さわやかトラウマ一人旅日記

音楽が好きな30代男がぼっちを極めるため、世界や国内をヤケクソ気味に一人旅をしたその記録です!

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2018年大晦日イブと大晦日をまた千葉勝浦「お茶の間ゲストハウス」で過ごしました!

今年の年始年末は普通に休みがあり、先週末から木曜日まで休みとなりました。しかし何も予定もなく、いつもどおりにダラダラ過ごすだけになるのかな、と思っていましたら、Facebookにて、「お茶の間ゲストハウス」が12/30と31に急遽空きが出たとのことで、予約をして翌日に行きました。

正直、僕は精神的肉体的にも疲弊をしていて、もし行ったらもっと疲れるかなーと予約をするまでに考えました。でも、帰ってきてもまだ休みはあるので、とりあえず行こうと思い行きました。

前回(千葉勝浦 カテゴリーの記事一覧 - さわやかトラウマ一人旅日記)は宿のある駅まで、特急「わかしお」で行ったのですが、帰りは高速バスで帰ってきて、そちらの方が安くて早いということがわかったので、行きも高速バスで行きました。東京駅の八重洲口の前に高速バス乗り場が沢山あります。乗り場がどこかわからない時は、乗車客の整理をしている人に聞けば、親切に教えてくれました。

自分は京成バスの「勝浦・御宿など」の行きのバスに乗りました。予約は不可で、並んだ順に乗り込みます。この日は出発10分前に行ったのですが、もう並んでいましたが、無事に乗れました。

 

高速バスはアクアラインを経由して、千葉に入って行きます。自分は車の免許を持っていないので、アクアラインを通るということは、前回の帰りが初めてだったと思います。

ずっとトンネルなので、海の底にいることを実感したいな、と感じでGoogle Mapを表示させたりしました。

やっぱり気分が上がりますよね。本当に海の中にいるんだなあ、技術の進歩って凄いなあと実感しました。

この時、僕は隣に座ったベトナム人の青年と話をしていました。僕から、挨拶と、どこからきましたか?と聞いてみました。その後は、僕のつたない英語とグーグル翻訳でベトナム語の翻訳などを駆使して、話をしたりしました。今は埼玉の志木市に住んでいて、働いている、今日は千葉に住んでいる友達に会いにいく、今は正月休み、日本は勉強してまだ三ヶ月、日本に来て三ヶ月、なんてことを話しました。

ベトナム人で労働者というと、最近ニュースになったりしていますよね。つらいめにあっていないかな?と心配になりました。グーグル翻訳で詳しく聞こうかなと思ったけど、ひとまず「日本は好きですか」「会社の人は優しいですか」などを伺ったところ、笑顔でYesと言っていました。ひとまずよかったです。彼は日本語の勉強中ということもあり、僕はもうちょっと日本語で話せばよかったなと思いました。「漢字は難しいですか」「Yes」「日本人も難しいと思ってるからオッケーですよ」なんていうと、苦笑をしていました。。。そうですよね実際。。

 

お茶の間ゲストハウスに到着をして、早速、海を見に行きました。ここはゲストハウスのすぐ近く、もりあがった踏切と道路を渡る必要があるけど、とても近いです。前回はあまり天気がよくなかったけど、この日はとても良い天気。東京は暑かったくらいでした。そして海も寒くない。とても良い気候でした。深呼吸をして、海を眺めました。普段、深呼吸をしようとする時は、大都会にいる時です。ここで深呼吸してもな、なんて思ってしまう。ここでは、海の近く、潮風のそばだから、うんと深呼吸をしておこうと、たっぷりとしました。

守谷海岸は、このように真ん中に鳥居がある岩礁と、両端に段丘が見えるのが特徴です。この間を波が、当然に永遠と音を立ててこちらに迫ってくる風景が好きです。

 

お茶の間ゲストハウスの真のマドンナ、犬のあられちゃんにも早速会いました。

僕はあられちゃんの事が大好きで、仲良くしたいけど、どうもあまりそれほど好かれていないような気がしているのです。この日一緒になった、常連のお客さんに「あまりこっちから行くとダメなんですよ!」とアドバイスもいただきました。「そうか」としばらく関心が無いようにしていたのですが、やはりソファでグダ寝しているあられちゃんを見ると「あられーあられちゃんーー」などと口走ってしまい、また無視されたりしてしまいます。

でも、2日目のお昼に、ゲストハウスに誰もいなくなって、コタツに入って一人ぼーっとしていたところ、あられちゃんがいつのまにか、僕の足のところに来てくれたのです。そういえばその時はあられちゃんを欲していなかったのです!嗚呼、あられちゃん。こんなにあったかいんだ…。なんて幸せなんだ…。としばらくあられちゃんのいびきと体温を感じながら、ゆっくりしました!

