【タイの思い出編】初タイ!そして衝撃の街、ホテル
前にお話ししたとおり、当面旅行には行けそうにありません。
なので、過去のことなどを中心に更新していきます。
実は海外で一番行ったことのあるのはタイです。ほとんどバンコクだけ。
サムイ島にはミャンマーの帰りに行きました。
初めて行ったドイツは「競合会社のキャンペーンに応募したら当たったから行った」という旅でした。当選した人たち、5組10人での「ツアー」でしたので、最初から最後まで、添乗員さんがついてくれました。
初めての海外で添乗員付きツアーだなんてラッキーでした。わからないことばかりでしたが、スムーズに旅行できました。
そして2回目の海外がタイです。これは航空券とホテル代と空港の送迎が含まれる一応「ツアー」ですが、基本的に自由行動です。オプショナルツアーというのもありますが、今回は申し込みませんでした。
なぜかタイかというと、誘われたのでなんとなく。です。
一緒に行った人は男性の友人です。
彼は旅の達人で、バンコクどころか世界各地を一人旅で巡っているとのことでした。
いろいろ写真も見せてもらいました。特にイランの遺跡の写真は感動しました。
実際、有名人ではありませんが、その業界では有名らしく、バリバリ稼いでるようでした。
「ねえ休みが取れそうだから、ちょっと海外旅行いかない?」とGさんいいわれて
「そうですねえ いいですねー」年上なので敬語です。
「でも3泊くらいだから、近場だね」
「はー韓国とかですかね」
「行きたい?興味ある?」
「うーん」
僕はその時、新大久保に住んでたので、なんとなく言っただけです。
「自分は韓国は嫌なんだけど、じゃあタイかな」
「タイですか」
「タイしってる?」
「タイ。タイ料理好きです。ランチに行ったりしてますよ」
「じゃあ行こう。」
「バンコク何回も行ったんじゃないですか」
「今回はあえて、きみみたいな初心者のコースをあえて回ってみたいんだよね。もう行き尽くしたんだけど、遺跡とか寺とかもみたいし」
その人は遺跡やらなんやらの専門家でした。大学の先生とかではありません。
「行きましょー」
「よしきまりだなー」
ということでタイ旅行が決まりました。
あの奇跡の「タダドイツ」から1年後、2007年のことです。
僕はちょっといいことがあって、小金を手にしていました。
なので、海外旅行も自力で行けるようになったのです。
でも、なんとなくピンとこないです。ピンとこないのは伝わっていたらしく
「地球の歩き方見て勉強しておいて」とか言われました。
「そうなんだ」と買って勉強するも、どうもピンときません。
そして「ちょっとホテルいいところでいい?ゆっくりしたいんだよね。プールで。泊まってみたいホテルがあって。」
「ああ、そうなんですか。いいですねプール」
気軽に返事をしてしまった。
そして彼の言う金額を払いました。「HISで5万とか6万とか書いてあるチラシ見るからそれくらいかな」と思ってたけどそれより高かったです。当時は燃油サーチャージもありました。
そして成田空港からJALかANAに乗ってバンコクに向かいます。
どうも僕の挙動がおかしいのに気づいたようで「前にドイツ行ったよね?」
と聞かれたので「あれは懸賞で当たってタダだったんです。添乗員付きツアー」
「何のツアー?ドイツのサッカーワールドカップですよ」
「興味あったんだ?」
「いえ、ドイツには興味ありました。」
という会話が繰り返され、バンコクに着きました。
「もう2回目だしラクラク」という感じでした。実際は初めての日本以外のアジアです。しかも個人旅行。しかし同行者は旅慣れしているので、大丈夫かなってのはありました。
円を「バーツ」に交換しました。だいたい「1000バーツが3000円くらいかな」と教えてくれました。わかりやすいです。
バンコク空港、スワンナプーム空港。新しいかっこいい空港です。ガラス張りです日が当たってます。がクーラーが死ぬほどかかってます。デザイン重視らしくコスト最悪だそうです。
そして日本の旅行代理店の車にのって、ホテルへ行きました。他に女性のグループがいました。
