【タイの思い出編】朝、そしてタイのデパート、街、そしてタイ料理ディナーとアフティー
フォーシーズンズバンコクは2015年に「アナンタラバンコク」に変わりました。
知りませんでした!
ただ、建物はそのままで、サービス等特に不満な口コミはなさそうです。
そして、安くなってます。たぶん。
きっといいと今でもいいところだと思います。
朝食レポート
そして朝が来ました。
ホテルといえば、朝食です。
僕の実家はペンションだったので、朝食を出していました。
毎回食パンとオムレツ、サラダ、それにスープ。パンとコーヒーは食べ放題、飲み放題。僕は食パンを焼く係でした。混んでいる時は大変です。
焼いても焼いても追いつかない。2台のトースターは故障寸前。たまに焦がしたりしました。「もったいない」とあとで家族で食べました。ナイフで表面を削って焦げ目を落とします。
そんなしょぼい話を挟んだのは、この朝に食べた朝食がいかに素晴らしかったか
それを強調するためです。
つまり、「自慢」を効果的に見せるため、そうしたのです。
ああ、フォーシーズンズ・バンコクの朝食。
それはまるで夢の世界のようでした。
朝食がこんなに美味しいものだと、知りませんでした。
朝食なので、やり放題の豪華、絢爛なものではなく、あくまで「5つ星ホテル」としてのマナーが守られたものです。
ちょっと写真がイマイチですが、まるで屋外のテラスのような感じで非常に快適で優雅でエレガンスです。
ブレッドやクロワッサン、お菓子のパンなどはビュッフェです。どれもおいしそうです。
そしてコーヒー飲みながらニヤニヤして鼻息荒くしている、ボーイさんが来て何やら書くように紙とペンを渡してくれます。
僕が「???egg??」
と戸惑っているとGさんが説明してくれます。
「これはエッグステーションだよ。卵をどう料理するか、選んで注文できるやつ。これは、オムレツ、スクランブルエッグ、サニーサイド(目玉焼き)とかね。あとは野菜入れたりとかチーズいれたりとかできるみたい」
「ほえーこういうのってここだけですかね?」
「ここだけじゃないよ。東京でもあるんじゃない?まあ、安いところにはないけどね」
とのことでした。ヒーこういう世界があるんだ。
ちょっと「エッグステーション」らしきところに覗きに行ってみました。
シェフらしき人が華麗にオムレツをつくってます。目が合うとニコっと笑ってくれます。
そして来たのがこれです!トマトとチーズが入ってます。
なぜワッフルが乗っているのかちょっとよくわかりません。
もしかしたらリクエストの中にあったのかも。でもワッフル大好きーーー
オムレツは「あ・あああ」って感じでした。昨日のまくらの感じです。
開けてはいけない扉を開いたような感じです。
ていうか開いてしまいました。それはまたあとで。
そしてバフェ(洒落た発音)もまた取りにいきました。
これまた・・・みるからに美味しそうです。美味しかった記憶があります。
具体的にどのようにして美味しかったのか。よく覚えてないのですが
とりあえずヨーグルトは風味が豊かであり、ソーセージは香辛料と豚肉の香りが高く、肉汁にあふれ、まあとにかく美味しかったです。
そして後ろに映るフルーツ!タイはフルーツが美味しいところです。
スイカがこんなに美味しいなんて。
朝食の時の写真かわかりませんが、スイカジュースの写真です。すごいボリュームですね。スイカだけじゃなくて「何か」が入っていてそれが美味しかったです。カクテルなんかにしても良いかもしれません。
というわけで朝食レポートは終わりです。
このホテルは3泊しました。はーー夢のようでした。
街へ
そして街へ繰り出しました。フォーシーズンズバンコクは街の中心にあり、どこにもアクセスしやすい、BTS(モノレール的な乗り物です)の駅にも近く、すぐのところに高級デパートがあり、繁華街のシーロムは近いですが、交通機関はないので、タクシーで行くのがいいです。バンコクのタクシーは当たり外れが多いです。日本みたいな感じとは全然ちがう、と感じました。
イスに白いカバーが無い。汚い。運転手さんは普通の格好。日本みたいに綺麗な格好してません。その分安いです。それでいいんです。日本はなんでも頑張りすぎ。
デパート
サイアムパラゴンというデパートからずーっと違うデパートが続いている感じです。あ外は暑いですが中は寒いです。冷房がすごい。
バンコクは都会で世界的に人気の観光地です。現在でも観光で訪れた外国人の人数は日本を凌駕しています。
タイ人による日本観光も増えています。親日国なんですね!
