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さわやかトラウマ一人旅日記

音楽が好きな30代男がぼっちを極めるため、世界や国内をヤケクソ気味に一人旅をしたその記録です!

北海道逃避行2013 その4 名曲喫茶ウィーン、札幌の夜

札幌・小樽 2013北海道

モエレ沼公園に行く途中に久しぶりにTwitterに書き込んだのですが、情報くださいなんて適当な事書き込んだら、何と反応が頂けて、名曲喫茶ウィーンっていうのが札幌だと面白そうですよという情報が!有難い。何でも発信してみるもんですよね。調べてみたら、確かに面白そうだが、閉店が18時というクラシックな感じなので、どうしようかなと思ったが早速行く事にした。

 

元に着た地下鉄駅まで戻るバスの便。中学生か高校生かわからない学生達が乗り込んでくる。田舎の中高生。僕だって今も昔も田舎の中高生のまま。何も変わらないのに。だからダメなのか…。

乗る時にバスの「整理券」を取るのを忘れた。バスというのは2種類あって、乗る場所で運賃が変わるバスと運賃が変わらず均一なバス。前者は整理券を取って、それを担保に運賃が変わり、番号を見せて値段を払う。後者はいわゆる「前乗り先払い」になることが多い。

このバスは運賃が乗る場所で変わるタイプ。本当の運賃は400円なのは知ってるから、運転手さんに言えば大丈夫かなあと考える。しかし、運賃表をよく見ると「整理券なし」みたいなカテゴリに少し高くなった運賃が書いてある。

整理券が無いペナルティの値段込で別カテゴリが設定されているのか?少しわからなくなる。しかし、小さい事だからどうでもいい、運転手さんに話せばいい。

終点の駅に着いた。大量の中高生も降りる。席を立つと目に入ったのは、「2」と書かれた整理券だった。それはちょうど自分が乗った運賃が書いている整理券だった。あれ?取ってた?全く覚えてない。確か隣の席には誰にも乗っていなかった。とりあえず拾って、平和にバスを降りた。

 

すすきのと大通公園の間に、横に広い一本道のアーケード街の「狸小路」がある。アーケード街というのは名古屋の大須や長崎の浜町ように多くの道があるタイプと、一本道だけに長くある場合があって、こちらは一本道。アーケードの横も大都会で、住み分けができているのか、繁栄しているように見える。地元の人が勿論多いが、観光客も多く、特に台湾の方たちと思しき人達がとても多い!

 

名曲喫茶ウィーン

そんな狸小路、道毎に区分けされて「狸小路○丁目」みたいな感じになっていて、最後の狸小路の最後「狸小路7丁目」に目的の「名曲喫茶ウィーン」はある。

綺麗なアーケードという印象だったのに、狸小路7丁目はいきなりボロいアーケードになって、この看板もちょっと雰囲気が違う!

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明らかに違う!何かが違う!しかし中にある店は、どれも健全で面白そうな飲食店や昔からの物を売る印象の店が多くて、こちらの方が良いという感じ。チェーン店は見受けられない。

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※写真にエフェクトがかかっているのは演出ではなく、ピンボケの誤魔化死です!

 

その一角に地下への「名曲喫茶ウィーン」の入り口を告げる看板が!

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さっそく降りる。

あまり広くない空間で、古いクラシックな内装の空間だった。「いらっしゃいませ」と女性の店員さんが声をかけてくれる。キョロキョロしていたので明らかに初めて来た客だとわかっただろう。大量のレコードがカウンターの向こうに見える。

お客様方は皆一人で、4人がけか2人がけの椅子に、スピーカーの方向に向かって座っている。僕もそうする。スピーカー2列目の席。

中の画像は許可を得ていないので、控えますが、他のブログさんに写真が載ってたりするので興味があれば検索してみてください。

 

450万円ほどするらしい大きなスピーカーや高級アンプが凄い迫力で存在を誇示している。これがピュアオーディオの世界?とアイスコーヒーを頼む。流れている音楽はチャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」の第2楽章。カラヤンの写真がアンプの上に置いてあって、あれがジャケットかな?と思ったけどよく見ると単なる肖像だった。カラヤンがお好きなんですね!

あらゆる交響曲の中でも一番暗くて救いがない事で有名なチャイコフスキーの悲愴!この2楽章も「がんばったけどダメだった(笑)」みたいな悲愴感があるような気がする。悲しい…

巨大なスピーカーからは音量は大きい筈なのに、コンサートホールでオーケストラが目の前で演奏しているのと変わりない音量という感じで、自然に音楽が聴こえる。音質も素晴らしい。イタリアの素晴らしいホールで聴いたオーケストラの音色を思い出した。

曲はそのまま最終楽章まで演奏した。明るく発狂した第3楽章から、絶望の遺書のような第4楽章…。暗い!そんでもってこの曲作ったあとに謎の死…!不吉…!いや〜名曲ですねえ。チャイコフスキーは好きです。

なんて事を考えていたら、曲が終わってブラボーという拍手が。ライブ盤だった。次はモーツァルトの交響曲が流れだした。

他の皆さんに習って、僕も読書をしてみる。手元にあったのは何故これになったのかわからないけど、基本ということで。

快楽主義の哲学 (文春文庫)

快楽主義の哲学 (文春文庫)

人生に目的なんか無い!

レジャーの幻想に囚われるな!

 

しばらく聴いていたらまだ17時過ぎだったけど客の数が少なくなってきた。そろそろ出て行くことにする。素晴らしいところだった。帰る頃にはオーナーらしき方がいた。

 

高田総統の思い出

続いて、食べてみたかったジンギスカンに行ってみることにした。ある店に行ってみたところ、予約でいっぱいということで、近くの某有名店に…。

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美味しい。美味しいのですが、自分の思い描いていたものと違う…。

美味しいジンギスカンといえば、昔…2007年頃に渋谷の円山町クラブエイジアの裏にあった、高田延彦が経営していた「モンゴリアン・チョップ」ですよ!

あの店は確か味付きのジンギスカンで、何種類かあって、美味しくて結構通ったのに(本人にも会った!)潰れちゃったんだよな〜 あれを想像していたのに、これは味が付いていない「生ラム」らしい。よくも悪くも癖が無くて食べやすいんだけど…。また食べてみよう。

 

 

夜、気温と湿度

この日の札幌の夜は雲のない空に、高く無く低くも無く、湿度も快適で、外を歩いているだけで多幸感に浸れる素晴らしい天気だった。

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終わりを決めていない旅の夜。行くあても無くしばらく彷徨う。

こういう心地良い時に途切れてしまったら、なんて都合が良いなんて考えるけど、そんな事も無く容赦無く続く事に感謝しなくてはいけない。