北海道逃避行2013 その11 静寂の長万部と幻想的な洞爺湖
この日は3連休の中日で、どこもホテルが開いていないということと、距離のある札幌函館の間で何かしようということで、函館から1時間半程度の長万部に宿を取りました。長万部って温泉があるんですよね。ということで温泉が売りの素朴そうな旅館に1泊です。
まんべくんってキャラクターいましたよね。駅にグッズも売ってました。たしかTwitterの公式アカウントを担当したのがDQNで調子乗って好き放題呟いてたらチヤホヤされて首になってましたよね。フォローはしていませんでしたが、ツイートは醜悪な内容ばかりで「調子に乗った田舎者」がまるで自分の姿を彷彿とさせて、同族嫌悪の醜い感情が沸き上がって、とにかく嫌いでした。
ある程度予想はしていたものの、長万部駅は一応市街ということにはなっているけれども、シャッター街…以前にシャッターがある建物もあんまり無いって感じですね。
「かにめし」が名物とのことですが、駅前にあるかにめし屋が開いている様子も無く、ひたすら静寂の世界でした。ちなみに一番人が集まっていたのはセブンイレブンでした><
しかし、この長万部ですがもうすぐ通る新幹線の駅ができるできないなんていう話があるんですよね。一体止まったところで何がと考えたんですけど、余計なお世話ですよね。すみません。
まだ明るいしこのまま旅館に行くのもねえということで、駅からすぐの砂浜に行ってみることにしました。
国道沿いの低い堤防の向こうに砂浜が…。特に何にも利用されている感じの無い砂浜が延々と続いてます。まあ、海沿いにお住まいの方には想像のできる光景かもしれませんが、海にあまり縁の無い人生の自分にはこの状況だけでちょっと感動しました。わざわざ出向く海は必ず何かがある海でしたからね。
この前の海は「噴火湾」というらしいです。
何もない、誰もいない(後ろは車が走ってるけど)、圧倒的にぼっち!孤独に酔いつつ、しばらくボーっとしてました。
旅館へは駅から歩いて5分程のところにある長くてボロい歩道橋を渡って向かう。本当にここに新幹線が通るのだろうか。まあ、長野新幹線の安中榛名駅(地元では”山ん中遥か”と言われている)みたいなところもあるし…。きっとこれからですね。
歩道橋の上から。
お世話になる「丸金旅館」さんの部屋。こういう旅館は本当に久しぶり。部屋は2つあって、この部屋と奥に寝る用の部屋がもう1つ。しかしそちらは部屋は積み重ねてきた歴史が現れていて(柔らかい表現)床が大地の方に傾いていました。試しに単3電池を置くとコロコロコロ〜と転がり壁に激突しました。ちょっとこの部屋で寝るのは辛いな〜 身体の血が片方に傾いて調子悪くなりそう。
その後お風呂を堪能しました。長万部温泉の源泉かけ流しらしくて、素晴らしお湯でした。どこか石油の匂いがするような独特な香りで、他のどこにも無いような入り心地。これをもっと売りにしたらいいのに。
夕食は部屋食…ルームサービスはあるけど、こういうのは「旅館で部屋食」は何年振りなのかも忘れた!
料金が高いコースと安いコースがあって、自分は安いコースだけど、それでも食べきれない量だし、美味しかった。やっぱり海の幸は最高〜
床に敷いた布団で寝るのも久しぶり。なんだかんで疲れていたのかすぐ眠り翌日も早起き。長万部駅で札幌までの特急の座席指定券を買ったものの、席が満杯で昼すぎになってしまったため、早めに宿を出て隣の洞爺駅まで行き、電車の時間まで洞爺湖を見ることした。
洞爺湖
洞爺駅から洞爺湖まではバスで15分ほど。しかしバスが1時間に2本でなぜか各時の10分と20分。20分のが来たら次のは10分。その次は20分。変!しばらく近くの砂浜に行って時間を潰してバスに乗る。本当は昭和新山からのロープウェーに行きたかったけど無理そう。洞爺湖の遊覧船に乗る。
鳥さんと一緒に…。
洞爺湖はかなりの深さがあり、そして近くの火山のおかげ、そして周囲を山に囲まれているおかげで冬でも凍らないとのこと。中にいつくかの島があり、独特な眺めが楽しめます。
雲の向こうに見えるのは「蝦夷富士」こと、羊蹄山!雲がイイ感じで演出してますね〜とっても美しい〜幻想的で思わずため息です。まるで水墨画のよう…。
遊覧船は中の島へ近づきます。
この辺りは水の透明度が凄い!昔は洞爺湖はどこもこのくらい透明度があったらしのですが、温泉街の生活排水などが原因で汚染されてしまったみたい。
博物館?などがある一番大きな島に船を停泊して、一度降りて次の船まで遊ぶ事ができます。僕は時間が無いのでパス…。降りてみたかった。
島から折り返した時に見えるのは昭和新山。あの変な形の低い山ですね。
小学校の時の化学の絵本で読んでから一度見てみたかった場所。いやーもっと近くで見たいなあ〜洞爺湖は計2時間もいなかったので、また来たい!
この後、無事に特急に乗って札幌へ。ラーメン食べて(美味しくなかったので割愛)そのまま次の小樽へ…。
続く