「すごいジャパン」という日本旅行の番組がすごく人気らしいです。
https://www.youtube.com/watch?v=40rICRljVmA
現地に住む日本人が、日本のあまり知られてないところを紹介することで、放送後に普段外国人が来ないところにタイ人が殺到してるみたいです。面白いですよね。
そして、デパートに入るとやはり高級デパートはどこの国も一緒ですが、違うところがありました。
それは「従業員」です。
化粧品売り場で、女性を接客する女性・・・あれ?あれは・・
そうです。日本でいう「ニューハーフ」です。本当たくさんいるんですね。
「差別されない」というか「自然な存在」でした。
そしてタイ人の仕事に対してのやる気のなさ、いたるところで感じました。
一流デパートでも、暇だったら漫画や雑誌読んだり、ケータイいじったり。
結構リラックスしてます。
もちろん、真面目にやってる人もいます。
「あ〜こんなんでいいんだ」
って思いました。なんて僕は真面目だったんだ。
その時はわりとユルイ会社だったのですが、それでも肩肘張って、頑張っていた気がします。飲食店の時もサボりつつ、基本的に愛想よく振舞ってました。真面目でした。
僕もタイでゆるゆる暮らしたいなんて思うようになりました。
そしてディナーです。
ディナーはGさんも行ったことないけど美味しいらしい店とのことで行きました。
「ルンピニ公園」の近くにあるタイ料理のレストランです。
もしかしたらここだったかもしれません。
もうすこし雑然としてたかも・・
まあ閉店ということで><
では基本のトムヤムクン ドーン!!!
これがねーめちゃくちゃうまいんですよ!辛いんですけど。僕辛いの苦手なんですけどね!でも止まらないんです。美味しくて!
Gさんも「辛いのが苦いけどうまい。今まで食べたやつで一番うまい」と言ってました。
濃厚なんですよね。ココナッツミルク?スパイスのせいか。それでいてしつこくなくて、どんどん飲めます。
正直これ以降ここまで美味しいトムヤムクンを食べたことがないです。
日本のタイ料理店のトムヤムクンはなんかお湯みたいに感じます。何が違うんだろ?材料かなあ?
プーパッポンカリー!!!
蟹のカレーです。これは日本でも有名ですが、初めて食べました。
何でしょうこのうまさ。ただのカレーなのに。甘い?甘いですね。辛くもあるんですけど。「ソンブーン」という有名店に後日行きましたが、ここの方が美味しかったです。でも、やっぱり美味しかったです。日本でも挑戦しましたが「うーーーん?」となることが多かったです。何が違うのか・・・現地で食べてるからかもしれないですね。タイの魔法!
ソムタム
パパイヤのサラダです。これはイカがのってますね。
とにかく辛い!「からいからい」と言っていると
「砂糖を足そう」とGさんがテーブルにあった砂糖をぶちまけます。
これはタイでは普通のことらしいです。帰国して、タイ料理屋にいくと4つの調味料がテーブルに置いてあることに気づきました。さとう、ナンプラー、お酢的なもの、唐辛子。これは基本だそうです。そして何にでも砂糖を死ぬほど入れるのがタイ流だとか。
ディナーの写真はこれだけでした。あと、しめのカオパット(チャーハン)的なものを食べた覚えがあります。
これは「カピ」っていう蟹っぽい味噌の味のペーストがあってそれをもとに作ったものでした。なんか独特な味がするんです。はっきりいうと臭いんです。でも、おいしい。
僕、新大久保に住んでたのでタイの食材店が近くにあったんです。そこで「カピありますか」ってきいたら「カピこれね」って渡してくれました。
ネットで自分で調べて、カピのチャーハン作ってみたら、すごくくさい!量を間違えました。あとで味をみながら作ったら、うーん うまい!タイで食べたあの味です!
それ以来、その店によく通って、ナンプラーや、シーユーカオ(甘いソース)、タオチオ(大豆の何か)を買ったり作ったりしました!
ということで、ディナーは終わりで、次は高級ホテルといえば定番の「アフタヌーンティー」です
これでお値段・・・忘れました><もちろん日本よりは安いですよ
日本だとおくそ高いですからね。高級ホテルだと。リッツカールトン東京を今調べたら4500円とか。平日で。ヒーって感じです・・・。
お味はもちろん美味しかったです。Gさんがあまり食べなかったので残りを全部平らげました!一番記憶に残っているのが、上にのっているチョコレートのプティングです。
チョコレートって・・・本当に美味しいものは美味しいですよね。普通の板チョコも好きですけど、なんかこう…禁断の味ですよね。あんまり高級チョコ食べたことないんですけど。芸能界通じてのチョコマニア・楠田絵里子さんに憧れます。
ということで最後はプールの画像です
いろいろ初体験するものがあった旅でした。
それは「ホテルのプール」です。家族で旅・・・をした記憶はあまりありませんでした
(家がペンション)が、個人的にも「ホテルのプール」は行ったことありませんでした。ただし、名古屋でスイミングスクールに通ってたんで、泳げるんです。
ホテルのプール、「ふーん」と思ってたのですが、いろいろ舐めてました。
傘のついたソファ付きのチェアに座ると、ボーイさんがやってきて部屋番号を聞かれます。そしてバスタオルと小さなタオル、そしてミネラルウォーターを持ってきてくれます。
こんなの普通のことかもしれませんが、まだ世間知らずの若者(もう30でしたが)なので、びっくりです。
もっとビックリしたのが、Gさんが泳がなかったこと。「水はあんまり好きじゃない」と言ってました。泳げなかったのかな?突っ込めばよかったです。
もっとビックリしたのがGさんが超マッチョだったこと。そういえば街で「おーマッスル」とかタイ人に言われてました。
ということで今回は終わりです。
次回はアユタヤ遺跡などで、それで終わりです。
そして次もタイ男2人旅です。
ここまで読んでくれてありがとうございます!
