北海道逃避行2013 その10 さわやか函館観光
函館ロープウェー
函館といえば日本三大夜景?なんて言われてとても有名で「函館山ロープウェー」も夜になると物凄く混雑するらしいが、自分はあまり夜景というものに興味が無いので、夜はパスして昼に乗ってみることにした。
それにしても今日は素晴らしい天気だ。函館山の頂上から見る景色も素晴らしい事になるだろう。やはり自分はラッキーだ。旅行は大体天気に恵まれる、と一瞬でも思った自分が恥ずかしい。昨日は雨に振られて散々だったのに。この自分にだけ都合の良い思考回路は時として役立つが、根本的に間違っている気がするのでなるべく改めよう。
というわけでドーン
真ん中にある人工の島が、ちょうどこれ書いてる今日に開催されたロックバンドGLAYのコンサート「緑の島」ですね。
いや〜美しいですね!こういう地形になっていたんですね函館。面白いです。
2つの湾に囲まれる半島だったんですね。確かにこの形だと夜景は綺麗だろうな〜
この日は違う方向を見ると、本州の下北半島も見えました。さすがに写真に収めるのは無理でしたが…。
本当に天気に恵まれて海の色と空の青が融け合って、それがパノラマで広がって…。絶景を堪能して下山しました。
ハリストス正教会
シンプルながら、美しい教会です。中は撮影禁止です。テープで賛美歌が流れて、キリスト教のひと通りの物語が絵のパネルで表現されていました。
ちょうど正午だったので、鐘の音が聴けたのがよかったです。鳴り響く教会の鐘…そしてざわめく…賑やかなで明るい大学生達の声!逃げるように僕は出ました><
旧函館区公会堂
この大正ロマンな雰囲気に合わせて、ドレス、メイクでコスプレできるコーナーがあって、この日も土曜日ということもあり、結構沢山の女性がコスチュームに身を包んでポーズを取って写真を撮ってましたね。ドレスはエレガントな大正ロマンというか、舞踊会のような綺麗なドレスでした。皆さん楽しそうでしたね。
様子を見た限りバンギャではなさそうでした。なぜならポージングも表情も甘い。特に表情。あくまで「観光でやってマース」みたいな照れがありましたね。バンギャ様は一瞬で世界に入り込みますからね。
バルコニーからの美しい眺め。
建物は変わっても、空と海は昔から変わらない。この景色はずっと続いてきたんですね。
2階の公会堂では地元の高校生達のバンド?がリハーサル中でした。バンドといっても、「合奏」に近い感じですね。見てたら曲が始まって、AKB48の「GIVE ME FIVE!!」でした。主に男の子が頑張って歌って、女の子は元気が無く裏声でか細く歌ってました。なんか西村知美の歌を思い出した。でもやっぱり若いっていいですね。この曲も初めてイイ曲だなって思った。
函館市旧イギリス領事館
イギリス領事館が当時あった、ということはいかに函館が重要な港、都市であったかということの証明ですよね。今も勿論、やはり当時のイギリスですよ!凄い!ユースデンさんという身長が小さい事が特徴の領事の方がいて、地元の人も愛されたのこと。
ここでは結婚式を開くこともできるらしく、この日もバタバタ準備中でしたね。薔薇が咲いた庭園も、いろいろ準備中!って感じであまりゆっくり見られませんでした。
ただしティールーム「ヴィクトリアン・ローズ」は開いてました!
汗だくぼっちおじさんですが、自らの欲望を満たすため堂々と一人で紅茶を決めました。もちろんスコーンも。ジャムとクロテッド・クリームと一緒にいただきました。
調度品や食器などもイギリスから取り寄せているとのこと。どれもステキですよね。
「フフフ・・・私は旧イギリス領事館で・・・お紅茶と・・・スコーンをいただいてます・・・」って感じで頭がいっぱいですよ。ミーハーですよね。普段新大久保に来る観光客の皆様に対して(歩道が狭くて邪魔なので)ブーブー言ってますが、そんな権利自分には無いって気づきました反省します。同じ穴のムジナですよねアハハ。
しばらくの間お優雅にお紅茶とスコーンでおイギリス気分を味わいました。楽しい!ここはおすすめです!
函館市北方民族資料館
ラストはここ。
この建物も古くて味がありましたね。中は撮影禁止なのかどうかのかよくわからなかったので、撮影しませんでした。アイヌを始めとした北方民族の貴重な資料が展示されていました。特に素晴らしかったのが、各民族の衣服や宝飾品など素晴らしいものが沢山あり、夢中になって観ました。想像以上にオシャレで凝っていてびっくり。シャーマニズムというか宗教的な背景がそこにもあるらしい。自然信仰、熊送り、独特の文化は今でもどこかで生きているのだろうかと考える。
とても素晴らしいのに自分以外のお客さんは3人程度。土曜日なのにねえ。
函館ラーメン星龍軒
Twitterでまたたさんに教えていただいた、函館ラーメンの有名な店。
行ってみたら物凄い行列!駅近いし、休日だし、まあ仕方ないと駅で切符買ってから来てみたら、少し行列が途切れてたので店先で待ってみる。
しかし、席は空いているのに全く中に呼ばれない!混雑で混乱して店内は大変な状態になってるみたい。どうしようかなと思うもまだ時間があるため。しばらく待ってみる。後に並んでいる親子3人組。トイレを借りて、やっと客の存在に気づく店の人、この親子が先に来ていると勘違いして先に通そうとする。大人しい僕が珍しく自己主張して、正しい順番を店の人に説明して席に着く。
カウンターに座るとカウンター内のカオスが目の前で展開される。あまり空気を読まない外国人のお客様があまり他の人が頼まなさそうなオーダーをどんどんして混乱に拍車をかけている。「注文受けたものはやっぱり出さなきゃね」なんて言ってる。ついにはもう店を閉めるらしい。のれんは降ろされる。
ラーメンは席に着いてから15分はかかったかなあ〜あっさりしてて美味しかったけど、一連の顛末に疲れてしまったので、味わうヒマもなく出てきてしまった。
この後は長万部へ。
続く。