さわやかトラウマ一人旅日記

音楽が好きな30代男がぼっちを極めるため、世界や国内をヤケクソ気味に一人旅をしたその記録です!

北海道逃避行2013 その2 寿司で自分を取り戻した札幌

自分を寿司で取り戻した

初回がかなりダークwだったので、この人大丈夫?と思った方もいたと思います。まあ〜あまり大丈夫じゃなかったのですが、この後早速立ち直ります。

新千歳から札幌まで、結構遠い。初めて来る街。知らない街。何もかも忘れられるような気がする。逃げてきた。でも誰も咎める人もいないし、悪い事もしていない。少し気持ちが落ち着いてきた。何か食べよう!

北海道といえば海産物だ!早速iPhoneで検索して適当な店を決める。札幌駅の駅ビルにある「根室花まる JRタワーステラプレイス店」回転寿司だけど凄く評判がいい。行列ができてるらしいけど、時間はたっぷりあるし、問題ない。行ってみるとやっぱり行列。しかし1人の客は多くなく、前の1人客が帰るとすぐに席が空いた。

席に着くと、美人な女性の板前さんが「いらっしゃいませ!担当させていただく○○です。」と笑顔で挨拶してくる。後日行った有名な回転寿司チェーン「トリトン」でも似たような挨拶があったけど、北海道の回転寿司はこれが普通なのか?

ふざけた注文の取り方をする「天下寿司 新大久保店」のクソオヤジとは大違いだ!

 

寿司はいくつか回っているが、紙で気になるメニューを注文する。

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これは「時しらず」という鮭の寿司。鮭の旬では無い今の時期に捕れるものらしい。こんなメニューは東京の回転寿司には無いよね〜食べて見ると、普通の鮭には無い脂の乗りと濃厚な風味!しかし臭みもない!ウマーイ!

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 回転寿司に出てくるようなニセのうにってあんまり好きじゃないんだけど、東京のアレな回転寿司ではまずおめにかかれないクオリティ。これは本物だ!その他ホタテは分厚くふわふわでとろけるし、どれも最高にうまい!

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いつも回転寿司の締めは海鮮系の汁物と決めていてるので、この日も確か北海道で撮れたというさんまのつみれ汁をオーダーする。このつみれの鮮烈な味!大葉やゴボウの風味と相まって、まるで舌を刺すような旨味が!最高に美味だ!

満足満足!あれだけ落ち込んだ風だったのに、寿司程度ですっかり立ち直りました!

なんて単純!まあそんなもんでしょう。浮き浮きして札幌の街に飛び出しました。思ったより少し暑いけど東京のような灼熱地獄とは大違い!今夜のホテルはすすきの。どれくらいの距離があるのかはわからないけど、札幌駅から歩くことにした。

札幌の街は整然としていて、活気があった。さすがの大都会。通りすがりの会話で「今日は暑いね〜」なんて会話が聞こえる。やっぱり札幌にしては暑いのか。この程度で暑いなんて甘え!なんて思ってみる。みんなここで生活している。僕にとっては非日常。旅がやっと始まった気がした。

 

パコホテルジュニアすすきの

今日のホテルは「ホテルパコジュニアすすきの」http://www.hotelpaco.com/susukino/

 

安宿にするつもりが、東京であまりに憔悴していたため、静養を兼ねる、ということにして、札幌の最初の2泊は館内施設が充実していそうなところにした。「パコ」なんて可愛い名前だが、北海道の主要都市には必ずあるホテルチェーンらしい。すすきののパコホテルは天然温泉があってそれが売りらしい。また朝食も自慢でとても美味しいらしい、実際美味しかった!高級ホテルの定番の「卵料理サービス」があったりして感心した。受付にいそうなお姉さんにオムレツをオーダーしたところ、見事な焼き具合のオムレツが出てきて感心した。

 

部屋はちょっとクラシックな感じだったが、それをフォローするかの如く色々な物が置いてあった。なんといっても天然温泉がよかった。 

室内には浴槽が2つ。温泉の泉質がなんだか独特で気持ちいいし、露天風呂にある「寝湯」がよかった。石でできた立派なベットにうすーくお湯が貼ってある。背中が凝りやすいタイプなので、横になると背中が暖まって気持ちが良い。露天風呂なので空も見える。もう夕方の空色になっていた。

寝湯の隣には岩に囲まれた浴槽と大型テレビがある。横になったままテレビを見ていると夕方のニュースで都内が猛暑であり、夜になっても危険な程に暑く、しかもその暑さはしばらく続く、というような事を延々と放送していた。

「ざまーみろ!バーカ!ケケケケ」

寝湯であたたまりながら、札幌の涼しい風を感じて僕は思った。小さい人間><

 

続く