【タイの思い出編】初タイ!そして衝撃の街、ホテル
前にお話ししたとおり、当面旅行には行けそうにありません。
なので、過去のことなどを中心に更新していきます。
実は海外で一番行ったことのあるのはタイです。ほとんどバンコクだけ。
サムイ島にはミャンマーの帰りに行きました。
初めて行ったドイツは「競合会社のキャンペーンに応募したら当たったから行った」という旅でした。当選した人たち、5組10人での「ツアー」でしたので、最初から最後まで、添乗員さんがついてくれました。
初めての海外で添乗員付きツアーだなんてラッキーでした。わからないことばかりでしたが、スムーズに旅行できました。
そして2回目の海外がタイです。これは航空券とホテル代と空港の送迎が含まれる一応「ツアー」ですが、基本的に自由行動です。オプショナルツアーというのもありますが、今回は申し込みませんでした。
なぜかタイかというと、誘われたのでなんとなく。です。
一緒に行った人は男性の友人です。
彼は旅の達人で、バンコクどころか世界各地を一人旅で巡っているとのことでした。
いろいろ写真も見せてもらいました。特にイランの遺跡の写真は感動しました。
実際、有名人ではありませんが、その業界では有名らしく、バリバリ稼いでるようでした。
「ねえ休みが取れそうだから、ちょっと海外旅行いかない?」とGさんいいわれて
「そうですねえ いいですねー」年上なので敬語です。
「でも3泊くらいだから、近場だね」
「はー韓国とかですかね」
「行きたい?興味ある?」
「うーん」
僕はその時、新大久保に住んでたので、なんとなく言っただけです。
「自分は韓国は嫌なんだけど、じゃあタイかな」
「タイですか」
「タイしってる?」
「タイ。タイ料理好きです。ランチに行ったりしてますよ」
「じゃあ行こう。」
「バンコク何回も行ったんじゃないですか」
「今回はあえて、きみみたいな初心者のコースをあえて回ってみたいんだよね。もう行き尽くしたんだけど、遺跡とか寺とかもみたいし」
その人は遺跡やらなんやらの専門家でした。大学の先生とかではありません。
「行きましょー」
「よしきまりだなー」
ということでタイ旅行が決まりました。
あの奇跡の「タダドイツ」から1年後、2007年のことです。
僕はちょっといいことがあって、小金を手にしていました。
なので、海外旅行も自力で行けるようになったのです。
でも、なんとなくピンとこないです。ピンとこないのは伝わっていたらしく
「地球の歩き方見て勉強しておいて」とか言われました。
「そうなんだ」と買って勉強するも、どうもピンときません。
そして「ちょっとホテルいいところでいい?ゆっくりしたいんだよね。プールで。泊まってみたいホテルがあって。」
「ああ、そうなんですか。いいですねプール」
気軽に返事をしてしまった。
そして彼の言う金額を払いました。「HISで5万とか6万とか書いてあるチラシ見るからそれくらいかな」と思ってたけどそれより高かったです。当時は燃油サーチャージもありました。
そして成田空港からJALかANAに乗ってバンコクに向かいます。
どうも僕の挙動がおかしいのに気づいたようで「前にドイツ行ったよね?」
と聞かれたので「あれは懸賞で当たってタダだったんです。添乗員付きツアー」
「何のツアー?ドイツのサッカーワールドカップですよ」
「興味あったんだ?」
「いえ、ドイツには興味ありました。」
という会話が繰り返され、バンコクに着きました。
「もう2回目だしラクラク」という感じでした。実際は初めての日本以外のアジアです。しかも個人旅行。しかし同行者は旅慣れしているので、大丈夫かなってのはありました。
円を「バーツ」に交換しました。だいたい「1000バーツが3000円くらいかな」と教えてくれました。わかりやすいです。
バンコク空港、スワンナプーム空港。新しいかっこいい空港です。ガラス張りです日が当たってます。がクーラーが死ぬほどかかってます。デザイン重視らしくコスト最悪だそうです。
そして日本の旅行代理店の車にのって、ホテルへ行きました。他に女性のグループがいました。
