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さわやかトラウマ一人旅日記

音楽が好きな30代男がぼっちを極めるため、世界や国内をヤケクソ気味に一人旅をしたその記録です!

【番外編:ドイツ4 最終回】いよいよ試合開始、そして旅の終わり

会場に入ると、その大きさ、人の多さに圧倒された。ドルトムントのスタジアム。65000人収容。東京ドームより大きい。それにサッカーのために作られたとのこと。

そのせいか見やすかった。たぶんいい席だったと思う。さすがYahoo様だとフカシくんと納得する。

実はサッカーの試合を生で見るのは2回目だった。1回目は高校の時、正月の高校サッカーに自分の高校が長野県代表で出たので、吹奏楽部の応援部隊として大宮のサッカー場で見たのが最初だ。演奏しながらだったので、試合がどうこう、サッカーがどうこう等は全く感じる余裕は無かった。

その後、日本代表の出る大きな試合などを見る程度だった。まさかそんな人間なこんなところに来ていいのか。まあ、いいんだ。当たったんだから仕方ない。

 

試合会場に入ると一面黄色だった。

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とにかくブラジル人、と思しき人が多かった。現地からもたくさん来ているんだろうか。ドイツとブラジルといったら、ドイツと日本より遠い。日本経由じゃなくてアメリカ経由だと近いんだろうか。

そしてパワーがすごかった。ラテンのノリというと簡単だけど、何か違うと感じました。この人たちに勝てるんだろうか?と思うと無理な気がしました。いくら無知といってもブラジルが強くて日本が弱いということはわかってました。

その中で戦いに挑む日本代表の選手達はすごいなとわかりました。

 

そして試合開始!したと思ったらいきなり日本が得点!

ほんとにいきなりでした。まさかこれは・・・このまま・・・勝利・・・!

と思いましたが、ノーカウントになったらしいです。残念。

 

その後割と双方いい感じに試合が進んだと思います。僕はよくわからないのですが、フカシくんはやっぱり詳しいので、一流選手のテクニックに「おおすげえ」とか「おお〜」とか声をあげてました。

僕といえば「ロナウジーニョの髪すごいな」とか中田と中村俊輔は髪型でわかるなとか、そういうことしか思えませんでした。

しかし、サッカーというスポーツは面白いなと思いました。

とにかくスピーディーで、相手チームに攻め込んだ時のドキドキ感。観客の一体感は他のスポーツより面白い。

少なくとも野球よりは面白いなと思いました。野球はいっつもダラダラして、デブ男が偉そうにしてるクソスポーツなので嫌いです。

サッカーがいかに世界で人気があるかもよくわかりました。それに比べて野球なんてアメリカ、日本、韓国、台湾でしか人気がありません。「世界のイチロー」なんていっても実は誰も知らないのです。日本人は「世界=アメリカ」だから仕方ないですよね。

 

そんなことを思っていたら、玉田選手が1点決めます。もしかしたら勝てるのかも?と思いましたが、なんとなくダメな気もしました。そのままハーフタイムに入りましたが「だめかもね〜」なんて言ってたら、後ろのブラジル人男性に「ハーイ」と話しかけられました。

英語で「ハーイ!日本のチームはどうだい?」みたいなことを聞かれたので「うーん、日本はとても弱いです。ブラジルが今日はきっと勝ちます。ブラジルは世界一デスねー」みたいに答えたら「オー」ともう一人のブラジル男性と困ったネみたいなそぶりをして「おーもっとポジティブに考えよう」とアドバイスされました。楽しかったです。

やっぱりブラジル人は明るいですね。陰鬱な日本人とは違います。憧れます。

 

それを象徴するようなことが後半戦での観客席でありました。

前半での奮闘はどこへやら、ブラジルに次々と点を入れられます。明らかにわかる力量の差に、日本の観客席は明らかに元気がなくなりました。

そうすると青い帽子をかぶった人が「お前ら!応援してんだから!もっと大きい声出せよ!!」みたいなことを後ろに向かって言いだしました。なんか日本の体育会系みたいな感じで不快です。そりゃ正論なんだろうけど。