お茶の間ゲストハウスの、楽しみなもののひとつはご飯です!!

まずは到着後の夕食からです。ホウボウという魚の焼き物に、揚げ出し豆腐、そして天ぷらなど。天ぷらにはふきのとうがありました。なんとオーナー婦人が自ら取ってきたものとのことです。小さいけど、冬の最中に芽吹く、山菜特有の苦味と強い風味がありました!ほんとうに美味しかったです。

これは次の日、2日目の朝御飯です!12月31日ということもあってか、お節料理の定番、なますがありました。お吸い物の出汁も美味しくて、一滴残らず飲み干しました!

 

他のお客さんとおいしいですね!と語り合いながら食べる朝食は良いものですね!そしてこういうご飯は普通のゲストハウスではないですよねーたぶんトーストだけとか、なんてはなしをしました。僕はあまりゲストハウスということろに行ったことがありません。おそらくこういうのは稀なのでしょう。焼鮭の美味しいこと。ふっくらと焼けているのが印象的でした。「吉野家牛鮭定食とは違うな」なんて思ってしまいました><

ここで、他の方が鮭の皮を残していたので、食べないんですか?と聞いたところ、食べないということ。それが計3人もいたのです。しかし食べる派も同じくらいいました。普通、食べますよね?とても美味しいのに、とオーナー婦人もいっていました!皮も食べようみんな!!

これは2つめの夜ご飯です!豚しゃぶが食べやすくて美味しかった。野菜もたくさんで、そして身体に優しい味だということが、よくわかります。また食べたいな!

前回に続いて、今回も庭での焚き火が焚かれました。前回よりもスケールアップをした大きな炎をずっと見つめることができました。風もあったりして、火の粉がかかってしまったりしたけど、そういうのも楽しかった。

炎という漢字はよくできているなあ、と普通に思いました。実際に文字が見た目の通りなんですよね。漢字は難しい、という話をベトナム人の青年に話したのを思い出して、理解がしやすい例として炎を教えてあげればよかったかな、なんて思ったりしました🔥

そして、もう一つ普通に気づいたことがありました。炎の色は、赤ではなくて、オレンジだということです。底の方で完全に燃え上がっている個体についた色はオレンジであり、高温の部分には青い色となっている。わかってはいても、実際に見てそう思うということができてよかったと思います。

 

最後の日は、見事な晴れの空でした。僕は「旅行に行った時だけは晴れ男」だと自称をしていたのですが、前回にここに来た時は見事な曇り空でした。今回はちゃんと晴れてくれました。真冬なのに穏やかな陽と風を感じながら、また守谷海岸の海をずっと見つめました。太陽の光が、波に映し出されて、自分の元にやってくる。遠くの光と波打ち際の間に、大きめの光の粒がわおんわおんと輝いていて、その模様に僕は得も言われぬ思いを感じました。自然の風景は美しい。どんな作りものにも変わらないんだ。そう思いました。

 

最後、バス停までの送迎中、オーナー夫人の図らいで、途中にある松部漁港に連れていってもらいました。漁港というところに行ってみたかったので、嬉しかったです。1月1日ということもあり、静まってはいましたが、大漁旗が風に揺れ動くところを見られてよかったです。

また、途中の車道の中で、ここの付近はリアス式海岸で、いたるところに入江のビーチがあり、どこももの凄く透明な水のようでした。それがいくつもあったり。また、山がちであるので、至るところに小さなトンネルが沢山ありました。それも楽しかった。

南房総ということろは、とても面白いところなんだな、と実感しました!