初めてのタイ。どんなところなのかな。
そこで見たものは僕の人生を変えたといっても過言ではありません。
写真がなくて悲しいですが、別に撮るほどのものではないです。
車は高速道路の高架下をまっすぐ進んでいったのですが(スクンビット通り)
周りの家の汚さ、古さ、人々の前時代感。
テレビや写真で知ってはいたとしても、実際生でみる「本物のアジア」でした。
高架の間にもビニールの家があったり、日本じゃ考えられません。
「すごい、すごい」
生まれて始めての感動です。小さい頃から世界に出ることが憧れだった。
本当にまた日本以外に来れた。
「すごい、超汚い!街が超汚い!考えられない!日本じゃない!」
前のドイツのときとは全く逆の状況なのに、感動していました。
なんか変ですよね。
道路はすごい渋滞でした。全く進まない渋滞。今でも深刻な問題らしい。
その度に通る人を観察する。格好は普通だ。綺麗でもなければ汚くもない。
道は汚い。全体的に歩道もテキトーに作った感がある。
日本と違う。
ガイドさんが「◯◯さま達はアジアホテルなので、この先降車になります」
と告げました。女性のグループのようです。
Gさんが「アジアホテルか・・・」とちょっとバカにしたようにいいました。
「どんなホテルなんですか?」
「・・安いところ!」
「ちょっと!聞こえますよ」
「行くとびっくりするから、今日泊まるところ」
なんだか怖くなってきました。
バンコクの一番賑やかな地域にそのホテルはありました。
ついて、「こ、ここか」と緊張して荷物を運ぼうとした瞬間に、すごいカッコイイ制服をした男の人に手を止められました。
「!」
「いいんだよ。彼にまかせて」
「あ。はい」
「ここではそうなんだ。本当に何にも知らないんだね」と笑ってました。
知りませんでした。止まるホテルがフォーシーズンズ・バンコクだなんて。
いや、知っていましたが、フォーシーズンズホテル・バンコクが高級な5つ星ホテルだということを知りませんでした。
エントランスに入った途端、想像以上の素晴らしい世界に衝撃を受けました。高級なホテルについて写真や映像で見ることはあっても、実際に足を踏み入れたのは初めてでした。実際に見る、泊まるのは初めてです。
「あああううう」チェックインでも緊張しちゃいます。
そこは手馴れたGさんが助けてくれました。
そして部屋に向かいます。ボーイさんが荷物を運んでくれます。
僕のいつも使っている安いケースです。「あんなの5つ星ホテルの人に持ってもらってわるいなあ」と思ってました。実際このケースはかなり最近まで使い倒しました。
こういうホテルってなんかいい匂いがするんですよね。アロマなのかな?
初めての体験です。初めての経験。気分は真野恵里奈ちゃんです。「はじめってのけーいけんーしそーうなー夏ぅー」知らないか・・・。
そして部屋です!
部屋を眺めていると、ボーイさんがニコニコ立ってました。それを見たGさんが
バーツのお札を何枚か私て、彼はもっとニコニコして去っていきました。
チップです。西洋では常識のチップですが、日本では存在しません。
タイではチップ制度があるのかないのかは微妙なところです。
Gさんは「まあ、フォーシーズンズだからね。アジアホテルじゃいらないよ」とか言ってました。
なんか写真では伝わりにくいのですが、とっても素敵な部屋です。
実家のペンションとは違います!ベッドはいい感じにふわふわで、まくらは「サイコー」としかいいようがないです。
これ以降、「良いまくらを買おう」と決意しました。
浴室の写真がありませんが、やはりすごく綺麗でした。アメニティも充実してました。確かブランド品の化粧水やシャンプーだったと思います。
なんか部屋の写真が全然ないんですよね。というか写真自体がないんです。
写真は国民的SNSサービスで今やゲーム屋として一世風靡している某M社に残してありました。でも少ないです。
この日は、ディナーをしたり、街を歩いたりしました。
ディナーは最高でした!せっかくなので、それはまた次回にします!
ご挨拶&リンク
みなさんお久しぶりです!
