さわやかトラウマ一人旅日記

音楽が好きな30代男がぼっちを極めるため、世界や国内をヤケクソ気味に一人旅をしたその記録です!

北海道逃避行2013 その19 旭川ラーメン屋めぐり

小樽で会ったintoshさんに続きを待ってます!と言われてそういえばと思い出したのでまた更新します。といってもあと2回だけ。

美瑛から富良野線で旭川まで。旭川駅はとっても新しくて綺麗だった。駅を出ると少し間を置いて大きなデパートが見えて、思ったより都会だった。と思ったら左手を見るとデパート跡らしき廃墟のある不自然な空間があった。新しい駅が出来る前まではどんな風景だったのだろう。

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駅前のホテルにチェックインして、街を歩いてみると、やはり西武など大きなデパートにいわゆる「銀座」的な歩きやすい通り。整然とされていて人通りもそこそこ多い。

とりあえず旭川といえばラーメン しかし、旭川のラーメンがどういうものなのかは知らない。旭川ラーメンのWikipediaを見てもよくわからなかった。

そして店もたくさんあり、どこへ行ったらいいのかわからない。ランキングとか高い評価のレビューなんかの店は旭川駅から遠いところにあったりする。

生憎、ホテルを出るとちょうど雨が振り出した。とりあえずiPhoneを頼りに歩いて行けそうなところに行くことにした。

 

 らーめんや天金

公式HP http://www.tenkin-asahikawa.jp/

旭川ラーメンを代表するような濃いめのとんこつの醤油ラーメンとのこと。市内にいくつか店があって、僕が行ったのは四条店。

店内がかなり空いているのと、まるで「風風ラーメン」みたいなチェーン店っぽい雰囲気に入店後「あれ?間違えたかな?」と一瞬思ってしまったが、メニューを見ると間違いはなかった。僕以外の一人だけの客と店員さんが知り合いだったらしく、店員さんが一方的にしゃべりたおしていた。

無難に「醤油ラーメン」を注文後に、「ハーフサイズ」があるのを発見した。しまった。これにすればよかった。少なめにしておいて店をはしごするのもいいなと思った。あまり量を食べられるタイプではないので、「店をはしご」とか考えたこともなかった。

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すぐにやってきたラーメン。うーんうまそう!表面に油を張るのが旭川ラーメンの特徴らしい。北海道の寒さから、ラーメンが冷めるのを守るらしい。。。 というのは本当かどうかはわからない。

少ししびれるほど濃厚なスープに麺と油が絡んで、美味しい!これはイケるとおもった。しかしそれほど重い印象は無く、するする入っていく感じ。あっという間にたいらげた。

店を出るとまだまだ食べられそうな感じ。せっかくだし、まだ19時前だしもう1件行けそうかな?と思い行く事にした。事前に調べておいたここから10分ほど歩く、老夫婦がやっていて生姜の効いた味が特徴の某店へ歩く。早く閉まる店らしく時間的にぎりぎり・・・。着くと店の扉は開いていたが、電気はついておらず、客もいなかった。

「ごめんなさい今日はもう終わりなの」 申し訳なさそうにおばあちゃんが言った。まだ閉店の時間ではなかったが、終わりとのこと。雨の中とぼとぼ道を戻った。

この後、もう1軒行ってみたが、ここも営業時間のはずだが店は開いていなかった。雨は止み始めたが若干途方にくれる。しかしここに来るまでに、ネットで調べた店を1軒通りすがりに発見したので入ってみた。

 

鉢屋 旭川本店

食べログ: http://tabelog.com/hokkaido/A0104/A010401/1003302/

お店の外側から行って無骨というか男臭い感じだったが、中もそうだった。厨房には数人の硬い表情の男がひしめきあっていて低い声で「いらっしゃいませ」と言われた。新宿のホストみたいな風貌と愛想の店員がいる某店とは偉く違う。

早速ラーメンを注文する。ここにはハーフサイズはなかった。確かに店の緊張感に合わない感じもする。油の量を聞かれる。多めか普通かとのこと。旭川ラーメンの特徴は油なので、せっかくなので多めで注文する。

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ラーメンがきてびっくり!この色…すごい!

土色というかこんな色のスープ初めてみました。そして匂いがすごい!

「香り」というより「匂い」 

その正体は焦がし油らしい。初めて嗅ぐ匂い。なんだか食べ物の匂いじゃないような気がする。恐る恐るうわばみを啜ってみると、やはりその匂いが口いっぱいに広がって強烈!工場の中にいるみたい。

落ち着いて下の魚介系のスープと絡めて食べてみると、味に広がりが出てやっと美味しさが分かった感じ。しかしやはり独特な風味。鼻で香りを感じで味覚を少し敏感にして、いろんな感覚を持って食べてみたりする。

お腹が苦しくなりつつも、なんとか麺を完食。店内を見回してみると、なぜかはちみつのアイスクリームのメニューが。そういえば店名は「蜂屋」もともとは蜂蜜屋さんだったらしい。

 

雨の止んだ旭川の夜の街を腹ごなしにウロウロする。

「蜂屋本店」の裏は味のある路地裏になっていて、居酒屋やホルモン屋など飲み屋がひしめき合っていて、いい雰囲気である。ふらりと入ってみたかったが、もう満腹で酒も受け付けない感じ。

7月なのに、夜になると涼しすぎて長袖でもいけそう。自分の人生で一番北に来ているんだと思った。

 

梅光軒 本店

公式 http://www.baikohken.com/

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翌日旭川動物園に行った帰りにお昼に行った店。旭川ラーメンを代表する名店で、「誰もが認める」レベルらしい。駅からのアクセスもいい。お昼時でほぼ満席だったが、すぐに座れた。通常はもっと並ぶらしい。

否応なしに期待が高まる!客席係の店員さんも若くて可愛くて親切!

しかしなぜか僕に来たラーメンはぬるかった。温度がぬるい。そこまで温度にこだわるわけではないんだけど、白いとんこつスープや、あっさり系のスープなら少々ヌルめでも問題ないのだが、このような脂が浮いているタイプのラーメンで熱くないと、違和感が大きい。スープを飲んでみるがやっぱり冷めているような気がする。たまたまなのかそれともこういうものなのか。味わうまでもいかなかった。自分が大げさなのかなー?

 

ということでちょっと不満だったので、この後西武の地下で寿司をやけ食いして旭川を離れました!