 

最後に、この旅で印象的だったこと。それは星空です。夜中に一人で少し外に出た時に、ふと空を見上げてみました。そこには、星空が広がっていました。海辺は夜は山よりも暗い、ということは、広島に行った時に、宮島に宿泊をした時に感じました。自分は山の上で暮らしていた時もありましたが、星空を見上げるという習慣はありませんでした。空が近かったからかもしれないです。なぜ、こんなに美しいものを見なかったのかな、と少し思うことがありました。無数の星にはそれぞれ名前が付けられているのに、自分は全くしらない。○ ○ ○ときれいに並んだ3つの星はなんていう名前なんだろう。そして、気づきました。星は白い、夜に見える星は白いということです。当たり前のことかもしれませんが、気づきました。そしてそれらがどのくらい離れているんだろう、考えられないくらいの距離があるに違いない。どのくらいあるのか、知りたいなと思いました。

 

以上です。

ゲストハウスのご夫婦と、ゲストハウスのお客様が、僕のブログを読んでくれていたということを知りました。とても光栄でした!少し恥ずかしかったですが><

この「さわやかトラウマ一人旅日記」において、こんなことは初めてでした。そしてこれからももっとあってほしいです!もっと旅に出たいなー。もっともっと。そして海外にも行きたいです!まずはパスポート再取得からかな><

おわり

 

 

千葉勝浦6(終)同じ学校の人、音楽のつながり、T氏は上流工程と旅の終わりとサウダージ

 

この旅のメインは人との会話だった。

夫婦は僕より10歳下で、奥様は、僕と同じ短期大学の同じ学科の人だった!はじめて会ったかもしれない。同じキャンパス、短期大学はその後、大学になった、最後の短期大学の人だったらしい。その話をもっとしたかったなー。2人は、音楽で知り合ったご夫婦とのこと。素敵な人たちだった。

T氏はどこで働いているのかはわからなかったけど、僕が前にしていた仕事の上流工程の人だった。どうりでなんかよく知っている人だと思った。つつけばもっと話ができそうだったけど、翌日にすぐ帰ってしまった。

朝ごはんは、僕だけ2泊目だったのでメニューが違った。このイワシ丸干しはすごくおいしかった。ぜんぶ頭から尾まで食べられた。つけものと、わかめごはん!わかめごはんは大好きだから嬉しかった。ほんとうにおいしい朝食。ゲストハウスの朝食はこういうものではないんだよおと、T氏が教えてくれた。彼はゲストハウスが好きで詳しいらしい。そしてここがほんとうに良いところ、まだ初めてきて2回めらしい。しかしこの日は「お手伝い」としてきていた。「もしかしたらここが一番良いところなんですかね」ときくと「そうかもしれませんね」とのこと。こりゃあいい意味でまいりました!

 

上総興津の街をぶらぶらしたりした。猫がたくさんいて可愛かった。宿にも猫がたまにくるらしい。

この日は、昼食を取る前に帰ろうかと思ったけど、ここで食べなかったらまた都内でひどいものを食べてしまうことになるということに気づき、お願いをした。

このカレーうどんのおいしさ、びっくりするほど美味しいというわけではないけど、ほんとうにちょうどよい美味しさだった。卵焼きも。秘伝のレシピらしく、コーヒーフレッシュを入れるらしい。「美味しい美味しい」と何度も言いながら食べた。

この旅は天気には恵まれなかったけど、最後だけは少し青空が見られた。

この風景を見ながら、僕は「サウダージ」という言葉を考えていた。

サウダージとはポルトガル語で、郷愁、切なさ、などそんな意味を持つもので、最近僕が好きなブラジル音楽に、よく出てくる言葉。

サウダージとは、僕にとって海そのものなんだ、とあれからブラジル音楽の「サウダージ」を感じるたびに感じている。

 

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 たった3日の旅だったけど、とても感じるもの、気づいたことがたくさんあった旅だった。またお茶の間ゲストハウスには行く。もう勝手がわかった、ということと、あと冬は空いているらしい。でも掘りごたつがあるので、それを目的に!