相変わらず更新が滞ってるこのサイトですが、管理者の状況が最悪になり当面のところ海外旅行、国内旅行には行けそうにありません。
しかし、僕はこの「さわやかトラウマ一人旅日記」が好きです。他にも本家と最近始めた日記サイトがあります。
こちらでもこの「さわやかトラウマ一人旅」のことを書いてます。
今は絶望的な状況ですが、まだまだ書いていない旅行など、たくさんあるので、それを書きたいと思います。Facebookにログインできなくなったので、ちょっと写真が少なくなるかもしれませんがその分、なんとかカバーします。
また、このサイトのモバイル版、カテゴリ表示などがないので、各ページのカテゴリリンクを載せていきます
2012ミャンマー編 カテゴリーの記事一覧 - さわやかトラウマ一人旅日記
イスタンブール・イタリア編
2013イスタンブール・イタリア編 カテゴリーの記事一覧 - さわやかトラウマ一人旅日記
北海道逃避行編
2013北海道 カテゴリーの記事一覧 - さわやかトラウマ一人旅日記
2011年台湾編
2011年台湾 カテゴリーの記事一覧 - さわやかトラウマ一人旅日記
2006年 ドイツ・サッカーワールドカップにタダで行った編
ドイツ、ワールドカップ編 カテゴリーの記事一覧 - さわやかトラウマ一人旅日記
たったこれだけですが、どれも面白いと思います。アクセスが多いのはやはりローマ編です。「エステ荘の噴水」を実際に見に行って、もしかしたらブログに行き方を書いたら役に立つかもしれないと考えて書いたら、ほんとうにこのブログを参考に行ったという方からコメントを頂いたりしたこと、すごく嬉しかったです。
また、最近は台湾が多いですね。台湾ブームですからね。
今は辛い状況ですが、なんとか頑張ってまた旅行に行けるようにしたいです。
とりあえず1人旅ではないですが「初めて行ったタイ」について書きたいと思います。僕が今まで一番行ったのはタイです。たぶん5回か6回くらいってます。
そのうち2回が2人旅です。あとはずっとひとりです。
2人旅は1回目と2回目がちょっと違うので面白いと思います。何が違うのか、それはひとことでは言えません。
それではよろしくお願いいます。
よろしくお願いします。
これからもよろしくお願いします。
【番外編:ドイツ4 最終回】いよいよ試合開始、そして旅の終わり
会場に入ると、その大きさ、人の多さに圧倒された。ドルトムントのスタジアム。65000人収容。東京ドームより大きい。それにサッカーのために作られたとのこと。
そのせいか見やすかった。たぶんいい席だったと思う。さすがYahoo様だとフカシくんと納得する。
実はサッカーの試合を生で見るのは2回目だった。1回目は高校の時、正月の高校サッカーに自分の高校が長野県代表で出たので、吹奏楽部の応援部隊として大宮のサッカー場で見たのが最初だ。演奏しながらだったので、試合がどうこう、サッカーがどうこう等は全く感じる余裕は無かった。
その後、日本代表の出る大きな試合などを見る程度だった。まさかそんな人間なこんなところに来ていいのか。まあ、いいんだ。当たったんだから仕方ない。
試合会場に入ると一面黄色だった。
とにかくブラジル人、と思しき人が多かった。現地からもたくさん来ているんだろうか。ドイツとブラジルといったら、ドイツと日本より遠い。日本経由じゃなくてアメリカ経由だと近いんだろうか。
そしてパワーがすごかった。ラテンのノリというと簡単だけど、何か違うと感じました。この人たちに勝てるんだろうか?と思うと無理な気がしました。いくら無知といってもブラジルが強くて日本が弱いということはわかってました。
その中で戦いに挑む日本代表の選手達はすごいなとわかりました。
そして試合開始!したと思ったらいきなり日本が得点!
ほんとにいきなりでした。まさかこれは・・・このまま・・・勝利・・・!
と思いましたが、ノーカウントになったらしいです。残念。
その後割と双方いい感じに試合が進んだと思います。僕はよくわからないのですが、フカシくんはやっぱり詳しいので、一流選手のテクニックに「おおすげえ」とか「おお〜」とか声をあげてました。
僕といえば「ロナウジーニョの髪すごいな」とか中田と中村俊輔は髪型でわかるなとか、そういうことしか思えませんでした。
しかし、サッカーというスポーツは面白いなと思いました。
とにかくスピーディーで、相手チームに攻め込んだ時のドキドキ感。観客の一体感は他のスポーツより面白い。
少なくとも野球よりは面白いなと思いました。野球はいっつもダラダラして、デブ男が偉そうにしてるクソスポーツなので嫌いです。
サッカーがいかに世界で人気があるかもよくわかりました。それに比べて野球なんてアメリカ、日本、韓国、台湾でしか人気がありません。「世界のイチロー」なんていっても実は誰も知らないのです。日本人は「世界=アメリカ」だから仕方ないですよね。
そんなことを思っていたら、玉田選手が1点決めます。もしかしたら勝てるのかも?と思いましたが、なんとなくダメな気もしました。そのままハーフタイムに入りましたが「だめかもね〜」なんて言ってたら、後ろのブラジル人男性に「ハーイ」と話しかけられました。
英語で「ハーイ!日本のチームはどうだい?」みたいなことを聞かれたので「うーん、日本はとても弱いです。ブラジルが今日はきっと勝ちます。ブラジルは世界一デスねー」みたいに答えたら「オー」ともう一人のブラジル男性と困ったネみたいなそぶりをして「おーもっとポジティブに考えよう」とアドバイスされました。楽しかったです。