初めてのタイ。どんなところなのかな。
そこで見たものは僕の人生を変えたといっても過言ではありません。
写真がなくて悲しいですが、別に撮るほどのものではないです。
車は高速道路の高架下をまっすぐ進んでいったのですが(スクンビット通り)
周りの家の汚さ、古さ、人々の前時代感。
テレビや写真で知ってはいたとしても、実際生でみる「本物のアジア」でした。
高架の間にもビニールの家があったり、日本じゃ考えられません。
「すごい、すごい」
生まれて始めての感動です。小さい頃から世界に出ることが憧れだった。
本当にまた日本以外に来れた。
「すごい、超汚い!街が超汚い!考えられない!日本じゃない!」
前のドイツのときとは全く逆の状況なのに、感動していました。
なんか変ですよね。
道路はすごい渋滞でした。全く進まない渋滞。今でも深刻な問題らしい。
その度に通る人を観察する。格好は普通だ。綺麗でもなければ汚くもない。
道は汚い。全体的に歩道もテキトーに作った感がある。
日本と違う。
ガイドさんが「◯◯さま達はアジアホテルなので、この先降車になります」
と告げました。女性のグループのようです。
Gさんが「アジアホテルか・・・」とちょっとバカにしたようにいいました。
「どんなホテルなんですか?」
「・・安いところ!」
「ちょっと!聞こえますよ」
「行くとびっくりするから、今日泊まるところ」
なんだか怖くなってきました。
バンコクの一番賑やかな地域にそのホテルはありました。
ついて、「こ、ここか」と緊張して荷物を運ぼうとした瞬間に、すごいカッコイイ制服をした男の人に手を止められました。
「!」
「いいんだよ。彼にまかせて」
「あ。はい」
「ここではそうなんだ。本当に何にも知らないんだね」と笑ってました。
知りませんでした。止まるホテルがフォーシーズンズ・バンコクだなんて。
いや、知っていましたが、フォーシーズンズホテル・バンコクが高級な5つ星ホテルだということを知りませんでした。
エントランスに入った途端、想像以上の素晴らしい世界に衝撃を受けました。高級なホテルについて写真や映像で見ることはあっても、実際に足を踏み入れたのは初めてでした。実際に見る、泊まるのは初めてです。
「あああううう」チェックインでも緊張しちゃいます。
そこは手馴れたGさんが助けてくれました。
そして部屋に向かいます。ボーイさんが荷物を運んでくれます。
僕のいつも使っている安いケースです。「あんなの5つ星ホテルの人に持ってもらってわるいなあ」と思ってました。実際このケースはかなり最近まで使い倒しました。
こういうホテルってなんかいい匂いがするんですよね。アロマなのかな?
初めての体験です。初めての経験。気分は真野恵里奈ちゃんです。「はじめってのけーいけんーしそーうなー夏ぅー」知らないか・・・。
そして部屋です!
部屋を眺めていると、ボーイさんがニコニコ立ってました。それを見たGさんが
バーツのお札を何枚か私て、彼はもっとニコニコして去っていきました。
チップです。西洋では常識のチップですが、日本では存在しません。
タイではチップ制度があるのかないのかは微妙なところです。
Gさんは「まあ、フォーシーズンズだからね。アジアホテルじゃいらないよ」とか言ってました。
なんか写真では伝わりにくいのですが、とっても素敵な部屋です。
実家のペンションとは違います!ベッドはいい感じにふわふわで、まくらは「サイコー」としかいいようがないです。
これ以降、「良いまくらを買おう」と決意しました。
浴室の写真がありませんが、やはりすごく綺麗でした。アメニティも充実してました。確かブランド品の化粧水やシャンプーだったと思います。
なんか部屋の写真が全然ないんですよね。というか写真自体がないんです。
写真は国民的SNSサービスで今やゲーム屋として一世風靡している某M社に残してありました。でも少ないです。
この日は、ディナーをしたり、街を歩いたりしました。
ディナーは最高でした!せっかくなので、それはまた次回にします!