 

終わり

千葉勝浦その5 お茶の間で「きわめて印象的な少女」ら、と語らい

かつおを食べた後、そのまま「お茶の間ゲストハウス」の宿泊者、僕と夫婦とお手伝いの2人と、「お茶の間」でお話をした。

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例のT氏が「最近、珈琲豆に凝っているんです」と持ってきた珈琲豆をみせてくれた。自分で煎っていることのこと。「食べてみたい」とお手伝いとしてきたらしい若い女子が言い出して「こんなの食べてもおいしくないですよ」と言うも、彼女はつまんだ。

「香り高い香ばしいチョコレートみたいでおいしい」という批評に、皆うなずいた。僕もつまんだけど「香り高い香ばしいチョコレートだ」という感想だった。

そして、さらにここで煎るとのこと。煎り器を持ち出してカセットボンベで煎りだした。

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ひたすらにT氏はコーヒー豆の入ったものを振って振って振っていた。振り続けるのが趣味なのだろうか。火を熾すための板も凄かった。よくわからないけど、面白い人だということはよくわかった!

 

更に、謎だった「若い女子」の正体もわかった。この子は17歳の女子高生。もう少し大人かと思った。ここのオーナー夫人とお母様が知り合いらしい。今日はお手伝いとして来たとのこと。この翌日に実際にお手伝いもしていた。

この子はほんとうに変わった子だった。めんどうくさいので箇条書きをする。

  • 高校は特殊な学校
  • そこは、毎日行かなくてもいいところ
  • でも毎日通っている
  • 携帯電話は持っていない
  • インターネットはいっさい見ない
  • テレビは見ない
  • 芸能界には興味ない
  • 好きな有名人とかもいない
  • もちろんスマートフォンも持ったことない
  • TwitterもLINEも当然知らない
  • 音楽も聞かない
  • 本は「料理が好き」なので料理本を少し
  • 専門学校に行きたいけど、学費のことで諦めるかもしれない
  • アルバイトはしている
  • アルバイトはスーパーのレジで、ふつうに仕事はしている感じ
  • アルバイトの給料は使わずに全部貯めている
  • お客さんには大人っぽいねーと言われたりする
  • 友達は普通にいる
  • 「友達と何の話をしているの」と聞かれると「何の話してるのかなんてよくわからない」と言われ、僕は至極納得!確かにそうだ…。

こんな子なんです。

 

みんなが、お茶の間で、話の合間にスマートフォンをいじりだし、僕も見たりしているとき、彼女はずっと、上の方を見たり、どこかを見たりしていました。「何をやっているの」と聞きたかったけど、何もしていない。それでいいんだな、と、思った。

こういうのが、本来の人間の姿なんだなーと。電車ではみんなずっとずっとスマートフォンを見ている、かろうじて5%くらいが本、あとは音楽を聴いて虚空を眺めているか。僕は後者です。

でも、こんな大人たちに囲まれても、全く動じない、強く自己主張をしたりしない。若さを強調したり、意識したり、することもなさそう。きわめて印象的な少女でした。

 

僕が「テレビとかインターネットとかクソばっかりだから見なくていいよ!」と言うと「クソ!!www」とクソにすごく反応していました。クソとか好きとか、そういう普通のところもあるんだなーなんて、思ったりした。

 

こういう旅っていいなあと、思いました。旅でのひとときになる、もしかしたら最後になるかもしれない、でも最後ではないかもしれない出会いというものは、本当に良いものだとしみじみ、しみじみです。

 

続く

 

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千葉勝浦その4 本当の旅の楽しさ

もう旅行から2週間も経ってしまった。。その後の僕の人生には何も変わりがなく、次の旅行の予定もない。このゲストハウスには、冬にはこたつが設置される、というか席は掘りごたつだった。ここでゆっくりしたいな。こたつにはいって犬のあられちゃんと戯れたりしたいなー。

そんな2日目のメインイベントは「焚き火大会」でした。

昨日は客は僕一人だったけど、今日はご夫婦一組と、お手伝いさん2人がくるらしい。どう考えても構成がおかしいとおもうけど、この「焚火大会」はお手伝いさんの一人の発案とのことで、即興的なイベントだとオーナーさんが言っていた。

 

かんぽの湯から帰って、しばらく海を見ていたりぶらぶらしたりして、宿に帰ると、庭には2人の人物がいた。一人は、おそらく焚き火大会の発案者であろう男性、一人は、縁側のところにずっとすわってぼーっとしている若い女性。「ここんにちわ」と挨拶をして、いったん部屋に帰って、ちょっと寝ていたりしていたら、外がすこし賑やかになっていた。

 

焚き火は、発案者の男性、仮にT氏とする、T氏がコンクリートブロックで作成をした窯を使って行われて、そこに火を熾すところだった。中に木を入れて、ガスバーナーで火を付けたりしている。