やっぱりブラジル人は明るいですね。陰鬱な日本人とは違います。憧れます。
それを象徴するようなことが後半戦での観客席でありました。
前半での奮闘はどこへやら、ブラジルに次々と点を入れられます。明らかにわかる力量の差に、日本の観客席は明らかに元気がなくなりました。
そうすると青い帽子をかぶった人が「お前ら!応援してんだから!もっと大きい声出せよ!!」みたいなことを後ろに向かって言いだしました。なんか日本の体育会系みたいな感じで不快です。そりゃ正論なんだろうけど。
「まあ仕方ないな」って感じで他のみなさんも応援してました。
でもどう頑張っても負けるこの試合、最後まで諦めずに走って、相手選手について、回って、チャンスがあれば走っていって、常に全力の日本選手が一人いました。
それは中田英寿選手です。
その姿には悲壮感がありました。
中田英寿といえば僕と同じ年。若い時からスターでした。前園と変なCMに出たりとかそういう時期もありましたが、徐々にステップアップをして、イタリアに移籍しました。山梨の進学校出身なので、英語もできて、イタリア語も即マスターしたとのこと。ファッションも話題で、とても真似はできないけど、美容院で「中田英寿っぽくお願いします」と言っていたのを思い出します。
その後イタリアでも成功して、怪我はあったけどそこそこ順調だったと思う。しかし自分の国がワールドカップでろくな成績を残せてない。それは恥だと思っていたはず。
それはこの日のプレーで伝わりました。
そして試合は終わりました。1-4 完敗でした。
会場はまだ余韻が残っていて、観客が騒いでます。選手達はユニフォーム交換などのコミュニケーションをして早々に立ち去っていきます。
しかし、フィールドに残っている選手が一人いました。
中田英寿です。
全てが尽き果てたのか、芝に横になって、何も見えないように目を隠して動かないでいました。
その様子に客席から「ヒデーーーー!!!」という絶叫が響き渡りました。
彼にその声は聞こえていたのかわかりません。
僕が見ている間、彼にかけよる人は誰もいませんでした。
本当のところはよくわからないけど、彼は孤独だったのかもしれません。
それでも日本の勝利のために、ただ一人走り続けた。他のチームメイトはついていけなかった。
広いフィールド、たった一人、倒れ込んで動かない。
なんだか彼の孤独と哀しみが伝わってきたような気がしました。
客席からの声はまだ響いてましたが、バスの時間があるということで、僕たちはそうそうに立ち去りました。
そして、数日後彼がこの試合を最後に現役を引退すると知りました。
試合開始前から監督には伝えていたそうです。
最後、倒れて動かなかった彼はあそこで「死んで」しまったんだと思いました。
次の人生のために、再生するために。
今でも心に残ってます。
そしてこの旅は終わりです。この夜はホテルに泊まり、翌日はホテルのある街を少し観光したりしました。名前ももうわからない小さな街ですが、 観光をは楽しかったです。カフェのケーキもコーヒーもパンケーキもおいしく、公園も綺麗でした。やっぱりヨーロッパは最高!
この後、ヨーロッパに行けたのはイタリアだけです。
もっと行きたいけど、そういう状況でもなくなってきました。
なので、まだ書いてない一人旅の日記を書きたいと思います。
実は一人旅で一番行った国はタイです。
なのでタイについて書きたいと思います。
あとがき
大事なことを書くのを忘れてました。
この旅行はYahoo!Japanさんが当時スタートして今はもうないSNS「Yahoo360」というサービスのスタートのキャンペーンで企画されたものでした。
それに応募した時、僕は競合サービスのmixiの社員でした。今はもう辞めて無職です。
果たして行っていいのかと思いましたが、当たらせてくれたんだからどうどうと行こう、ということで行きました。
でも、会社の人や社長には「クレジットカードのキャンペーンであたった」と嘘をつきました。ごめんなさい><
でもデュッセルドルフの食事会で「みなさんyahooのサービス使ってますか?」と聞いたら使ってないとのこと。みんなmixiを使っているとのことで。やっぱり!と心の中で思ってました。そこで言っちゃえばよかったなって思います。
それだけです!
長い間更新しなくてすみません。
無職で暇なので、どんどん書きたいです。
もう一つの「さわやかトラウマ日記」も宜しくお願いします。
ここまで読んでくれてありがとう。
【番外編:ドイツ3】3日目はいよいよ試合!盛りだくさんの1日!【ヨーロッパ】
あっという間のこの旅。これ以上いろいろ望むのは贅沢というもの。
3泊4日で慌ただしいけど、ドイツまでこれて、観光も少しできたし、もう満足。しかもタダ!しかし今日が本番!これからがピーク!なぜなら試合があるから!
今日はみんなで食事、そのあとケルンの教会、そして試合会場へ!こう書くと楽しそうだけど、ドイツの距離感がわからない。
というわけで朝から出発です。
この後は「デュッセルドルフ」というところで食事。いかにもドイツのレストランって感じのところ。料理もいかにもドイツ料理!ソーセージ!ジャーマンポテト!そしてビール!普段はビール飲まないけどこの日は特別!フカシくんまで飲んでる!
なんだか試合前で気分が高揚してるのかも。
ドイツはどこもご飯が美味しかった。さすが!初の海外だから食事が合うのか心配だったけど問題なかった。店員さんも明るくて良い感じ。
その後次はケルンへ!
