さわやかトラウマ一人旅日記

音楽が好きな30代男がぼっちを極めるため、世界や国内をヤケクソ気味に一人旅をしたその記録です!

北海道逃避行2013 その16 ロスト・イン・富良野

落とした

無い!財布が無い!

その瞬間にピーンと来た。なんだかわからないけど、三十うん年間ダメ人間として過ごしてきた自分だからこその勘が働いた。

財布が無い。しかしバスに戻っても無いだろう。どこかに落とした!

そう思った。

でもそんな勘は信じたくなかった。お店の親切なお姉さんに説明して、一旦バスに戻った。やっぱり無かった。勘は当たっていたのだ。

バスの中では運転手さんが歓談していた。怪訝そうに僕を見る。「どうしました?」「あのー…財布を無くしてしまって」嫌な空気が流れる。当然だ。

「たぶん前のホテルのところで落としたと思うんですよね。財布を使ったのはそこで最後だったので…」

そう。財布からお金を出して使ったのは…、ロープウェイで頂上に登ってそこで自動販売機からスポーツドリンクを買った。そこが最後だった。

「とりあえず連絡先知ってるんで、電話してみたらいかがですか」番号を教えてくれたので電話する。ロープウェイの担当の人に繋いでくれてとりあえず探してみるとのこと。お礼を言ってしばらく待ってみる。

バスから降りてしばらく待つ。美しいラベンダー畑。眼には入るが頭に入ってこない。

そういえば今まで旅でトラブルがあったとしても財布を落としたのは初めてだった。いろいろどん臭い人間だけど、意外とこういう展開は無かった。もし見つからなかったら…

しばらくすると電話がかかって来た。自動販売機周辺を見てみたが財布は無かったとのこと。だったら自分で探すしか無い。もし来たら料金はいらないから通してあげますよとのことなので向かうことにする。といっても一文無し…。

バスに戻るとバスガイドさんがいて、事の成り行きを告げてツアー離脱すると告げると、戸惑った様子でキャンセル料は無いとか、大丈夫ですかなどと声を掛けてくれる。まあどうしようもないので、とりあえずお騒がせしました、お手数おかけしましたと言ってバスを出た。iPhoneで新富良野プリンスホテルの場所を調べる

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その距離13.5km 歩くと3時間かかるらしい>< 

まだ14時くらいとはいえ、まともに歩いて着いたら17時になる。ロープウェイはもう終わる時間かもしれない。焦る。どうしよう。

地図で見てわかるように、近くに「ラベンダー畑」という富良野線のJRの駅があった。これでホテル最寄りの駅まで行ってそこからホテルまで歩く…送迎のバス等は無いみたい。しかし一文無し!どうしよう。カバンを漁ってみる。ごちゃごちゃとした小物の中に光る物体が…100円玉3個と10円玉や1円玉がゴミのようにその中には入っていた。やった!

いや〜日頃のだらしなさがこういう所で役立つなんて。ラベンダー畑から富良野駅まで運賃は210円。とりあえず行ってみよう。

ラベンダー畑駅は臨時駅らしく全く本数が無かった。人がうじゃうじゃいたが皆この後10分後に来る旭川方面行きの電車を待っている人達だった。隣の「中富良野駅」まで歩く事にする。15分くらい。

財布は果たしてあるのか無いのか。無かったらどうしよう。本当に一文無し。こういう場合はどうしたらいいのか。わからない。警察に行くか?ちょうどこの時、道で追突事故があったらしく警察の人がいた。とりあえず富良野駅に行ってからでいいか。

富良野駅に着いて電車の時刻を確認する。ちょうどすぐに富良野行きの電車が来る。中富良野駅に常駐しているらしい観光協会の方が親切に声を掛けてくれる。「富良野は楽しまれましたか?」と聞かれた。苦々しい表情で「…これからです」と言ってみる。

…これからどうなるのか。

 

急転直下

電車に乗った。ここから2駅。車窓はまさしく富良野といった風景で美しかったが、写真を撮ったりする余裕もなかった。はあ、どうして…と自虐モードになった時に電話がなった。

マナー違反とはわかりつつも緊急事態なので、端の方に言って電話を取る。プリンスホテルの方だった。なんと財布があった!!!!とのこと。自動販売機では無く、外の花のところにあったとのこと。

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ここだ!

 

「全身の力が抜ける」とはまさにこのこと。よかったよかったよかった。では伺います!お礼を言って電話を切る。なんだ、よかった。しかしこの事で目が覚めた。帰ろう。旅行はもう終わりにしよう。ちょうど一つ東京に用事を思い出した。今日、富良野に1泊して、その次の日は旭川に泊まって、その次の日に帰ろう。電車の中で僕は考えた。

 

富良野駅に着いた。やっぱり新富良野プリンスホテルに行くバスは無いらしい。財布が見つかったのだから、タクシーの運転手さんに事情を話せば行ってくれるかも。ダメもとで話してみよう。駅前のタクシーに乗り込んで交渉する。運転手さんはわりと若めでシャイな感じの人。財布があったのならいいですよと何の事は無しにOKになった。よかった!

