さわやかトラウマ一人旅日記

音楽が好きな30代男がぼっちを極めるため、世界や国内をヤケクソ気味に一人旅をしたその記録です!

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◯千葉勝浦「お茶の間ゲストハウス」宿泊記

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◯おひとり様で泊まったおすすめのホテル 

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千葉勝浦6(終)同じ学校の人、音楽のつながり、T氏は上流工程と旅の終わりとサウダージ

 

この旅のメインは人との会話だった。

夫婦は僕より10歳下で、奥様は、僕と同じ短期大学の同じ学科の人だった!はじめて会ったかもしれない。同じキャンパス、短期大学はその後、大学になった、最後の短期大学の人だったらしい。その話をもっとしたかったなー。2人は、音楽で知り合ったご夫婦とのこと。素敵な人たちだった。

T氏はどこで働いているのかはわからなかったけど、僕が前にしていた仕事の上流工程の人だった。どうりでなんかよく知っている人だと思った。つつけばもっと話ができそうだったけど、翌日にすぐ帰ってしまった。

朝ごはんは、僕だけ2泊目だったのでメニューが違った。このイワシ丸干しはすごくおいしかった。ぜんぶ頭から尾まで食べられた。つけものと、わかめごはん!わかめごはんは大好きだから嬉しかった。ほんとうにおいしい朝食。ゲストハウスの朝食はこういうものではないんだよおと、T氏が教えてくれた。彼はゲストハウスが好きで詳しいらしい。そしてここがほんとうに良いところ、まだ初めてきて2回めらしい。しかしこの日は「お手伝い」としてきていた。「もしかしたらここが一番良いところなんですかね」ときくと「そうかもしれませんね」とのこと。こりゃあいい意味でまいりました!

 

上総興津の街をぶらぶらしたりした。猫がたくさんいて可愛かった。宿にも猫がたまにくるらしい。

この日は、昼食を取る前に帰ろうかと思ったけど、ここで食べなかったらまた都内でひどいものを食べてしまうことになるということに気づき、お願いをした。

このカレーうどんのおいしさ、びっくりするほど美味しいというわけではないけど、ほんとうにちょうどよい美味しさだった。卵焼きも。秘伝のレシピらしく、コーヒーフレッシュを入れるらしい。「美味しい美味しい」と何度も言いながら食べた。

この旅は天気には恵まれなかったけど、最後だけは少し青空が見られた。

この風景を見ながら、僕は「サウダージ」という言葉を考えていた。

サウダージとはポルトガル語で、郷愁、切なさ、などそんな意味を持つもので、最近僕が好きなブラジル音楽に、よく出てくる言葉。

サウダージとは、僕にとって海そのものなんだ、とあれからブラジル音楽の「サウダージ」を感じるたびに感じている。

 

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 たった3日の旅だったけど、とても感じるもの、気づいたことがたくさんあった旅だった。またお茶の間ゲストハウスには行く。もう勝手がわかった、ということと、あと冬は空いているらしい。でも掘りごたつがあるので、それを目的に!

 

終わり

千葉勝浦その5 お茶の間で「きわめて印象的な少女」ら、と語らい

かつおを食べた後、そのまま「お茶の間ゲストハウス」の宿泊者、僕と夫婦とお手伝いの2人と、「お茶の間」でお話をした。

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例のT氏が「最近、珈琲豆に凝っているんです」と持ってきた珈琲豆をみせてくれた。自分で煎っていることのこと。「食べてみたい」とお手伝いとしてきたらしい若い女子が言い出して「こんなの食べてもおいしくないですよ」と言うも、彼女はつまんだ。

「香り高い香ばしいチョコレートみたいでおいしい」という批評に、皆うなずいた。僕もつまんだけど「香り高い香ばしいチョコレートだ」という感想だった。

そして、さらにここで煎るとのこと。煎り器を持ち出してカセットボンベで煎りだした。

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ひたすらにT氏はコーヒー豆の入ったものを振って振って振っていた。振り続けるのが趣味なのだろうか。火を熾すための板も凄かった。よくわからないけど、面白い人だということはよくわかった!

