらいに分かれているんだけど、凄く広い!
見頃です。なんて前日にニュースになるくらいだからもちろん満開!キレイだ〜!
ラベンダー畑でつかまえて!!!
満開満開また満開!
早速「ラベンダーソフトクリーム」を頂きました!笑っちゃうくらいうまい!ラベンダーって口に入れるイメージはなくて多分味は消してあると思うのだけど、香りだけでも美味しくて、なんと2杯も食べちゃいました〜!!!
富良野の景色とラベンダーが最高!でも山が影になって、写真はイマイチですね><
午前か午後の早めに来たほうがいいですね。
斜面の方に行くと色とりどりの帯のような景色が楽しめますね。とってもキレイ!
ここに植えてあるラベンダーは高級な「はなむらさき」という品種で、香りが凄いんです!香りとか絶対生でしか体験できないと思い、恥も外聞も無く鼻腔を拡げてスーハースーハースーハースハーと嗅ぎまわりました!ほんっとにいい香りがする!
ラベンダーの香りは気分を落ち着かせる効果があるなんて言われてますよね。でも興奮は止まずひたすらスーハーしました。気分落ち着くどころじゃないです。ほんと嗅ぎまくりでその点の効果は僕にはありませんでしたね!!!
こう見ると大麦もキレイですね!
夢のよう♪ シーズンということで周りは人がわんさかいますが、気にならないです♪
花って本当にキレイで可愛い!フルールおじさんって呼んでくださいね!
天気も良くなってきました♪
売店がいくつもあるので、「この人何度も買ってる…」と思われなくてすむので(小心者なのでそういうの気にするんです)見つける度に買い食いしてました!ソフトクリームもそうやって2杯食べました!
ラベンダー味のカルピスとじゃがバター。ラベンダー味のカルピスは期待したんですけど、あんまり味もしなくてイマイチでしたね。カルピスは濃い目が好み(カルピスウォーター物足りない)なので、そのせいもあるかもしれないです。じゃがバターはマーガリンじゃなくて、ちゃんとしたバターを使っていたので嬉しかったし、もちろん美味しかったです!
そういえば、財布を落とした事に気づくきっかけになったアロマオイルもちゃんと買いました!しかもお店のお姉さん覚えてくれてました!忘れてくれていいのに…。人が良いですよね。
農園の人も作業中!この木の道を挟んで花畑とラベンダー畑があるんだけど、右を向くと花畑、左を向くとラベンダー畑って感じで最高に美しかったです。
おじさん(他人)と花畑♪
と、いうわけでリベンジとばかりに思う存分堪能しました!やっぱりツアーより個人行動の方が良いですね!
1年に1日あるかないかくらいのベストのタイミングで行けたと思います!!!
色んな意味で思い出深い場所になりました…。
他のシーズンに行ったらどうなるかはわからないけど、7月後半くらいに時間がある人は是非是非行ってみてください!
富良野狂詩曲
この夜泊まったのは富良野駅前にあるホテル「FURANO NATULUX HOTEL」
宿泊料金がベストシーズンだからなのか結構高くてどうしようかな〜と思ったけど、緊急事態だから仕方無いと思いここにしたのですが、行ったら想像以上にキレイでスタイリッシュ!コンクリート打ちっぱなし風の部屋にオープンなシャワールームw え、ここ富良野?六本木じゃないの?って思ってしまいましたw
それにSPAもありますよーなんてフロントの人が言うから行ってみたら、あまり大きくはないけど光量が抑えられた間接照明が効いた超絶オサレ空間だった!あげくの果てにはBGMはジャズ!オサレ!
「富良野で風呂」といえば、「北の国から」で五郎がフーフー火に風を送って、純と蛍がキャーキャー言う五右衛門風呂のイメージだったのに…。
超絶オシャレなお風呂でジャズを聴きながら「あーあーあああああー」とさだまさしの例の曲を思い出して「現実は甘くない」と認識しました。
いや、でも、ステキなホテルでした!
続く