「この後はどうされるんですか」と聞かれる。そういえばそうだ。泊まるところは…とりあえず「楽天トラベル」で探してみる。明日旭川に行くんだったら行く前に美瑛でサイクリングなんていいんじゃないですか、なんて提案してくれる。ありがたく翌日はその通りにした。

 

駅からホテルはとてもじゃないけど歩ける距離じゃなくて、財布が見つからなかったらどうなっていたんだろうと怖くなった。ロープウェイ乗り場に行くと親切な係の方が財布を渡してくれた。丁重にお礼を言う。もう一度タクシーに戻り駅へ戻る。タクシーの運転手さんにお礼を言う。いやいやそんな自分はいいんですよと言っていた。

はあ、疲れた。とりあえず…ファーム富田へ戻り「旅行のやり直し」をする事にした。

駅でもう一度、来た道を今度は逆に向かう。

海外に行く場合は首から掛ける財布とポケットの中とカバンと複数箇所に分けて持ったりなど色々とリスク管理はしているのだけれど、国内なので完全に油断していた。気をつけなければ。本当に焦った。

 

続く

 

北海道逃避行2013 その15 富良野、そしてトラブル

富良野・美瑛へバスツアー

思えばこういう観光バスツアーに参加するのって初めてかも。海外でオプショナルツアーなら経験があるけれども、団体で観光なんて修学旅行以来のような気もする。

札幌駅のバス停にて朝集合して乗り込む。僕の隣はアジア系外国人の女性で、前に小学生と中学生くらいの子供二人の母親らしい。

というか富良野も美瑛も外国人観光客(やっぱりアジア系)ばかりだった。明らかに日本人観光客より多かった。いくら平日でも多すぎだろって感じだった。

言語は韓国語ではなかったので、おそらく台湾か香港の人。僕の席は通路側なのでサービスエリアの時で席に戻る時に立って譲ったりすると頭を下げて礼をしたりする感じの良い人だった。

観光バスということでガイドさん付き。これがま〜富良野までの車中、ほとんど休むことなく喋り倒していた。これが仕事なんだろうけど。高速道路に入ると「法律のため、席に座らせていただきます」と言ったかと思うと、席に座って話始めた。大変な仕事だな〜

高速を降りると、再び前に立って「ここはですね◯◯という街なのですが、昔は炭鉱の街として有名で、夏は盆踊りの大きな大会が有名なんです。それは何故かというと‥」みたいな感じであんまり大したことないエピソードでも周りの状況を全部話しのネタにする。いやー凄い。

 

まずは「富良野新プリンスホテル」にて食事。トウモロコシ以外はほとんど富良野と関係なさそうな冷えた弁当。まぁこんなものかな。適当に胃に詰め込んで席を立った。

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ここで1時間半程時間があり、ドラマ(風のガーデン?)の舞台になったところ、温泉、ロープウェイなどを選んで各自行動するらしい。ドラマは見てなくて興味ないし、温泉は他で入りまくったので、ロープウェイに乗ることにした。冬はスキー場になっているところ。

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閑散としている。同乗者は同じツアーの一人で来ている男性と一人で来ている男性。ただ、僕以外の2人は話をしていた。一人は日本語が出来る外国人の方。

 

 

これが富良野…!

富良野といえば自分の中ではやっぱり「北の国から

そんなに見ていたわけではないけど、親が好きで一緒に見ていたので印象深いですよね。あーあーあああああー

美しい風景ですが、まあ富良野っぽいというわけでも無く。。。

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山頂は特に何もなく、綺麗な草原が広がっていた。スキー場の夏の風景という感じ。実は僕、昔スキー場の近くに住んでいたんです。なので、特に珍しい風景というわけでもなく…。思い出すのは実家のこと。お父さんお母さん元気かな〜

しばらく座ってボーっとする。

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こんな感じで花が咲いていた。あまり時間は無いけど、特にやることも無くここで座ってボーっとしていた。ちなみにここで後々判明するトラブルのフラグが立っているので覚えておいてください><

見晴らし台もあったけど、山が邪魔してあんまり綺麗に見えなかったw

でも綺麗な風景は綺麗には変わらないので、満足して下山した。

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緑が綺麗です。

新富良野プリンスホテルの施設「ニングルテラス

倉本聰プロデュースのおみやげ屋さん群。綺麗な森の中にあって、点在するログハウス風建物の中でありきたりなおみやげ屋では無く、個人が手作りをしているものを売っていた。結構面白そう。時間が無くてあまり見られなかった。やっぱりツアーはやだな〜

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チェチュ思想を思い出したのは僕だけはないと思う。ここに来た日本語がわかる韓国人観光客も思い出すに違いない。

また、この近くに「北の国から」のグッズを売るおみやげ屋があった。

五郎軍手、五郎のパーカーなど、マニアにしてみればたまらない、そしてかなりくだらない北の国からグッズが沢山だったw

中でも「子供がまだ食ってる途中でしょうがラーメン」というものがあって、同行のアラフォーOL2人組がかなり受けていて「アタシこれ買うわー」と言って本当に買っていた!