 

更に、謎だった「若い女子」の正体もわかった。この子は17歳の女子高生。もう少し大人かと思った。ここのオーナー夫人とお母様が知り合いらしい。今日はお手伝いとして来たとのこと。この翌日に実際にお手伝いもしていた。

この子はほんとうに変わった子だった。めんどうくさいので箇条書きをする。

  • 高校は特殊な学校
  • そこは、毎日行かなくてもいいところ
  • でも毎日通っている
  • 携帯電話は持っていない
  • インターネットはいっさい見ない
  • テレビは見ない
  • 芸能界には興味ない
  • 好きな有名人とかもいない
  • もちろんスマートフォンも持ったことない
  • TwitterもLINEも当然知らない
  • 音楽も聞かない
  • 本は「料理が好き」なので料理本を少し
  • 専門学校に行きたいけど、学費のことで諦めるかもしれない
  • アルバイトはしている
  • アルバイトはスーパーのレジで、ふつうに仕事はしている感じ
  • アルバイトの給料は使わずに全部貯めている
  • お客さんには大人っぽいねーと言われたりする
  • 友達は普通にいる
  • 「友達と何の話をしているの」と聞かれると「何の話してるのかなんてよくわからない」と言われ、僕は至極納得!確かにそうだ…。

こんな子なんです。

 

みんなが、お茶の間で、話の合間にスマートフォンをいじりだし、僕も見たりしているとき、彼女はずっと、上の方を見たり、どこかを見たりしていました。「何をやっているの」と聞きたかったけど、何もしていない。それでいいんだな、と、思った。

こういうのが、本来の人間の姿なんだなーと。電車ではみんなずっとずっとスマートフォンを見ている、かろうじて5%くらいが本、あとは音楽を聴いて虚空を眺めているか。僕は後者です。

でも、こんな大人たちに囲まれても、全く動じない、強く自己主張をしたりしない。若さを強調したり、意識したり、することもなさそう。きわめて印象的な少女でした。

 

僕が「テレビとかインターネットとかクソばっかりだから見なくていいよ!」と言うと「クソ!!www」とクソにすごく反応していました。クソとか好きとか、そういう普通のところもあるんだなーなんて、思ったりした。

 

こういう旅っていいなあと、思いました。旅でのひとときになる、もしかしたら最後になるかもしれない、でも最後ではないかもしれない出会いというものは、本当に良いものだとしみじみ、しみじみです。

 

続く

 

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千葉勝浦その4 本当の旅の楽しさ

もう旅行から2週間も経ってしまった。。その後の僕の人生には何も変わりがなく、次の旅行の予定もない。このゲストハウスには、冬にはこたつが設置される、というか席は掘りごたつだった。ここでゆっくりしたいな。こたつにはいって犬のあられちゃんと戯れたりしたいなー。

そんな2日目のメインイベントは「焚き火大会」でした。

昨日は客は僕一人だったけど、今日はご夫婦一組と、お手伝いさん2人がくるらしい。どう考えても構成がおかしいとおもうけど、この「焚火大会」はお手伝いさんの一人の発案とのことで、即興的なイベントだとオーナーさんが言っていた。

 

かんぽの湯から帰って、しばらく海を見ていたりぶらぶらしたりして、宿に帰ると、庭には2人の人物がいた。一人は、おそらく焚き火大会の発案者であろう男性、一人は、縁側のところにずっとすわってぼーっとしている若い女性。「ここんにちわ」と挨拶をして、いったん部屋に帰って、ちょっと寝ていたりしていたら、外がすこし賑やかになっていた。

 

焚き火は、発案者の男性、仮にT氏とする、T氏がコンクリートブロックで作成をした窯を使って行われて、そこに火を熾すところだった。中に木を入れて、ガスバーナーで火を付けたりしている。

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「つきましたか」と聞くと「むずかしいですねえ」と苦戦しているもよう。

 