ケルン大聖堂!遠くからでもわかる凄い建物。見えた瞬間「うわー」という声が車内から上がる。
すごいすごい凄く大きい。こんな高い建物初めてみた。実際高い建物はもっとあるけど、「教会」でこんなに大きいなんて。実際世界で一番に大きいらしい。
荘厳な雰囲気の中、僕は祈った。
キレイになれますように・・・
ブレーメンでの祈り、そしてケルン大聖堂での祈り。しかし祈りは通じなかった!
やけくそブーーン
というわけでこの後は試合です。
2006年6月22日21時スタート。
こんな感じで会場はすでに盛り上がってる。青いユニフォームを来た日本人が目立つ。
仲良くなった同じツアーの人に顔に日の丸のシールをつけてもらうも、ちょっと失敗してローに。
でも、よくわかんない青い帽子を借りたので、やる気だして頑張ります!といった感じで一枚。すぐ返しましたよ!
この後、いよいよ試合会場に入場する。屈強なセキュリティがたくさんいる。「いつもの感じと違う」と思った。「いつもの感じ」がどのようなものかはよくわからないけど、明らかに今までに無い場所、規模のところに踏み込もうとすることはわかった。
そういえば、これはサッカーのワールドカップなんだ。頭ではわかっていたけど、この辺りでやっと認識した。しかも日本対ブラジル戦。ドイツの凄そうなスタジアム。どうしよう。許されるのだろうか。いくらタダで当たったからって、サッカーに興味ないのに来てしまった。でも一緒のフカシ君はサッカー好きだから、いいだろう。許される。
そしてセキュリティは僕の体を入念にチェックした。股間も触ってきた(ほんとに)
空港の入国審査でも緊張したのに、これはやばい。殺される!と思ったけど殺されなかった。中に入った。フカシ君と席を目指す。
ドイツ編4に続きます
【番外編:ドイツ2日目】2日目はフリー!ブレーメンを一日観光
夢のような出来事。
あこがれのヨーロッパに行けることになった。
しかもドイツ!ワールドカップ!しかもタダ!
当時働いていた会社の競合サービスの新規開設のキャンペーンになんと当選してしまった!
初の海外、初の飛行機、初のワールドカップ。全部タダ!信じられない。
しかしこれは現実!駅の目の前は近代的な町並みが。
ユニクロみたいなお店とか、おしゃれな洋服屋がたくさん!
あれ?教会は?と思ってたらすぐにありました!
テンションがあがったので、教会前でブーン!
何やってんだろうね〜バカだね!
ということで中に潜入!
暗い教会の中で響き渡るパイプオルガンの音…
パイプオルガンといえばバッハだけど、それよりも前の古楽の音楽。
キリストのためだけに作られた曲。この曲は知らない。でもキリストのためだけに作られたという事はわかる。なぜならキリストは神だから。
そういうことを考えながら、しばらく聴いていた
そして私は神に祈った!
「キレイになれますように」
神聖な神を前にして、くだらない事を考えてしまって恥ずかしい。
とりあえず神のために腹ごしらえ。
教会の地下にあるレストランで食事。
星ペトリ大聖堂、この教会の名前をさっき調べて知った。「ブレーメン教会」だと思ってた。
なんだか名前を聴くと神聖度は自分の中で上がった。
この後は、フカシくんと後々に待ち合わせして、それぞれ単独行動に。
僕はちょっと目をつけてたいい感じの小道があったので、そこに行くことにした。
小道といってもキレイな石畳添いに小物やおみやげっぽいものが売ってたりする。
うーんいい!初のヨーロッパがこの街でよかった!
帰りはお互い時間ぴったりに待ち合わせ。さすがだよ俺た。
ということでブレーメンを後に帰りました。
帰りにガイドさんと電車でお話。
いつもはドイツの南の方にお住まいとのこと。
声楽関係の仕事をしてるらしい。どんな仕事なんですか?とクラシック好きの僕は食いついた。声楽の教室で講師をやってるらしいとのこと。もうドイツに住んで20年くらい。旦那様は日本に滞在経験もあるドイツ人。日本大好きとのこと。
講師以外はガイドもやってるらしい。やってるらしいって今がその仕事だった。
ドイツの南といえば、狂王ルードヴィッヒの狂った城「ノイシュバンシュタイン城」これはずっと憧れてた。ルキノ・ヴィスコンティの映画「ルードヴィッヒ」という映画も見た。あと、澁澤龍彦の「異端の肖像」岸田今日子様の旅行記などで読んで、興味を持った。
いつか行きたいなあという話をしたら「私ノイシュバンシュタイン城のガイドでもう何百回行ってるの」「すごいですね」「もう行きたくないの〜」「そうですよね それだけ行ってれば」「でもね、なんか行き過ぎて好きになってきたの。」「ええっ」「ていうかノイシュバンシュタイン城のガイドって私一人だけなの。城の人はみんないい人で貧乏だったの。で、仲良くなったの。」「えっ貧乏なのに?」「みんなノイシュバンシュタイン城が好きで、ガイドをやってるのよ。私が全部教えてたの。台本も書いて。私が普段やってるとおりそのまま。そしたらすごく受けがよくて。」
「予約が取りづらそうですね」「そうだね。私はもう1年くらい先まで埋まってるの。でも正直お城飽きちゃった。「飽きちゃうというか、私もともとお城とか嫌いなの。日本の城は大好き。大体行っちゃった。ヨーロッパのお城は嫌いなの。京都とか好き。」
「そりゃ正反対ですね。」
このような問答が続いた。長くなったのでカット!