生姜味のラーメンなのかなと思ったら、袋にちゃんと「※生姜はご自身でご用意ください」と注意書きがあった。くだらねー!!!


【25%】子どもがまだ食ってる途中でしょうが - YouTube

参考動画

 

この後、ラベンダー畑で有名な「ファーム富田」へ向かう。ちょうど見頃なんですよ!というバスガイドさんの煽りに車内の空気が上気していくのを感じた。僕も楽しみだった。

しかしそこで事件が発覚した。

 

ダメおじさん本領発揮

ファーム富田に着いた。噂通りのラベンダー畑!満開の満開の超見頃!素晴らしい!写真はまた後で…。ただ花を見るだけではなく、僕には目的がありこの富田ファームのラベンダーの精油が欲しかったのだ。ラベンダー畑見学はそこそこに、精油が売っている売り場へ足を運んだ。

精油はラベンダーの種類に応じて2種類あり、スタンダードなものと「おかむらさき」という種類のもの。「おかむらさき」は高級で、こちらの方が香りが強く同じ値段でも容量が少ない。せっかくなので、両方買うことにした。

その時だ

 

続く

北海道逃避行2013 その14 札幌でモラトリアムおじさん

この日は「この旅を今後どうするか考える」日だった。贅沢だな〜w

ホテルをチェックアウトして外に出る。ちょっと欲しいものがあったので、札幌駅前のビッグカメラに向かった。そこに観光バスの窓口があった。数日前にもここでちょっと気になっていたのだけど、観光バスに乗ってお気楽観光というのもいいかもしれない。

Twitterをダラダラ見ていた時に「富良野のラベンダーが見頃」というニュースがあったので、富良野のツアーが無いかなと窓口で問い合わせたところ、最後の席が空いてますみたいな事を言われたので、勢いで申し込む。バスツアーぼっちというのはなかなかアレかもしれないけど、今更気にしない!

その後、足が欲しいと思いレンタサイクルを探したところ(僕、運転免許を持って無いんです。人間としてのレベルが低い…)すぐ近くに札幌市がやっているレンタサイクルがあるとのこと。放置自転車を再利用して1日500円。しかも夜の24時まで!神だわ〜!

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北海道大学のキャンパスが綺麗だということで、その後行ってみる。たしかに広くてとっても綺麗!そりゃ〜ノーベル賞も取れちゃうね!と納得する。キャンパス内は公園感覚で市民の方たちがブラブラしてた。

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大学といえば学食!ということで入ってみた。大学生に見られるかしら…と内心期待していたが、さすがに無理がありそう。

自宅の近くにも大学があって、通勤で構内を通るのだけれど、学生向けのビラを僕に渡そうとした後に躊躇して結局渡してくれなかったあの学生の顔を思い出した。まあ、彼が正しいのだけどちょっと傷ついたな〜w

「私は学生ではなくて、出入りしている研究者です。社会学部の吉田教授のゼミでもうすぐ非常勤講師になるんです」って演技をして中に入ってみた。学食といえばカレー!ということでカレーを食べてみた。大きな大学だけあって、なんだか美味しそうな凝ったメニューが沢山あったので、そっちにすればよかった・・・。

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ブラブラしているとラーメン二郎の札幌支店を発見!お昼時だけに行列してたけど店の外にまで溢れてはいないので、二郎としてはそんなに混んで無いとも言える。外に黒ウーロン茶の自販まであった。いつから二郎=黒ウーロン茶になったんだろう。

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しかも二郎の隣は「ホメオパシー・ジャパン」の札幌支店!ケミカル二郎とホメオパの取り合わせが超笑える!!!

 

この後は何の変哲も無い普通の街をサイクリングした。とても楽しい。中島公園という大きな公園があるというので、行ってみる。この頃には曇りがちの天気もすっかり晴れて、快晴になっていた。でも暑くなくて気持ちいい。

中島公園の端の方のベンチに腰掛ける。すぐ横には人工の小川が流れている。水の音が気持ちいい。ボーっとしてたら、カルガモ親子が小川を移動していた!可愛い〜!