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「つきましたか」と聞くと「むずかしいですねえ」と苦戦しているもよう。

 

「種火があるといいですね」と発案し、「枯れ葉はどうだろう」と提案すると、オーナーが「枯れた松の葉がよく燃えますよ」と教えてくれた。焚き火はよくやっているらしい。それらしき跡が庭にはあった。

 

松の木の下に行くと、たくさんの枯れた松の葉があった。手でそれを握ると少し痛かったけど、特に気にせず。両手にかかえて、自作窯の彼のところに持っていった。「えい」とばかりに、それを中に入れると、一気に燃え上がった。

「いいですね。松の葉」「ほんとだすごく燃えてます もっと持ってこよう」「おねがいします」僕は、庭の松の葉を探して、手に持って、自作窯へ。土で手が汚れたけど、気にしない。火はどんどん燃えてきた。さっきあった、使った窯の中の炭になっているものも、拾っていれたりしていた。

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楽しいな。

僕はほんとうにそう思った。なんてたのしいんだろう。枯れた松の葉を集めて、火に入れて、燃え上がる。すごく楽しい。楽しいなんて言葉を、実感できてよかったな、と思った。ほんとうの旅行というものは、こういうものなのかもと、思ったりした。

自作窯の彼、仮にT氏としよう、T氏は、火を更に安定させるために、板のようなもので必死に仰いでいた。ほんとうに必死。何がかれをそうさせるのか??

と思っていると、ぼーっとしている若い女性がやってきた。「寒い」とのこと。そうだ寒かった。雨も降ったし、もう夜も近い。「寒いよね。でもまだ火がついていないかも」と言うと、特に反応がなかった。ちょっと変な人なのかな??と思ったけど、それは本当だということが、後々にわかった。

 

僕は、枯れた松の葉をやめて、そのあたりにあった木の板を破壊して、中に入れたりした。T氏の仰ぎのおかげか、火は安定してきた。この「焚き火」の目的は、これを利用をして、やきいもを焼くこと、その他いろいろ料理もするらしい。オーナーさんがなにかを用意しているとのこと。

 

そうすると、この日の宿泊者がやってきた。上品な夫婦。30代だった。二人ともきれいな格好をしていて、ゲストハウスにはおおよそ似合わないけれども、もう何度も来ているらしい。

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みんなで木を入れたり、また枯れた松の葉を集めたり。だんだん暗くなってきた。この焚火の目的は、鍋を煮ることと、果物などを焼くこと。

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下にある細い板を足でなんとか小さくしたり、頑張った。ほんとうに頑張っていたのは、T氏の仰ぎ。ひたすらに仰いでいた。

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いい感じに火が安定したきた。

「さむい」と若い女の子が温まりにきた。「ほんとにさむい」「でも、あったかくはないね」

「火を見るのは、なんか楽しいですね」「僕もです」「飽きない」「ずっと観ていたいですね」そんな会話をした。

火加減は、うまくいっているのか、全くわからなかったけれども、大丈夫だった。

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焼きリンゴ、これがすごく美味しかった。ただ濡れた新聞紙に包んでアルミホイルにも包んで焼いただけなのに。自然にものすごく甘くて!初めての味わいだった。

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これは焼きバナナ。これもほんとうに美味しかった。どんなに加工をしたバナナのスイーツよりも美味しく感じた。みんなそう言っていた。楽しかった。

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鍋の写真を取る前に、僕があせってお皿にあげてしまったもの。チキンとハーブを焼いただけのもの。これも美味しかった。味付けがシンプルなのがよかった。味がうすいときのために、とソースも用意されていたけど、いらなかった。野菜もおいしい。おいしい。

楽しいな。旅って楽しい。

僕は、ほんとうの旅の楽しさというものを、知らなかったのかもしれない。

 

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この後は、一旦片付けをした。

T氏は消えかかける炎とブロック窯を愛おしそうにずっと観ていた。そして仰ぎに使っていた板をずっと愛おしんで、鍋敷きにされるのを固辞していたりした。この人、面白いな!と感じました。また会いたいな!

