おじさんぼっちでローマの休日~イスタンブール編1
2013年の元旦からイスタンブール経由でローマへ旅行へ行きました。その旅行記を書きます。
なぜこういう旅行記を書くかというと、自尊心を満たしたい、他人にひけらかしたいとか、振り返って元取った気分になりたいとか、ぶっちゃけそういうのも勿論ありますが(そんなもんでしょう)、今回は…というかいつもだけど完全な個人旅行のため、事前の準備や情報収集のため検索をして、色んなサイトや旅行記やブログなどに情報を提供してもらいました。その恩返しのため書くというのが大きいです。
顔も知らない、全くの他人が提供してくれた情報のおかげで、言葉もできない、知識もない人間が異国の地を1人で彷徨ったあげく、そしてなんとか無事に帰ってこれた。
インターネット時代が完全に素晴らしいなんて思わないけれども、恩恵を受けているところは認めて、そして自分も還元しなくてはいけない。それがこの旅行記なのです。
というわけで自分が欲しかった情報に対して、実際に行ってみてわかったこと、こういう情報が検索では出て来なかったことを中心に書きたいと思います。
私は選ばれた真のセレブ
円高と連休で今年の年末は海外旅行に行く人が多い、なんてニュースが秋口からよく聴こえてきましたね。それに乗せられて「ああいいなあ行きたいなあでもお金がなあ」なんて考えつつSkygateというサイト(天下のDeNA様が経営されている格安航空券販売サイト)で色々見ていたんです。やはり年始年末はとても高い。どこに行くにも高い。いつでも安い韓国台湾以外はどこもかしこも余裕で10万円を超えている感じ。
そんな中、とんでもなく好条件のチケットを発見しました。
12月30日羽田発バンコク行きで帰りは現地1月6日発。燃油サーチャージ込で5万8千円のバンコク・エアウェイズとANAの共同就航便!
信じられない!まさかまさか!半信半疑でクレジットカード決済をしたところ、問題なく決済できて、すぐにEチケットまでメールで送られてきた。
自分ってこんな幸運の持ち主だったんだ。僕ってもしかして、選ばれた人間?選ばれた真のセレブ?瞬間沸騰的に思い上がる。世の中の幸運が全て自分に転がってきたような気がした。ハッピー!ラッキー!世の中甘いよ!トランス状態であれこれ施策を巡らす。
バンコクでずっと過ごすのもなんだかあらアンコールワットとか言っちゃおうかな?あ、バングラデシュなんていいかも?なんて思って昼休みに「地球の歩き方バングラデシュ編」(1900円)を買ってしまった。
しかし、世の中はそんなに楽しいものではないというのは皆さんもよくご存知の通り。
「間違いでしたのでキャンセルします」スカイゲートからあっさりメールが来た。
なんでもバンコクエアウェイズのミスだったらしい。行間から「私達は悪くありません。だから怒らないでくださいこっちだって困っています」という免責願いが溢れ出ている感じの文章だった。
選ばれた真のセレブとか考えている自分が途端に恥ずかしくなった。
美しい人との抱擁を妄想していたら、突然鏡を突きつけられたような時の気持ちになった。
別に自分は悪くないのに、ふと我に返って自責の念に囚われる。恥ずかしい。
だいたい地球の歩き方バングラデシュ編1900円はどうなるんだ!
- 作者: 地球の歩き方編集室
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2012/10/06
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- クリック: 2回
- この商品を含むブログ (1件) を見る
でも本当は薄々「旨い話にはウラがある」とも思っていた。なので、ホテルだとか、バンコクからの飛行機の予約などは一切していなかった。すぐに気持ちを切り替えた。
スカイゲート側でのキャンセル手続きが進んでないので「どうしたんだオイ」とメールを出したところ、「私達は相変わらず悪くありませんが、悪いバンコク・エアウェイズがお客様に代案を示しますので待ってください」と返してきた。そんなことどこに書いてあったの?だったら連絡しろよ!と思いつつ大人しく待っていたら
「私達は悪くありませんが、バンコク・エアウェイズからの代案はありませんでした。」というようなメールが送られてきた。
「私達は悪くないのですが、悪いバンコク・エアウェイズの変わりに弊社サイトからも代案を用意しました。同じ日程でソウル乗り換えバンコク往復13万です。差額は8万円です。ご検討いただきますよう宜しくお願いします」みたいな事も書いてあった。「差額は8万円です」とだけ書いてあって、肝心な事が書いてない。
「悪くないスカイゲートさんこんにちは 差額とはこちらで負担するのでしょうか」とメールしたところ「私達は悪くありませんが、お客様のご負担になります」と書いてきた。だったら最初からそう書けよ!
勿論キャンセル代は無料なので、そのままキャンセル。
この出来事は11月終わりくらいで、「やっぱり年末は日本でゆっくり過ごそうかなー」なんて思っていました。
しかし、学習能力の無い馬鹿はまた全く悪くないスカイゲート様にてまた航空券を漁り始めました。
テレビで「年始年末旅行は元旦以降の出発がおすすめ!」なんていって「えっ そうなんだ 探してみよう」
なんて…ああ自分の小ささにびっくりしますね。単純明快!