 

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陽射しは強いけど、ちょうど木陰に隠れていて当たることも無く、都会の真ん中ながら静かで小川の音と木々のざわめきだけで凄く快適だ。気温もちょうどいいい。札幌って最高だ!今は東京で暑くて部屋にこもっているので、この時の快適さが忘れられない。

いつも快適なわけではなく、冬は過酷な寒さが待っている。僕も長野出身なのでよくわかる。長く過酷な季節を経て、この時期があるのだ。他所者が良い時期に来て、この時期だけを評価するのは少しずるい気もする。

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行儀が悪いけどベンチに横になる。ふと我に帰る。

自分は道を踏み外したと思った。でもどこか望んでいた結果のような気もする。どうにもならない。生きるしかない。

 

ふと北海道のアーティスト、GUNIW TOOLSの曲を思い出した。昔好きだった。「冬のうぐいす」という曲。

「うーう 冷たいから生きようとする ネジ巻かれる うーう 誰もあなた等見ていない 自由に行け」 歌詞に励まされるなんてあまり無いけれど初期GUNIW TOOLSだけは別だった。冬に存在するうぐいすが夏を思う曲。今、ここは夏なのに何故この曲が響くのか。自分の心は冬なのかもしれない。

春を待つの人の日は淡く うなだれたまま響く

光沈む眼に吹き荒み にじませたまま…

 

その後また寿司が食べたくなったので、回転寿司の「トリトン」に行くことにした。結構遠いけど、キコキコがんばっていくことにした。豊平川に添ってどんどん進む。

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札幌の開拓にあたって、最初は豊平川添いから始まったらしい。大きな川添いは整備されていて、公園や上のようなサイクリングロードもあった。快適に進む。河原には高校生のカップルが和んでいたりして、微笑ましい。僕にもあんな時代が…無かった…。

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まだ早い時間なのにもう混んでいた。人気の店なんだね。とても美味しかったけど、初日に行った根室花まるには負ける!けど東京の回転寿司の3倍くらいはウマー。回転寿司に行くと最後に必ず頼む汁物。エビの味噌汁!やっぱりウマー!

 

大きな通りを自転車で中心街に向かって漕ぐ。なんてことは無い普通の街。人々の生活の様子が見える。突然ジャズの生演奏が古い店の2階から聴こえたりする。

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この札幌市のレンタサイクルの素晴らしいところは夜24時まで使い放題ということだ。公共機関なのに随分やる気がある。ということでゆっくり「夜のすすきのサイクリング」を行う。アレな店コレな店や怪しい夜の人々の中を自転車でかいくぐる。普段「夜の歌舞伎町サイクリング」を趣味としているので、その延長のつもり。歩いていると色々と降り掛かってくる障害w(声かけなど)が自転車だとクリアされて、狂った風景が良い感じに切り取られてウォッチングできる。

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その中でもひどい店が集まるビル。「マツタケキヨシ」はいいとして「ファッションヘルス・しまむら」って…。怒られないのかな?

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大通公園は昼に行っても素晴らしいが、夜も素晴らしい。気温も湿度も素晴らしい。暑くもなく寒くもない。不快指数という物があるが、快適指数というのは無いのだろうか。快適指数があればこの日の夜は100だと思う。快適さが多幸感を呼ぶ。

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大通公園はビアガーデンやジャズフェスティバルなどが開催されていた。この日はシブいブルースのギターのコンサートが壮大に音漏れしていた。楽しそう。行けばよかった。

昼も夜も大通公園は素晴らしい。札幌の誇りなのでは。色んな都市に行ったけどこういう憩いの場は他の都市には無いような気がする。

 

こうしてモラトリアムな1日は終わった。贅沢な1日だったなw

 

北海道逃避行2013 その13 小樽市総合博物館本館でにわか鉄ヲタごっこ

翌日。小樽のドーミーインをチェックアウトする。ここは美味しい朝食がウリらしいけど、部屋も満室で物凄く混雑しているらしく、なんか面倒くさくなってパスした。そしてケンタッキーで激辛チキンサンドを食べた。ケンタッキーはお客さんが僕一人だった。

小樽市の総合博物館というのが面白そうだったので、行ってみることにした。歩いて20分くらいかかるとのことだが、外に出たら気持ちの良い陽気なのでそのまま徒歩で向かう。本当に素晴らしい天気だ!海からの風が気持ちいい!

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このフェリーは舞鶴に行くらしい。今日の深夜に出港して明日くらいに着く。これに乗っちゃうのも有りかな?と思ったけど舞鶴って超暑そうなので止めておいた。

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さわやかな道を歩いていくと博物館に着いた。ここはもともと交通博物館で、廃線になった手宮線の「手宮駅」をそのまま利用したもの。銅像は北海道鉄道の父といわれるジョセフ・クロフォードさんらしい。

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入り口や入場券売り場もこんな感じで凝ってます!当時のそのままなのかな?違うか…。

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入場するとアナウンスが流れて「まもなくアイアン・ホース号の運転が始まります‥」という煽りが入ったので、よくわからないけどとりあえず行ってみることにした。アイアン・ホース号という蒸気機関車に乗車体験ができるらしい。楽しそう!ということで行ってみると休日ということでちびっこが山ほど乗っていたけど臆せず乗った。鉄ヲタだと思われているんだろうな〜