「まあ仕方ないな」って感じで他のみなさんも応援してました。

 

でもどう頑張っても負けるこの試合、最後まで諦めずに走って、相手選手について、回って、チャンスがあれば走っていって、常に全力の日本選手が一人いました。

それは中田英寿選手です。

その姿には悲壮感がありました。

中田英寿といえば僕と同じ年。若い時からスターでした。前園と変なCMに出たりとかそういう時期もありましたが、徐々にステップアップをして、イタリアに移籍しました。山梨の進学校出身なので、英語もできて、イタリア語も即マスターしたとのこと。ファッションも話題で、とても真似はできないけど、美容院で「中田英寿っぽくお願いします」と言っていたのを思い出します。

その後イタリアでも成功して、怪我はあったけどそこそこ順調だったと思う。しかし自分の国がワールドカップでろくな成績を残せてない。それは恥だと思っていたはず。

それはこの日のプレーで伝わりました。

 

そして試合は終わりました。1-4 完敗でした。

会場はまだ余韻が残っていて、観客が騒いでます。選手達はユニフォーム交換などのコミュニケーションをして早々に立ち去っていきます。

しかし、フィールドに残っている選手が一人いました。

中田英寿です。

全てが尽き果てたのか、芝に横になって、何も見えないように目を隠して動かないでいました。

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 その様子に客席から「ヒデーーーー!!!」という絶叫が響き渡りました。

彼にその声は聞こえていたのかわかりません。

僕が見ている間、彼にかけよる人は誰もいませんでした。

本当のところはよくわからないけど、彼は孤独だったのかもしれません。

それでも日本の勝利のために、ただ一人走り続けた。他のチームメイトはついていけなかった。

広いフィールド、たった一人、倒れ込んで動かない。

なんだか彼の孤独と哀しみが伝わってきたような気がしました。

 

客席からの声はまだ響いてましたが、バスの時間があるということで、僕たちはそうそうに立ち去りました。

 

そして、数日後彼がこの試合を最後に現役を引退すると知りました。

試合開始前から監督には伝えていたそうです。

最後、倒れて動かなかった彼はあそこで「死んで」しまったんだと思いました。

次の人生のために、再生するために。

今でも心に残ってます。

 

 

そしてこの旅は終わりです。この夜はホテルに泊まり、翌日はホテルのある街を少し観光したりしました。名前ももうわからない小さな街ですが、 観光をは楽しかったです。カフェのケーキもコーヒーもパンケーキもおいしく、公園も綺麗でした。やっぱりヨーロッパは最高!

 

この後、ヨーロッパに行けたのはイタリアだけです。

もっと行きたいけど、そういう状況でもなくなってきました。

なので、まだ書いてない一人旅の日記を書きたいと思います。

実は一人旅で一番行った国はタイです。

なのでタイについて書きたいと思います。

 

あとがき 

大事なことを書くのを忘れてました。

この旅行はYahoo!Japanさんが当時スタートして今はもうないSNS「Yahoo360」というサービスのスタートのキャンペーンで企画されたものでした。

それに応募した時、僕は競合サービスのmixiの社員でした。今はもう辞めて無職です。

果たして行っていいのかと思いましたが、当たらせてくれたんだからどうどうと行こう、ということで行きました。

でも、会社の人や社長には「クレジットカードのキャンペーンであたった」と嘘をつきました。ごめんなさい><

でもデュッセルドルフの食事会で「みなさんyahooのサービス使ってますか?」と聞いたら使ってないとのこと。みんなmixiを使っているとのことで。やっぱり!と心の中で思ってました。そこで言っちゃえばよかったなって思います。

それだけです!

 

長い間更新しなくてすみません。

無職で暇なので、どんどん書きたいです。

もう一つの「さわやかトラウマ日記」も宜しくお願いします。

ここまで読んでくれてありがとう。

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