「種火があるといいですね」と発案し、「枯れ葉はどうだろう」と提案すると、オーナーが「枯れた松の葉がよく燃えますよ」と教えてくれた。焚き火はよくやっているらしい。それらしき跡が庭にはあった。

 

松の木の下に行くと、たくさんの枯れた松の葉があった。手でそれを握ると少し痛かったけど、特に気にせず。両手にかかえて、自作窯の彼のところに持っていった。「えい」とばかりに、それを中に入れると、一気に燃え上がった。

「いいですね。松の葉」「ほんとだすごく燃えてます もっと持ってこよう」「おねがいします」僕は、庭の松の葉を探して、手に持って、自作窯へ。土で手が汚れたけど、気にしない。火はどんどん燃えてきた。さっきあった、使った窯の中の炭になっているものも、拾っていれたりしていた。

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楽しいな。

僕はほんとうにそう思った。なんてたのしいんだろう。枯れた松の葉を集めて、火に入れて、燃え上がる。すごく楽しい。楽しいなんて言葉を、実感できてよかったな、と思った。ほんとうの旅行というものは、こういうものなのかもと、思ったりした。

自作窯の彼、仮にT氏としよう、T氏は、火を更に安定させるために、板のようなもので必死に仰いでいた。ほんとうに必死。何がかれをそうさせるのか??

と思っていると、ぼーっとしている若い女性がやってきた。「寒い」とのこと。そうだ寒かった。雨も降ったし、もう夜も近い。「寒いよね。でもまだ火がついていないかも」と言うと、特に反応がなかった。ちょっと変な人なのかな??と思ったけど、それは本当だということが、後々にわかった。

 

僕は、枯れた松の葉をやめて、そのあたりにあった木の板を破壊して、中に入れたりした。T氏の仰ぎのおかげか、火は安定してきた。この「焚き火」の目的は、これを利用をして、やきいもを焼くこと、その他いろいろ料理もするらしい。オーナーさんがなにかを用意しているとのこと。

 

そうすると、この日の宿泊者がやってきた。上品な夫婦。30代だった。二人ともきれいな格好をしていて、ゲストハウスにはおおよそ似合わないけれども、もう何度も来ているらしい。

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みんなで木を入れたり、また枯れた松の葉を集めたり。だんだん暗くなってきた。この焚火の目的は、鍋を煮ることと、果物などを焼くこと。

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下にある細い板を足でなんとか小さくしたり、頑張った。ほんとうに頑張っていたのは、T氏の仰ぎ。ひたすらに仰いでいた。

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いい感じに火が安定したきた。

「さむい」と若い女の子が温まりにきた。「ほんとにさむい」「でも、あったかくはないね」

「火を見るのは、なんか楽しいですね」「僕もです」「飽きない」「ずっと観ていたいですね」そんな会話をした。

火加減は、うまくいっているのか、全くわからなかったけれども、大丈夫だった。

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焼きリンゴ、これがすごく美味しかった。ただ濡れた新聞紙に包んでアルミホイルにも包んで焼いただけなのに。自然にものすごく甘くて!初めての味わいだった。

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これは焼きバナナ。これもほんとうに美味しかった。どんなに加工をしたバナナのスイーツよりも美味しく感じた。みんなそう言っていた。楽しかった。

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鍋の写真を取る前に、僕があせってお皿にあげてしまったもの。チキンとハーブを焼いただけのもの。これも美味しかった。味付けがシンプルなのがよかった。味がうすいときのために、とソースも用意されていたけど、いらなかった。野菜もおいしい。おいしい。

楽しいな。旅って楽しい。

僕は、ほんとうの旅の楽しさというものを、知らなかったのかもしれない。

 

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この後は、一旦片付けをした。

T氏は消えかかける炎とブロック窯を愛おしそうにずっと観ていた。そして仰ぎに使っていた板をずっと愛おしんで、鍋敷きにされるのを固辞していたりした。この人、面白いな!と感じました。また会いたいな!