外に出ると大量の鉄道の車両が置いてあり、そのまま中に入ったりできるらしい。これは好きな人にはたまらないだろうな〜と思った。

アイアン・ホース号が出発すると、構内を少し走った後に止まって、そのまま降りるように促される。方向を転換するのだ。

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これは・・・面白い!上に乗って一回転して、車両と再連結する。

滅多に観られない貴重な物をが観られて嬉しい。連結が終わるとおおーと拍手が起こった。

そのまま短い行路を経て、再度車両と切り離して、今度は機関車本体を倉庫に収める。

f:id:maemuki:20130715115039j:plainこんな感じで短いけれどもお仕事を終えて倉庫に入る。近くで見ているときちんとメンテナンスされていて、凄い仕事だなと思う。楽しそう。

この倉庫がまた素晴らしく、当時の名残をそのまま残していて、公開されているところに入ってみて見物したが、美しくて雰囲気があって、イヤ〜素晴らしいです。

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このSLにも実際登れて、運転席を観察することができる。これはほんと、たまらないだろうな〜

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よくここまで残してあるなと感心しました。美しい〜!

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 こんな感じで細かい部品まで展示してあった。僕は素人だけどたまらない人にはたまらないんだろうなと想像しながら眺めた。

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その次、博物館の中を見学する。北海道で初めての鉄道である手宮線。これは北海道開拓の歴史の中でも大きなもので、建設にあたっての北海道ならではの苦労や、歩みなど色々勉強になりました。上は鉄道のポイントの切り替えについて実際に体験ができるマシーン。列車の流れを赤いピカピカで表現して、レバーを切り替えて、目的地まで列車を誘導しようというもの。何回かやってみたものの、要領が悪いので何回も転覆させてしまった・・・。

 

博物館を出て中心部までまた歩いて戻る。天気が良すぎて凄く暑くなってきた。それでも東京よりはマシで快適とも言える。

機嫌が良くなったのと、道を歩いている人もあまりいないので、ずっと歌を口ずさんでいた。

「まわるまわる非情な影〜♪置き忘れた首が〜♪」なぜか頭の中で流れだしたのは黒夢の「中絶」に入っている「浮遊悲」という曲だった。おじさんが一人口ずさむ曲にはふさわしくない気がするが、誰にも聴かれていないので問題ない!

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油断しているとこんな美しい建物が普通にある小樽!あなどれない街…。

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暑いので木陰でしばらく休んだ。この公園の周りにも古くて綺麗な建物が沢山。見学できるようにもなっていた。どれも美しい。

そのまま観光ゾーンへ言ってみるも、人、人、人、人の海でまるで休日の新大久保のようだった(おおげさ)

この後駅前の商店街で軽く昼食を取りつつ、今度はバスで札幌に向かった。

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札幌でお友達がTwitterで教えてくれたリトルジュースバーに行ってみた。いちごけずり、というのが美味しいらしい。古民家を利用したオシャレなお店。

名前の通りジュースが主力商品らしい。北海道のマンゴーを使った生ジュース980円がきになる!けど、いちごけずりにした。車で買いに来て、オーダーの品が出来たら店員さんが車に届ける形式もアリらしい。東京じゃ考えられない。

イートインもできるらしいけど、なんだか臆してしまったので、外で食べた。

ふわふわのクリームに凍ったいちごのとりあわせ。ふわふわのクリームはほんのり甘くて、いちごの風味を邪魔していなくて凄く自然な味がして美味しい!

ちょっと疲れ気味なのでこの日はホテルでゆっくり寝て終わりました。

 

北海道逃避行2013 その12 小樽オフ会

長万部から札幌に特急で移動して、その後は小樽に向かった。

このブログを読んでくれている小樽在住のintoshさんが「小樽の神社で祭りがあるから見に来ませんか」とお誘いを受けたのと、ちょうどのその日程辺りに小樽に以降と思っていたので、伺うことにした。

札幌小樽は思ったより近くて、電車もそれほど時間がかからずについた。intoshさんは初対面だけどTwitterでの交流とブログを読んでいてくれているということで、初めての気がしない。ちょいちょいV系の話をしつつw、祭りの前に小樽を案内してくださるということで、話しながら歩く。

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手宮線の廃線跡…。この時は「へーそうなんだ」くらいだったのだが、翌日より深く勉強することに。

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「北のウォール街」と呼ばれたこともある小樽。その中心地にある旧日本銀行小樽支店で、今は金融資料館となっている。とっても綺麗な建物!この他にも雰囲気のある建物や通りが多くて、函館も綺麗な建物が多かったけど小樽はそれ以上!まるで明治村みたい(名古屋ローカルですみません)中は割りと子供向けかな?お金に関する基本向けの情報が沢山ありました。正直intoshさんとのおしゃべりに夢中で…。

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こんなものも…。

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小樽のおなじみの運河の風景!この日は三連休の中日ということで観光客がたくさん。一年で一番人が多い日なのではないかと思われるほど。

 至るところに昔からの建物が綺麗に残っていて、この上の運河の風景はずっと続いているわけではなくてここだけって感じなんだけど。上の旧日本銀行と辺りとここだけかな?と思っていたら街の至るところにこのような場所があり、想像していたより多かったので、驚きました。美しい街です!