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更に宴は続いた。

この日のメインは鰹の刺し身だった。これで1人前。みんな「いいの?」と言っていたけど、これにさらにあったかい豚汁とご飯もついてきた。かつおは柔らかく、臭みがないので、いくらでも食べられた。

 

この後、みんなでお話をした。消灯時間が少しすぎるまで。それはまた続きにします。

 

 

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千葉勝浦3 かんぽの宿勝浦で展望温泉と海鮮丼でつかれをいやした

海に満足をして、ゲストハウスに帰った。

こんな感じで縁側もあったりする。天気がよかったら日向ぼっことかも楽しそう。もうちょっとゆっくりしたかったな。

水回りもとてもきれい。トイレもウォシュレットだった。そしてこのトイレにある洗面器。とてもかわいい。他の洗面器もこれだった。女性受けもするだろう。もちろん僕もこういうの大好きだ悪いかちくしょう

朝食に呼ばれたので向かうと、さっそく犬のあられちゃんが迎えてくれた。かわいいなあ。なんども「あられちゃん」「あられちゃん」と呼ぶ、名前を呼ぶと喜ぶと宿のガイドに書いてあった。そして頭は優しくなでると喜ぶらしい。さっそく何度も実践する。帰るまでになんど「あられちゃん」「あーらーれ」「あら!れ!」とか言っただろう。楽しかった。ちなみに「Dr.スランプアラレちゃん」にちなんだ名前ではないらしい。何度も聞かれたんだろうな同じことを。あられちゃんあられ。「あられ」という名前の入った首輪もかかっていた。

あれらちゃんにまた会いたいよう

そうしている間に、朝ごはんが来た。ゲストハウスでこのような和食の朝食はきわめて珍しいということを、翌日の朝に別のゲストに知らされました。この干物はもちろん地元の天然のものらしい。とてもおいしくいただきました。お味噌汁もご飯も、そしてちょうど良い量だった。ご主人に「おいしいです!」と話しかけた。そういう事ができるようになったんだなと思った。それは長野での経験によるのだろう。長野では話をする人があまりいなくて、お店の老人の方たちとよく話をした。ここのご主人はこの日は奥様にあたる方で、僕より年は下だった。感じの良い人。居心地の良い空間を作れるお人。

くつろいだ後、自分が希望し、車で行ける「勝浦かんぽの宿」の日帰り温泉に行くことにした。

www.kanponoyado.japanpost.jp

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天気は晴れてはいなかったけれども、ほんとうにこんな展望の露天風呂だった!温泉の質もとても良く、温度もちょうどよかった。土曜日なのに、結構空いていて、快適だった。足が辛かったけれども、あがった後はすっかり良くなっていた。やはり温泉は違うのだろうか?足を伸ばせて貼かれるのがいいのかもしれない。

かんぽの宿はいかにも昭和の生き残りのような施設だった。もちろんこの方が僕には落ち着く。しかしほんとうに人がいない。いつもは混んでるらしいけど。

この後は、非常にわかりづらい場所にあった「大広間」で「海鮮丼」を食べた。

やっぱり海は海鮮!海鮮ドン!値段は確か1600円だったかな?働くということはこういうものを躊躇なく食べられるということなんだと、写真を思いながら実感をしてしまった。しかし、本来、自分は食べ物にお金をかけることはあまり躊躇しない人間でもあった。ということも思い出した。

食べるところからも、海が見られて楽しかった。これはまた別のところ。実際にはもっときれいに見えた。浜辺みた景色をちょうど山の上から見られた。ほんとうに良いところだ。また来たいです。帰りの車の中でご主人に伝えた。また来てくださいね。とのこと。

この後は、宿に帰って、のんびりすごした。夜には「焚き火大会」があるとのこと。ほんとうに楽しいのはこれからだった!楽しみを残しておきたいので、また次にします。

おわり

 

 

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千葉勝浦週末旅行 その2 海と僕との会話

ゲストハウス2日目は、電車の音で目覚めた。

事前に知ってはいたけど、ゲストハウスのすぐ横に外房線の線路があり、始まった電車の音が間近に聴こえてくる。踏切もすぐ近くにある。懐かしい音、ずっとある音だけど、このような音が久しぶりに、しかも目覚めの音になるなんて。新鮮だった。

