一番の贅沢をした、一泊だけの一人旅の思い出「リッツ・カールトン大阪に泊まった話」第2話「はじめての経験」
はじめての経験♪しそうな夏〜 真野恵里菜ちゃんみなさん知ってますか?
「はじめての経験」という曲があって、名曲なんですよ。
まあ、どうでもいいですね。すみません。本題本題。
あいりん地区を出た僕は、計画通りに梅田に帰りました。梅田となんばって結構遠かった気がする。この時は電車で行きました。行きもです。行くところは決まっていました。梅田の伊勢丹のメンズ館的なところです。行く店も・・・決めてました。
そこは、入ったことがない。入ったことはあっても買うなんてトンでもないところです。ブランド品です。イギリスのメーカー。
ポール・スミスです!
僕はファッションには疎く、服にもお金をかけていない、というかお金がまったくなくて、「しまむら」で済ませていました。ユニクロとか、ジーンズメイトではなく、「しまむら」にしたのは、他に着ている人がいなかったから。
少し高いブランド、BEAMSとか、それっぽいのとかに憧れはありましたが、全くセンスがなく似合わなかった。
だけど、「高いスーツ、またはジャケットを1着くらい持っていてもいい」と思ったのです。今にして思うと、そこまで超高級品というわけではなかったです。値段的に。
でも、しまむらから、ポール・スミスだなんて。我ながら笑えます。
そして店に入りました。この日は「ジャケットをとりあえず買おう」と思っていました。なので襟付きに普通のシャツを着ていった気がします。そのまま着て帰ろうと。
なので、「あいりん地区」に行く時にこのシャツでいいのか、躊躇したのです。別に気にすることなんてなかったのに。
震える足と心を意を決して、僕は店に入りました!
「いらっしゃいませ」
キター いきなり緊張します。「お父さんは心配性」の登場人物みたいに「ウヘヘウヒヒどうもどうも」みたいな感じになってしまいました。
見ても、値段を見ても「うひーしまむらより高い」と当たり前のことを考えてしまい、「しまむらのことは忘れよう」と思い、店員の男性の方に「ジャケットがほしいんですけど、どれがいいですかね」と聞きました!
「どんな感じのがいいですか?お仕事用ですか?それとも普段着やフォーマルな場で着るものですかね?」と聞かれた覚えがあります。
そして「どちらでも使えるようなものだったらいいですね」と言いました。適当なオーダーですが、適当なものだと思えるものを選んでくれました。
そして、試着しました。「お似合いですよ」と言ってくれました。「そもそも何着ても似合わないからなあ」と思いました。正直思いましたが、これが一番いいかもていうか、早く帰りたいと思ってそれを購入しました!これです!
もう買ってから大分経ったのに、キレイなままです。ついこの間の写真です。
一回、親が捨てたかと(東京の荻窪宅の撤去は親が全部やってしまいました)
思ったのですが、残っていました。
これは単に高級品だからではなく、いろんな思い出がありました。
これを着て、会社の納会に出たり、あとは友達(この後出てきます)の結婚式に出たり
ショッキングなほどに痩せています。。。今や体重70キロ><
そして友達と京都に旅行にいったり
友達といくと、写真があっていいですよね。自分の。
ちなみにポーズはギャグですよ!まだ若かった(30は超えてましたが)ので!
あー楽しかったな・・・
祇園でキメキメの写真。これが僕の写真で一番いいんじゃないでしょうか。
顔があまり写ってないし、光の具合か錯覚か、足が長く見えるような気がするんです。
顔もデカ顔がコンプレックスなのですが、小さくみえますね。ふぁるさん(id:fal)(この写真を撮ってくれた人です)ありがと〜
会社の納会でピアノを弾いたり
そして・・面接に着ていったりしました。「ちゃんとした会社」の面接には着ていきました。派遣の「面接という名の会社訪問」にも一応着ていきましたが、着ていかなければよかった。安いスーツもあったので、どうでもいい会社やティッシュ配りのアルバイトにはそっちを着ていきました。
そういう思い出が沢山あったので、捨てた(捨ててなかったのですが)と聴いたときには、涙がこぼれました。
僕はそこで着て、そこからタクシーに乗り(どうにもこうにも恥ずかしいです)運転手さんに「リッツ・カールトンまでお願いします」と言いました。運転手さんはなんとリッツ・カールトン大阪の場所をわかっておらず、苦労しました。「リッツ・カールトンってどこやねん?なんば?しらんわ」みたいな。
大阪のタクシー運転手はみんな感じ悪いという印象です。あとに友達といった時(上の京都のあとです)も「大阪のタクシーは最悪だ!」と盛り上がった覚えがあります。
というわけで、次回からいよいよリッツカールトンへマイオリです。
ここまでよんでくれてありがとう