 

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北海道限定のいろはすのハスカップ味。うーん紫色!って感じの味でおいしいです。

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可否茶館という店に入りお茶しました。「可否茶館」って売れないオサレV系の2ndマキシ・シングルのBタイプの3曲めにありそうですよね。って思った。

席についてゆっくりintoshさんとV系話に花を咲かせましたw 普段実はあまりV系の話ができる人が周りにいなくて、いやー面白かったです!最近のバンド、昔のバンド、好きだったバンド、そして北海道のV系シーンの話など・・・。気がつくと店の営業時間を過ぎていた。といっても18時なんだけど。外にもまだ人がいっぱいいるのに営業的に勿体ないなと思ったけどこの日が異常に多い、とも考えられる。

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小樽の住吉神社の例大祭。3日間に渡って行われる祭りで、小樽では2番めに大きい夏のお祭り。前哨戦といった感じらしい。でも凄い人!さっきまでは観光客ばかりだったがここは地元の人しか来ていない感じ。子供がみんな楽しそう。小さい頃に自分も行った事を思い出す。自分の記憶が無いだけかもしれないけど、縁日の店の種類が昔より増えているような気がする。

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 マジックハウスって回転する系かしら…。初めて見る出店というかアトラクション。

懐かしい雰囲気を楽しんで、小樽駅へ昔intoshさんと別れる。お子様とも少し面会する。可愛いな〜 

intoshさんは「さわやかトラウマ日記」を長い事読んでくれていらしてくれて、今回お逢いするにいたりまた読み返して頂いたとのこと。長年読んでいるので自分の人生と照らしあわせてくれて、まるで人生の一部…などと恐縮な事仰ってくれる。こんな良い事もあるんだなと実感。もっと更新しなきゃ。。。><

北海道の限定飲料のおみやげをありがたくいただいて別れる。ありがとうございました!

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夜の小樽をしばらく散歩する。

今日の宿は小樽の駅真ん前にある「ドーミーイン」のカプセルルーム。連休中日ということで、高いホテルしか空いていなくて、ここもギリギリ取れたという感じ。ドーミーインは泊まったことあるけど、カプセルなんて珍しい。それにカプセルに泊まるなんて久しぶり。どんなもんかと思ったらさすがのドーミーインで温泉は綺麗で広くて、居心地は良かった。棺桶の中にいるみたい、死んでるみたいと思ってモーツァルトのレクイエムをiPodで聴きながら寝た。

 

北海道逃避行2013 その11 静寂の長万部と幻想的な洞爺湖

この日は3連休の中日で、どこもホテルが開いていないということと、距離のある札幌函館の間で何かしようということで、函館から1時間半程度の長万部に宿を取りました。長万部って温泉があるんですよね。ということで温泉が売りの素朴そうな旅館に1泊です。

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まんべくんってキャラクターいましたよね。駅にグッズも売ってました。たしかTwitterの公式アカウントを担当したのがDQNで調子乗って好き放題呟いてたらチヤホヤされて首になってましたよね。フォローはしていませんでしたが、ツイートは醜悪な内容ばかりで「調子に乗った田舎者」がまるで自分の姿を彷彿とさせて、同族嫌悪の醜い感情が沸き上がって、とにかく嫌いでした。

ある程度予想はしていたものの、長万部駅は一応市街ということにはなっているけれども、シャッター街…以前にシャッターがある建物もあんまり無いって感じですね。

「かにめし」が名物とのことですが、駅前にあるかにめし屋が開いている様子も無く、ひたすら静寂の世界でした。ちなみに一番人が集まっていたのはセブンイレブンでした><

しかし、この長万部ですがもうすぐ通る新幹線の駅ができるできないなんていう話があるんですよね。一体止まったところで何がと考えたんですけど、余計なお世話ですよね。すみません。

まだ明るいしこのまま旅館に行くのもねえということで、駅からすぐの砂浜に行ってみることにしました。

国道沿いの低い堤防の向こうに砂浜が…。特に何にも利用されている感じの無い砂浜が延々と続いてます。まあ、海沿いにお住まいの方には想像のできる光景かもしれませんが、海にあまり縁の無い人生の自分にはこの状況だけでちょっと感動しました。わざわざ出向く海は必ず何かがある海でしたからね。