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更に宴は続いた。

この日のメインは鰹の刺し身だった。これで1人前。みんな「いいの?」と言っていたけど、これにさらにあったかい豚汁とご飯もついてきた。かつおは柔らかく、臭みがないので、いくらでも食べられた。

 

この後、みんなでお話をした。消灯時間が少しすぎるまで。それはまた続きにします。

 

 

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千葉勝浦3 かんぽの宿勝浦で展望温泉と海鮮丼でつかれをいやした

海に満足をして、ゲストハウスに帰った。

こんな感じで縁側もあったりする。天気がよかったら日向ぼっことかも楽しそう。もうちょっとゆっくりしたかったな。

水回りもとてもきれい。トイレもウォシュレットだった。そしてこのトイレにある洗面器。とてもかわいい。他の洗面器もこれだった。女性受けもするだろう。もちろん僕もこういうの大好きだ悪いかちくしょう

朝食に呼ばれたので向かうと、さっそく犬のあられちゃんが迎えてくれた。かわいいなあ。なんども「あられちゃん」「あられちゃん」と呼ぶ、名前を呼ぶと喜ぶと宿のガイドに書いてあった。そして頭は優しくなでると喜ぶらしい。さっそく何度も実践する。帰るまでになんど「あられちゃん」「あーらーれ」「あら!れ!」とか言っただろう。楽しかった。ちなみに「Dr.スランプアラレちゃん」にちなんだ名前ではないらしい。何度も聞かれたんだろうな同じことを。あられちゃんあられ。「あられ」という名前の入った首輪もかかっていた。

あれらちゃんにまた会いたいよう

そうしている間に、朝ごはんが来た。ゲストハウスでこのような和食の朝食はきわめて珍しいということを、翌日の朝に別のゲストに知らされました。この干物はもちろん地元の天然のものらしい。とてもおいしくいただきました。お味噌汁もご飯も、そしてちょうど良い量だった。ご主人に「おいしいです!」と話しかけた。そういう事ができるようになったんだなと思った。それは長野での経験によるのだろう。長野では話をする人があまりいなくて、お店の老人の方たちとよく話をした。ここのご主人はこの日は奥様にあたる方で、僕より年は下だった。感じの良い人。居心地の良い空間を作れるお人。

くつろいだ後、自分が希望し、車で行ける「勝浦かんぽの宿」の日帰り温泉に行くことにした。

www.kanponoyado.japanpost.jp

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天気は晴れてはいなかったけれども、ほんとうにこんな展望の露天風呂だった!温泉の質もとても良く、温度もちょうどよかった。土曜日なのに、結構空いていて、快適だった。足が辛かったけれども、あがった後はすっかり良くなっていた。やはり温泉は違うのだろうか?足を伸ばせて貼かれるのがいいのかもしれない。

かんぽの宿はいかにも昭和の生き残りのような施設だった。もちろんこの方が僕には落ち着く。しかしほんとうに人がいない。いつもは混んでるらしいけど。

この後は、非常にわかりづらい場所にあった「大広間」で「海鮮丼」を食べた。

やっぱり海は海鮮!海鮮ドン!値段は確か1600円だったかな?働くということはこういうものを躊躇なく食べられるということなんだと、写真を思いながら実感をしてしまった。しかし、本来、自分は食べ物にお金をかけることはあまり躊躇しない人間でもあった。ということも思い出した。

食べるところからも、海が見られて楽しかった。これはまた別のところ。実際にはもっときれいに見えた。浜辺みた景色をちょうど山の上から見られた。ほんとうに良いところだ。また来たいです。帰りの車の中でご主人に伝えた。また来てくださいね。とのこと。

この後は、宿に帰って、のんびりすごした。夜には「焚き火大会」があるとのこと。ほんとうに楽しいのはこれからだった!楽しみを残しておきたいので、また次にします。

おわり

 

 

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千葉勝浦週末旅行 その2 海と僕との会話

ゲストハウス2日目は、電車の音で目覚めた。

事前に知ってはいたけど、ゲストハウスのすぐ横に外房線の線路があり、始まった電車の音が間近に聴こえてくる。踏切もすぐ近くにある。懐かしい音、ずっとある音だけど、このような音が久しぶりに、しかも目覚めの音になるなんて。新鮮だった。