旅での目覚めの音で、印象深いものは、イスタンブールでの目覚めの音、それはおそらくコーランだと思しき音だった。窓からの風景は狭くて外は見えなかったけれども、朝食会場はホテルの上の方にあり、そこから見える風景は、コーランにふさわしいイスラムの風景だった。朝もやにあのような建物が霞んで見えた。旅行の朝というものは、ほんとうに素晴らしいものだと思う。

外に出ようと、玄関に出てみた。ご主人が起きている音はまだ聴こえてこなかったから、まだドアは開いていないのかなと思ったら、ドアは開いていて、早速外に出てみた。

昨日はよる遅くの到着だったから、外の風景は全く見えなかった。

この後に、何度もここを通ったのだけど、その都度に「帰ってきた」と思えるような、入り口だった。この松の下を通ると、松の葉がチクチク刺さってしまい、ちょっと痛いけれども、それも愉しいこと。決して切ったりしないし、文句を言う人もいないのだろう。

すぐに近くにあるこの踏切を渡ると、すぐそこに海があった。すぐそこに海、なんて羨ましいんだろう。僕がどれだけ海が恋しいのか、海はわかってくれないんだろうな、なんて考えながら、吸い込まれるように僕は海岸に向かった。

 

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天気はよくなかったけれども、この雲天においても水の青さがよくわかる。実はこんなに美しい海を近くで見たことはなかったのかもしれない。きたない湘南の海か、そこそこきれいだけど、青さのない瀬戸内海や、異様に一部だけが透明だった、神聖な厳島の海か、それくらいだったかもしれない。

オフシーズンだからか、早朝だからか、人は全くいなかった。風は優しかったよう、と記憶をしている。海だ。海に来れたんだ。東京からたったの2時間で、これだけ美しい海があったなんて。

この両端の2つの尖端に囲まれた岩礁には、この写真ではよく見えないけど、小さな鳥居が建っていた。ちょうどセンターの位置にこれがある。素晴らしい眺めだ!僕はずっとこれを見ていた。すべてを忘れるように。 

 

ここで海を前にして、やりたかったことをやってみた。波を見つめ、その音をただ聴くということ。

Instagram post by 世界のmaemuki • Oct 22, 2018 at 1:11pm UTC

波の音には、3つの階層があるということ。

一番上は、水が波となり、水同士で動く音。

一番下は、砂と水が合わさって動く音

真ん中は、水が動く音。

それが自分が見える範囲だと、3つの動きがそれぞれに波となり岸に押し寄せ消えていった。消えるタイミングは決してかさらない。どういう仕組なんだろう。自分は海のこと、海の仕組みをよく知らない。潮の満ち引きのこともよくわかっていない。月が関係するとか、ロマンチックなものがあったような気がするけど。

ずっと、ずっと聞いていられた。雨ではなくてよかった。ここに雨の音が加わったら、どのようなものになるのか、聞いてみたい気もする。

 

ここで、もう一つやりたかったこと。海を見ながら、音楽を聴くこと。イヤフォンとiPhoneを持ってきた。聴く曲はもう決めていた。


交響詩《海》(ドビュッシー)

ドビュッシー交響詩「海」この間、NHK交響楽団定期演奏会で聞いた曲。

「海の夜明けから真昼まで」「波の戯れ」「風と海との対話」という3つの楽章がある。この曲は単に「海を描写した曲」に僕には聴こえない。ドビュッシーの父親は漁師だった。そして彼もそれを継ぐつもりであったという。しかし、それを選ばなかった。彼にとって、海とは特別なものだったのだろう。それが音から伝わってくる。

海というもの、生命の根源であり、命をつなぐ重要なもの。そして広大である、陸地よりも。いつまでも続く、風景と波、しかし、それは時として牙となって襲いかかってくる。そこにいる限り、いつも死がつきまとう。

そんなことを思いながら、ずっと海を見ていた。最初から最後まで。おおよそ24分程度の曲。イヤフォンだったから、音を聴こえなかった、波の音も、水の音も、そして風の音も。この曲の3楽章は「風と海の対話」であるということで、風の音は聞けたような気がする。

 

この時に限らず、僕はできるだけ、海に行くようにした。雨が降った時もあって行かなかった時もあったけれども、部屋から少しだけ、海を見ることもできた。

そして、なぜ自分がこんなにも海が恋しいのかは、やはりわからなかった。そういうものだから、また来たいのかもしれない。

 

続く

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