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この前の海は「噴火湾」というらしいです。

何もない、誰もいない(後ろは車が走ってるけど)、圧倒的にぼっち!孤独に酔いつつ、しばらくボーっとしてました。

 

旅館へは駅から歩いて5分程のところにある長くてボロい歩道橋を渡って向かう。本当にここに新幹線が通るのだろうか。まあ、長野新幹線安中榛名駅(地元では”山ん中遥か”と言われている)みたいなところもあるし…。きっとこれからですね。

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歩道橋の上から。

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お世話になる「丸金旅館」さんの部屋。こういう旅館は本当に久しぶり。部屋は2つあって、この部屋と奥に寝る用の部屋がもう1つ。しかしそちらは部屋は積み重ねてきた歴史が現れていて(柔らかい表現)床が大地の方に傾いていました。試しに単3電池を置くとコロコロコロ〜と転がり壁に激突しました。ちょっとこの部屋で寝るのは辛いな〜 身体の血が片方に傾いて調子悪くなりそう。

 

その後お風呂を堪能しました。長万部温泉の源泉かけ流しらしくて、素晴らしお湯でした。どこか石油の匂いがするような独特な香りで、他のどこにも無いような入り心地。これをもっと売りにしたらいいのに。

 

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夕食は部屋食…ルームサービスはあるけど、こういうのは「旅館で部屋食」は何年振りなのかも忘れた!

料金が高いコースと安いコースがあって、自分は安いコースだけど、それでも食べきれない量だし、美味しかった。やっぱり海の幸は最高〜

床に敷いた布団で寝るのも久しぶり。なんだかんで疲れていたのかすぐ眠り翌日も早起き。長万部駅で札幌までの特急の座席指定券を買ったものの、席が満杯で昼すぎになってしまったため、早めに宿を出て隣の洞爺駅まで行き、電車の時間まで洞爺湖を見ることした。

 

洞爺湖

洞爺駅から洞爺湖まではバスで15分ほど。しかしバスが1時間に2本でなぜか各時の10分と20分。20分のが来たら次のは10分。その次は20分。変!しばらく近くの砂浜に行って時間を潰してバスに乗る。本当は昭和新山からのロープウェーに行きたかったけど無理そう。洞爺湖の遊覧船に乗る。

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鳥さんと一緒に…。

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洞爺湖はかなりの深さがあり、そして近くの火山のおかげ、そして周囲を山に囲まれているおかげで冬でも凍らないとのこと。中にいつくかの島があり、独特な眺めが楽しめます。

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雲の向こうに見えるのは「蝦夷富士」こと、羊蹄山!雲がイイ感じで演出してますね〜とっても美しい〜幻想的で思わずため息です。まるで水墨画のよう…。

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遊覧船は中の島へ近づきます。

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この辺りは水の透明度が凄い!昔は洞爺湖はどこもこのくらい透明度があったらしのですが、温泉街の生活排水などが原因で汚染されてしまったみたい。

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博物館?などがある一番大きな島に船を停泊して、一度降りて次の船まで遊ぶ事ができます。僕は時間が無いのでパス…。降りてみたかった。

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島から折り返した時に見えるのは昭和新山。あの変な形の低い山ですね。

小学校の時の化学の絵本で読んでから一度見てみたかった場所。いやーもっと近くで見たいなあ〜洞爺湖は計2時間もいなかったので、また来たい!

この後、無事に特急に乗って札幌へ。ラーメン食べて(美味しくなかったので割愛)そのまま次の小樽へ…。

 

続く

北海道逃避行2013 その10 さわやか函館観光

函館ロープウェー

函館といえば日本三大夜景?なんて言われてとても有名で「函館山ロープウェー」も夜になると物凄く混雑するらしいが、自分はあまり夜景というものに興味が無いので、夜はパスして昼に乗ってみることにした。

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それにしても今日は素晴らしい天気だ。函館山の頂上から見る景色も素晴らしい事になるだろう。やはり自分はラッキーだ。旅行は大体天気に恵まれる、と一瞬でも思った自分が恥ずかしい。昨日は雨に振られて散々だったのに。この自分にだけ都合の良い思考回路は時として役立つが、根本的に間違っている気がするのでなるべく改めよう。

 

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というわけでドーン

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真ん中にある人工の島が、ちょうどこれ書いてる今日に開催されたロックバンドGLAYのコンサート「緑の島」ですね。f:id:maemuki:20130713103753j:plain

いや〜美しいですね!こういう地形になっていたんですね函館。面白いです。

2つの湾に囲まれる半島だったんですね。確かにこの形だと夜景は綺麗だろうな〜

この日は違う方向を見ると、本州の下北半島も見えました。さすがに写真に収めるのは無理でしたが…。

本当に天気に恵まれて海の色と空の青が融け合って、それがパノラマで広がって…。絶景を堪能して下山しました。

 