旅での目覚めの音で、印象深いものは、イスタンブールでの目覚めの音、それはおそらくコーランだと思しき音だった。窓からの風景は狭くて外は見えなかったけれども、朝食会場はホテルの上の方にあり、そこから見える風景は、コーランにふさわしいイスラムの風景だった。朝もやにあのような建物が霞んで見えた。旅行の朝というものは、ほんとうに素晴らしいものだと思う。

外に出ようと、玄関に出てみた。ご主人が起きている音はまだ聴こえてこなかったから、まだドアは開いていないのかなと思ったら、ドアは開いていて、早速外に出てみた。

昨日はよる遅くの到着だったから、外の風景は全く見えなかった。

この後に、何度もここを通ったのだけど、その都度に「帰ってきた」と思えるような、入り口だった。この松の下を通ると、松の葉がチクチク刺さってしまい、ちょっと痛いけれども、それも愉しいこと。決して切ったりしないし、文句を言う人もいないのだろう。

すぐに近くにあるこの踏切を渡ると、すぐそこに海があった。すぐそこに海、なんて羨ましいんだろう。僕がどれだけ海が恋しいのか、海はわかってくれないんだろうな、なんて考えながら、吸い込まれるように僕は海岸に向かった。

 

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天気はよくなかったけれども、この雲天においても水の青さがよくわかる。実はこんなに美しい海を近くで見たことはなかったのかもしれない。きたない湘南の海か、そこそこきれいだけど、青さのない瀬戸内海や、異様に一部だけが透明だった、神聖な厳島の海か、それくらいだったかもしれない。

オフシーズンだからか、早朝だからか、人は全くいなかった。風は優しかったよう、と記憶をしている。海だ。海に来れたんだ。東京からたったの2時間で、これだけ美しい海があったなんて。

この両端の2つの尖端に囲まれた岩礁には、この写真ではよく見えないけど、小さな鳥居が建っていた。ちょうどセンターの位置にこれがある。素晴らしい眺めだ!僕はずっとこれを見ていた。すべてを忘れるように。 

 

ここで海を前にして、やりたかったことをやってみた。波を見つめ、その音をただ聴くということ。

Instagram post by 世界のmaemuki • Oct 22, 2018 at 1:11pm UTC

波の音には、3つの階層があるということ。

一番上は、水が波となり、水同士で動く音。

一番下は、砂と水が合わさって動く音

真ん中は、水が動く音。

それが自分が見える範囲だと、3つの動きがそれぞれに波となり岸に押し寄せ消えていった。消えるタイミングは決してかさらない。どういう仕組なんだろう。自分は海のこと、海の仕組みをよく知らない。潮の満ち引きのこともよくわかっていない。月が関係するとか、ロマンチックなものがあったような気がするけど。

ずっと、ずっと聞いていられた。雨ではなくてよかった。ここに雨の音が加わったら、どのようなものになるのか、聞いてみたい気もする。

 

ここで、もう一つやりたかったこと。海を見ながら、音楽を聴くこと。イヤフォンとiPhoneを持ってきた。聴く曲はもう決めていた。


交響詩《海》(ドビュッシー)

ドビュッシー交響詩「海」この間、NHK交響楽団定期演奏会で聞いた曲。

「海の夜明けから真昼まで」「波の戯れ」「風と海との対話」という3つの楽章がある。この曲は単に「海を描写した曲」に僕には聴こえない。ドビュッシーの父親は漁師だった。そして彼もそれを継ぐつもりであったという。しかし、それを選ばなかった。彼にとって、海とは特別なものだったのだろう。それが音から伝わってくる。

海というもの、生命の根源であり、命をつなぐ重要なもの。そして広大である、陸地よりも。いつまでも続く、風景と波、しかし、それは時として牙となって襲いかかってくる。そこにいる限り、いつも死がつきまとう。

