西日本ぶらり一人旅日記 その2 謎の尾道タイ風味だけど絶景ホテル
みなさんこんにちは。今日は過去の西日本ぶらーり旅の第2弾を書きますね。
この旅ですが、写真があまりありません><
今日の尾道についても、写真はあまりなくて・・
でも記憶は確かに残っているのです。
僕が大好きな旅行記の中に女優の故(涙)岸田今日子さんの旅日記があります。
好奇心旺盛で、知性豊か、血筋がそうなのですから(お父様は著名な戯曲作家です)、当然文章も面白いです。写真は少し乗っているだけでメインではありません。
しかし、文章だけでもどんなところなのか、詳しい解説は「よくわからない」ということであまり書いてはいないけれども、そこで「どう思ったのか」「実際に見てどのように感じたのか」ということが伝わってきて素晴らしく楽しいのです!
「スリはする‥」からは親友の吉行和子さん、冨士眞奈美さんという女優3人組による同じ旅の日替わり日記なんてのもあります。お三方ともやはり(吉行和子さんのお父様はエイスケさん母はあぐり!お兄様は吉行淳之介!)文章も上手く、冨士眞奈美さんは俳句好きという意外な面、そして大の飛行機嫌いという海外旅行には致命的な特徴がありながらも、次第に克復していく感じが、大変微笑ましくて面白いのです。
と、いうことで今までは写真に頼っていた、そういうこともあります。
要するに、写真がないのをこういった文章ごまかそう!という事です。
すみません。
でも、翌日にたぶんなる日記はヘンな写真盛りだくさんですので、安心してくださいね><
◯謎のタイ風味ホテルへの道
自分の中ではその後恒例になった「朝から朝風呂!」をしてから、チェックアウトをして宮島を出ました。今日もいい天気です!かみさまありがとう!
その後はちんちん電車に乗って、広島市内へ。
乗り換えで、尾道に向かいます。尾道に行ったことはなかったのでうきうきでした。
あーその前に、恒例の「お好み焼き」を食べた記憶がありますが、印象は特にありません。がっかりしたのかもしれない。写真は撮ったはずなのに残っていないということは、そういうことなんですよね。きっと。後悔しています。
ローマの写真は、奇跡的に全てのデータが残っていて、ちゃんとハードディスクに残してあります。ほとんどが公開するには相応しくないつまらない写真なのですが、まだネットにはあげていない場面が、逆に懐かしくなったりして・・。
この日も、前日と同様に仕事中(ごめんなさい)の徹底リサーチにより、ホテルを決めて、予約決済完了ずみでした。
泊まったのはここです!
この謎の城「尾道城」博物館として1930年に建てられて現在は廃墟という、謎すぎる、でも城は城な尾道城の真横!の白いホテルです。
これでコンセプトが「タイ」なのですから、謎謎謎!
ここの安い「カオサンルーム」という単なるシングルルームで、本場バンコクの「カオサンの安宿より100倍くらいは豪華とも思える矛盾した部屋に泊まりました!
ここは見ての通り「山の上」にあります。
今はホームページには解説は消えていますが、そこへのアクセスは車でも可能ですが、「徒歩でも可能ですが道がかなりつらいです」との注釈がありました。
どれだけ辛いのか、想像もつきません。下の道へ行くと、謎の城、白いホテル。かなり高いところにあって見上げる感じでうひょーと思いました。
しかし、僕は歩いていくことにしました!今にして全く覚えていないのですが、この時荷物はどうしていたんだろう。かなり急な階段が続いた道だったということは覚えています。が、どのようにして旅の荷物を運んでいたのか。
いろんなところに一緒に行った安いクソカート、この時は持っていっていなかった。ちなみにクソカート、初めてのバンコクから、ラオス、ミャンマー、4度の台湾、韓国、ミャンマーそしてローマ!にも一緒に行った安いカート…。国内旅行でも活躍していました。
この時は持っていってなかった。代わりに「大きいくそリュック」があってそれは北海道に行った時、突発的に出発した旅行だったからそれだけで行きました。計7泊でしたが、小樽で会ったこのブログの読者の方に荷物はこれだけですよーと言ったらびっくりされました!
この時もそれだったのかもしれません。
ちなみにその両方、カートはこわれて、リュックはどこかに行ってしまった。。
なんか悲しいですね。。ああ
そんな感じで、頂上まで登りました。この時はたしか2月だったのですが寒くなく、そして熱くない。だから平気でした。
そして、「ここが絶景ですよ!」という看板があったので、そこに行って景色をみました!
キター
なんて美しい!そうです。尾道には前に島、向島があるのです。だからここも海峡になっていて、いわば「瀬戸内海の中の瀬戸内海」なんだな!とわかっていたことですが、実際に見ると感動しました。見えるのは瀬戸大橋。。ではないですね。尾道大橋です。
大橋はかかっているのに、船に人が乗って、移動をして、それが細かい間隔で続いていきます。毎日海を渡っているなんて。素晴らしい生活だと僕は思います。前述ですが、山の生活でした。海なし件。海を毎日渡る生活、素敵だ、というのは短絡的思考すぎるとは思います。
という鑑賞に浸りながらホテルにチェックインしました。「タイ風味」とは聞いていましたが、写真やお約束のタイ的なオヴジェ、いわゆる象さん的なものはありました。崩御された当時の国王陛下の写真はなかったような気がします。都内のタイ料理店でも写真があったりしますよね。本当にタイの人たちは国王を愛しているんだ!と感じる時でした。そんなタイが好きです。今でも!行きたい!この地でもいくつかタイ料理店があるのです!行きたいな〜
それはそうと、このホテルの売りのひとつ、「部屋からのオーシャンビュー」があります。その外観からオーシャンビューなのは明白すぎるのですから、期待していました!
それは・・期待異常!いや以上でした!!
はあ・・なんて素晴らしい景色!そして天気!!目の前の海、尾道水道と向島との境界の線の美しさ、行き交う船!青く輝く海。
向島の脊梁が遠くに微かに見える山達を少し隠して、写して…
こんな景色を前にして、どんなことを思っていたのかわかりませんが、感激したことは確かです。そして「この写真うまくとれてるカナ」とか考えていたことも事実です。
とれました!よかったじゃないか自分。
しかし〜もっと良いのがあるんですよ!
同じ場所からの夕やけの風景。
先程より、船が増えています。夜は運行できませんから、急いでいるのでしょう。
夜がまだ来る前だからなのか、街の灯りがこの写真にはまったく写っていません。
それが、この夕陽の美しさを引き立てています。この後すぐに灯りは灯されて、夜にまた輝くのです。輝きは時間を経て、街に受け継がれる。なんて〜考えていたかももう覚えていません。
思わぬしつこい長文になりましたので、終わりにします。
次はたぶん面白いですが、マアあと2回だけです。
よろしくおねがいします!