ハリストス正教会

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シンプルながら、美しい教会です。中は撮影禁止です。テープで賛美歌が流れて、キリスト教のひと通りの物語が絵のパネルで表現されていました。

ちょうど正午だったので、鐘の音が聴けたのがよかったです。鳴り響く教会の鐘…そしてざわめく…賑やかなで明るい大学生達の声!逃げるように僕は出ました><

 

旧函館区公会堂

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この大正ロマンな雰囲気に合わせて、ドレス、メイクでコスプレできるコーナーがあって、この日も土曜日ということもあり、結構沢山の女性がコスチュームに身を包んでポーズを取って写真を撮ってましたね。ドレスはエレガントな大正ロマンというか、舞踊会のような綺麗なドレスでした。皆さん楽しそうでしたね。

様子を見た限りバンギャではなさそうでした。なぜならポージングも表情も甘い。特に表情。あくまで「観光でやってマース」みたいな照れがありましたね。バンギャ様は一瞬で世界に入り込みますからね。

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バルコニーからの美しい眺め。

建物は変わっても、空と海は昔から変わらない。この景色はずっと続いてきたんですね。

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2階の公会堂では地元の高校生達のバンド?がリハーサル中でした。バンドといっても、「合奏」に近い感じですね。見てたら曲が始まって、AKB48の「GIVE ME FIVE!!」でした。主に男の子が頑張って歌って、女の子は元気が無く裏声でか細く歌ってました。なんか西村知美の歌を思い出した。でもやっぱり若いっていいですね。この曲も初めてイイ曲だなって思った。

函館市旧イギリス領事館

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イギリス領事館が当時あった、ということはいかに函館が重要な港、都市であったかということの証明ですよね。今も勿論、やはり当時のイギリスですよ!凄い!ユースデンさんという身長が小さい事が特徴の領事の方がいて、地元の人も愛されたのこと。

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ここでは結婚式を開くこともできるらしく、この日もバタバタ準備中でしたね。薔薇が咲いた庭園も、いろいろ準備中!って感じであまりゆっくり見られませんでした。

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ただしティールーム「ヴィクトリアン・ローズ」は開いてました!

汗だくぼっちおじさんですが、自らの欲望を満たすため堂々と一人で紅茶を決めました。もちろんスコーンも。ジャムとクロテッド・クリームと一緒にいただきました。

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調度品や食器などもイギリスから取り寄せているとのこと。どれもステキですよね。

「フフフ・・・私は旧イギリス領事館で・・・お紅茶と・・・スコーンをいただいてます・・・」って感じで頭がいっぱいですよ。ミーハーですよね。普段新大久保に来る観光客の皆様に対して(歩道が狭くて邪魔なので)ブーブー言ってますが、そんな権利自分には無いって気づきました反省します。同じ穴のムジナですよねアハハ。

しばらくの間お優雅にお紅茶とスコーンでおイギリス気分を味わいました。楽しい!ここはおすすめです!

 

函館市北方民族資料館

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ラストはここ。

 この建物も古くて味がありましたね。中は撮影禁止なのかどうかのかよくわからなかったので、撮影しませんでした。アイヌを始めとした北方民族の貴重な資料が展示されていました。特に素晴らしかったのが、各民族の衣服や宝飾品など素晴らしいものが沢山あり、夢中になって観ました。想像以上にオシャレで凝っていてびっくり。シャーマニズムというか宗教的な背景がそこにもあるらしい。自然信仰、熊送り、独特の文化は今でもどこかで生きているのだろうかと考える。

とても素晴らしいのに自分以外のお客さんは3人程度。土曜日なのにねえ。

 

函館ラーメン星龍軒

Twitterでまたたさんに教えていただいた、函館ラーメンの有名な店。

行ってみたら物凄い行列!駅近いし、休日だし、まあ仕方ないと駅で切符買ってから来てみたら、少し行列が途切れてたので店先で待ってみる。

しかし、席は空いているのに全く中に呼ばれない!混雑で混乱して店内は大変な状態になってるみたい。どうしようかなと思うもまだ時間があるため。しばらく待ってみる。後に並んでいる親子3人組。トイレを借りて、やっと客の存在に気づく店の人、この親子が先に来ていると勘違いして先に通そうとする。大人しい僕が珍しく自己主張して、正しい順番を店の人に説明して席に着く。

カウンターに座るとカウンター内のカオスが目の前で展開される。あまり空気を読まない外国人のお客様があまり他の人が頼まなさそうなオーダーをどんどんして混乱に拍車をかけている。「注文受けたものはやっぱり出さなきゃね」なんて言ってる。ついにはもう店を閉めるらしい。のれんは降ろされる。

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ラーメンは席に着いてから15分はかかったかなあ〜あっさりしてて美味しかったけど、一連の顛末に疲れてしまったので、味わうヒマもなく出てきてしまった。

 

この後は長万部へ。

続く。