そんなことを思いながら、ずっと海を見ていた。最初から最後まで。おおよそ24分程度の曲。イヤフォンだったから、音を聴こえなかった、波の音も、水の音も、そして風の音も。この曲の3楽章は「風と海の対話」であるということで、風の音は聞けたような気がする。

 

この時に限らず、僕はできるだけ、海に行くようにした。雨が降った時もあって行かなかった時もあったけれども、部屋から少しだけ、海を見ることもできた。

そして、なぜ自分がこんなにも海が恋しいのかは、やはりわからなかった。そういうものだから、また来たいのかもしれない。

 

続く

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久ひさの更新!千葉勝浦「お茶の間ゲストハウス」で二泊三日の一日目 あられちゃん!あかりちゃ

みなさんお久しぶりです。僕はついに久しぶりに旅行に行けました!ほんとうにひさしぶり、まあ、仕事探しに東京に来てホテルなどに泊まることはしていました。

でも、今回は、ほんとうに久しぶりの旅行でした!

 

目的は、千葉勝浦にある「お茶の間ゲストハウス」に泊まることでした。

ochanoma

https://www.facebook.com/tibakatuuraguesthouse/

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Facebookで見つけて、たまたま個室が金土と空いているようでしたので、よし行こう!と決意をして予約をしました。金曜日は仕事です。勝浦に行くには都内からかなり時間もかかりそうです。電話をしたところ、駅まで迎えに来ていただけるとのことで、安心して行きました。

https://www.instagram.com/p/Bo1MDa1lnWn/

これから、特に頑張ってない自分へのキツイキツイ戒めのために、ぷちうつ旅行に行きます!その前にアイスカフェオレのなんか、あまいひらべったいお菓子で腹ごしらえという戒めです(ノД`)#戒め #旅行#プチうつ

「特に頑張ってない自分へのキツイ戒め」というのは、自分の常套句、いわゆるクリシェなのです。でも実はこの前に駅弁を買っていて、電車で食べる予定だったのです。なんて贅沢なんだろう、というか自制がきかなくなってきたのです。もういつ死ぬかわからないんだから、と自分にいつも言い聞かせています。そうです。

僕は、ストレスがたまる毎日になってしまいました。大体どこの会社でもそうなのでしたから、いまさらなのかもしれない。そして、働けるだけマシなんだ、という体験もしてきた、はずなのに。。なんて、ことは忘れよう忘れよう。

房総への特急列車わかしおに乗りました。ここは地獄京葉線と同じホームなので、地獄のような道のりです。いくら「動く歩道」があったとしてもやはり地獄は地獄に違いありません。さらに京葉線といえば、すぐ止まる。なんて地獄なんだろう。京葉線ユーザーのいたら激怒または号泣でしょう。哀しいですね。ほんとうにすみません。

久しぶりの旅行に浮かれてしまい、こんな写真も撮ってしまいました。ちなみに望まないのに、1車だけある指定席になってしまい、車内はガラガラ、でした。荷物を置いて、のんびりしていたけれども、停車の度に「となりにひとが来たらどうしようやばい」と荷物を退けたりするのです。小さいな自分…。でも、優しいなって。人間らしいなって。結局だれも乗ってきませんでした。

さきほど書いた駅弁とはこのことです。おいしいそうでしょう?

「食べ物の写真、撮るのうまいですね」と言われてしまう自分が懐かしいですね。「うまくはないけれども、おいしそうと思って写真をとってますよ」なんて品川の「喫茶ダリ」の美人ウェイトレスの方にお話したのをちょっと思い出しりしました。

しかし、そんなにまずくないんですよ。ほんとうです。だって1600円くらいもしましたから、おいしいんです。おいしい。

「僕ってばかだなあ」と外の写真を撮ろうとしたら、こんなのが写りました。ほんとうに莫迦です。

この後、しばらくねむりこけました。疲れていました。「たいしたことしてなくてもつかれるしねむくなるんだな(>_<)」なんて考えていたかもしれません。

しかし、このとき、電車の停車と共に、衝撃のアナウンスが流れてきました。

「えー電車はここで各駅停車まちでー20分の停車となります」と聞こえてきました。さらにその駅は、目的地の一つ前!!!?!