そして1月1日出発のトルコ航空のイスタンブール経由ローマ行き38000円(燃油サーチャージ別)という破格のチケットにたどり着きます。
本当はパリに行きたかったんだけど、「行ってもいいかな」というところ(アジア込)でもコレ以上に安いチケットは燃油含んだ額でもありませんでした。10万以下!何かの縁だと思い、行っちゃうことにしました。
トルコ航空最高すぎる
トルコ航空ということでイスタンブール経由でローマ。妙に安いので「何か理由があるんだな」と思ってあんまり期待しないで乗りました。まず成田のチェックインの時に「200ユーロでコンフォートクラス(プレミアムエコノミーみたいな)にアップグレードできますよ いかがですか?」なんて聞かれた。座席も広くて機内食も美味しいらしい。いつもは最高6時間程度のアジアばっかりだっから11時間飛行は辛いだろうしいいかも…なんて考えた。200ユーロというのは微妙な値段。安くはないけどそう高くもない。でも自分には安くはない。ほいほいと贅沢できるお金が無いので、止めた。入国審査後、未練がましく「トルコ航空 コンフォートクラス」なんて検索して、その評判の良さにちょっと後悔したりしてみた><
そんなこんな搭乗して、まずビックリ。大きめの液晶モニタの横にUSBとWLANジャック的なものを発見した。まさかこれ使えるのかな?
出発して離陸後しばらくして、ベルト外してOKのサインが出たらさっそく持っていたUSBのコードとiPhoneを繋げてみた。そうするとバイブレーションが作動して、普通に充電が始まった!
どうやらiPodやUSBメモリに入っている動画を再生する機能があるみたい。自分のiPodでは反応しなかったけど、動画は試しに買った渡り廊下走り隊の「完璧ぐ~のね」しか無いので問題ない。電源があるだけで嬉しい!
と思っていたら、どうやらWiFiも使えるみたい。まじでー?日本語の説明が殆どなかったので頑張って英語を読んで使えるようにする。しかも無料!おおおおお最高ではないか!最近は機内WiFiもあるなんて事は聞いてはいたけど、無料でしかもUSBの電源付きなんて(これ大きい)凄い。というわけでトルコ航空は最高です。機内食もまあまあ美味しかったし、トルコ人のCA(女性CA美人だった)は普通に感じ良いしトルコ航空良いなと思いました。ヨーロッパナンバーワン評価らしくてそのアピール広告のCMモデルはサッカーのメッシとバスケットのコービー・ブライアントだった。儲かってるんだね。
というわけでネットサーフィンしつつ、寝つつ、結構あっという間にイスタンブールに到着した!
イスタンブール着は夜18時、イスタンブール発は明日の16時。24時間もいなかったわけだが、素晴らしい滞在になった。
結果として、また絶対行きたい!次回へ続く。
TIPS: トルコ・イスタンブール アタチュルク国際空港からスルタンアフメット旧市街までの電車でのアクセス方法
- 「ハヴァシュ」というバス的なものがもっともアクセスしやすいとのことですが、僕は電車で行きました。(途中ハヴァシュからトラムへの乗り換えの場所がわからなかったので)
- 経路は Havaalani(空港駅)からメトロでzeytinburnu駅でトラム(路上電車)に乗り換え。僕のホテルはトラムのスルタンアフメットの次の駅。
- メトロの終点「Aksaray」またはその1つ前の駅からトラムへ乗り換える方法もネットにはあるようですが、駅同士が離れていていてしばらく歩く必要があるということです。
- 空港出て、エスカレーターで地下へ。降りたら右側へまっすぐ。案内は出ている。
- 現地では「metro」という表記
- 空港駅は「Havaalani」という駅。
- 一番端へ行くと、乗り場があり、切符売り場がある
- 3トルコリラを自動販売機に入れると(10トルコリラのお札が使えた)、赤いコインの切符が出てくる。これを自動改札に入れると音がするので、音がしたら入る。トラムと地下鉄共通なのでここで2つ買っておく。
- 地下鉄に乗って6駅めで「zeytinburnu駅」になるので、降りて、階段を降りるとトラムの駅がすぐ横なので、ここまで来た方面と同じ方向のトラムに乗る。トラムの駅名も同じ「zeytinburnu駅」
- 切符は同じ赤いコイン。改札のシステムも同じ。ちなみに降車の時は特に何もないので、トラムの場合はどこから出てもOK。
- 30分くらいすると、スルタンアフメット等の旧市街に着く。
- トラムは車内電光掲示板で停車駅、次の停車駅の表示あり。メトロは車内アナウンスのみだが、どちらも駅構内に駅名がわかりやすく書いているので、注意深く外を見てればどこにいるかはすぐわかると思う。
- 新市街の「タクシム」の場合は更にトラムの終点から乗り換えが必要。宿泊がタクシム近辺の場合は直行で着く「ハヴァシュ」の方がいいと思う
- タクシーは相当酷いらしい。一番のベストは宿泊ホテルで送迎を予約すること(ただし渋滞も酷いみたい)電車はいつも混んでいたので大きいスーツケースの人は注意。
zeytinburnuの駅。メトロは地上駅でトラムは路上ですぐ横でわかりやすい。ちなみに帰りにzeytinburnuの前の駅で折り返し運転になってしまったので注意><
トラムの電光掲示板 次の停車駅も表示されます。あけましておめでとう♪