「20分まちなんて嘘だろう」と恐る恐る外にでると、さらに「20分の停車となりますー」と追い打ちのアナウンスが。「いいんだ」とそのまま散策をし、寒かったので缶コーヒー(あったかーい)を買ったりしました。

https://www.instagram.com/p/Bo1c3SUFdeH/

ここはどこなのだれもいないだれも

待合室にも、誰もいません。電車にももう誰も乗っていなかったかも。なんだろう異世界に来てしまった。先程の東京駅の喧騒はなんだったのか。幻か?いや、こちらが幻のはずなのに。まぼろしの世界。Doorsの曲にそんなのがあったような気がする。ああまさか「君の名は」のような世界なのか。都会、港区ではたらくうつOLな僕と、千葉の無人駅のようなところでさまよう自分。君の名は…

楽しいな。僕はこう思いました。旅はやっぱり楽しい。現実があまり楽しくないからかもしれないけど、どんなことが起きるかわからない。まさかあと一駅のところで20分またされるなんてありえない。山手線は自殺が起きたら止まるけど、たぶん自殺ではないのだろう。定刻だからなんだろう。なんて楽しいんだ!

こんなことが楽しかった。旅は始まった。

 

電車は普通に発車をした。定刻どおりに。決められたとおり。サラリーマンのように。僕は港区ではたらくサラリーマンだった。OLではなかったんだ。

「かずさおきつ」駅についた。読めなくて苦労をした。一度「じょうそうこうつ」と心で読んでしまったら、もう後にはひけない。「かずさおきつ」と読めるまで時間がかかってしまう。どうしてこんなにばかなんだろう。そんなことを思うのはやめ、宿に電話をかけ、迎えに来るのを待った。

車はすぐにやってきて、温かい女性のご主人の歓待を受け、宿にもすぐに到着をした。暗いけど、写真で見たとおりの、古民家をリノベーションをした、建物。とても大きい。松の木が自然のゲートになっていて、葉が顔にチクチクあたってしまった。これは避けられない、自然のセキュリティシステムなのかもしれない。

部屋につくと、僕のことを待ってくれている「人」がいた。

 

彼女の名前は「あられ」「あられ」覚えた。覚えられた。こんなにかわいい子と2泊すごせるなんて。あられあられちゃんあられちゃん。

あられちゃん、と名前を呼ぶと喜ぶらしい。頭をやさしくなぜると、喜ぶと宿のあんなに書いてあった。さっそく実行をしたそれを私は。

かわいいかわいいヨークシャーのあられちゃんです本当に賢い子なんですよ!決められたところ以外には立ち入らないのです でも脱走はするらしい!謎だなあ #犬 #わんこ #ヨークシャーテリア

あられちゃんはほんとうに賢い子。行ってよいところにしか行かない。隣接の台所、客室には決して入らない。なんて賢い子なんだろう。すばらしい女性、あられ。あられちゃん。でもたまに「あかりちゃん」と言ってしまったりする。おろかしいおろかしい亜港区ではたらくOLである自分が恥ずかしくてたまらない。「あかりちゃ」と呼ぶとぷいとどこかに行ってしまったりする。「ごめんよあられちゃん」と言っても、もう聞かない。切ないな。

なんて、ことがありました。

 

その後、部屋に案内され、そのまま眠りにつきました。

部屋美しく、無駄なものが何もなく、安らげる空間。きょうの客は自分ひとりとのこと。明日はたくさんいらっしゃるとのこと。あしたのあたしはどんなになるんだろう。

お布団に手足を広げて、うーんと唸ったら、もう眠りの世界へ。明日はどんな日になるんだろう。とりあえず、明日はエクセルもグーグルスプレッドシートもみなくていいんだ(T_T)なんて、思ったりしました。

 

ちょっと調子戻ってきたので、数回にわけて更新することにしました。まだ1日目です。続きはまた明日書きます。楽しみにしていください。僕も楽しみです。