この後、ホテルについてそのまま寝てしまった。
気がついたら朝。
昨日昼も夜は食べられなくて、そのまま帰ってきたからもう腹ペコ!ヤバ山さん!
なので朝食のバイキングを食べまくりました!
やっぱりドイツ料理美味しいね。世界三大料理に入っててもいいね。ちなみに世界3大料理は、中華料理、フランス、そしてトルコ料理だって。トルコは1泊だけ行ったけど、普通だったよ。
ということで明日は怒涛の1日です。試合の日。
ほんと怒涛だから期待してね!
【番外編:ドイツ1】初めての海外はドイツ!ワールドカップ!しかも、タダ!
このブログは「さわやかトラウマ一人旅」だけど、この初海外は2人だった。
だから書かなかったけど、やっぱり「初めての海外」は自分に取って大きかった。
ので、書きます!
一応「番外編」と付けておきます。一人旅ではないので。
夢が叶う
小さな頃は、海外に行くことを夢見ていた。
「なるほど・ザ・ワールド」が好きだった。そして世界に興味を持った。家には地球儀があって、いつもグルグル回して見ていた。
まだ見ぬ国、大陸、地形、首都名、主要都市、それをずっとずっと眺めていた。
母はそんな僕を異常だと思ったのか、児童館に行くように勧めたのを覚えてる。
もちろん馴染めなくてすぐ退所したと思う。
その後も海外に行くことはずっとなかった。家族の旅行もなかった。
一方、姉はスノーボードの合宿でニュージランドに行っていいなあと思っていた。3ヶ月の合宿を終えて帰ってきた姉は「ねえ、ニュージーって、オーストラリアの下にあるんだね!アメリカの隣だと思ってた!帰りの飛行機で初めて知ったの」」と言ってくる。ニュージーランドなんてホントーに羨ましい。
僕が本気でそう思ってるとは、姉は気付かなかったと思う。
そして悲しみの20代。前にも書いたけど(イタリア編のラスト)、生きるのがやっと、という暗黒のロスジェネライフ。しかし20代終わりのころに転職した会社でなんとか首の皮一枚が繋がった。
それは突然
ある日、会社のチャットでURLが送られてきた。同僚の仲良しの女の子から。「これー見てすごくない?」
○○(サービス名)に登録して、ドイツ・ワールドカップ日本対ブラジル戦を観戦しよう!ドイツ観戦ツアーにご招待!
みたいな内容だった。
「へー凄いね」と思った。随分景気が良いなと思った。
「すぐ応募できるみたいだし、応募しようかな」
「サッカー好きなの?」
「サッカーは興味ないの」
「僕もだよ。当たったら行く?」
「当たらないでしょw」
「そうだね」
「とりあえず応募しよう」
僕も応募した。
そしてある日、家のポストに不在配達票が入っていた。見覚えはあるけど、特に付き合いのない会社だった。なんだろう。そしてすぐに「まさか」と思った。
再配達は明日になる。でも、ありえない。そして翌日
「あなたをドイツワールドカップに招待します」という内容だった。
旅行代理店の電話番号が書いてあったので電話した。そして参加の意思を伝えた。
もろもろまた郵便物が来るとのこと。
当選したのは1組2名。僕は行くとして…もう1人どうしよう。3泊5日。平日も挟む。
しかし、打ってつけの人物がいたのを思い出した。
それはバンド時代からの仲良しのS君。かれは大学生だしヒマそう。そしてかなりサッカーが好きだった。早速電話をする。「ねードイツのワールドカップ行かない?」「はあ?」
それから始まって、なんとか説明をした。「行く?」「行く行く行く」とノリノリ。一応気が狂ったと思われないように、本人にあって、郵便物を渡して見てもらう。
「ほんとに行けるんだ」と興奮していた。羨ましい。僕はサッカーに興味無い。でもドイツには興味津津だった。
その後、パスポートを取得した。初めてのパスポート。僕の本籍は長野だと思ってたけど実は名古屋市港区だった。その他ローマ字表記が間違っていた、苗字の漢字も正確にいうと違っていたことを知った。
なんとかかんとかパスポートも取得した。そして燃油代も振り込んだ。これは別途負担らしい。ただし他の請求は一切なし。タダ!タダ!
「タダより高いものはない」というから、あんまり浮かれていてもダメだ。
出発
「初海外」だったけど、実は「初飛行機」だった。何もかもが初。最後にならないように。タダじゃなくてもいいから!
出国審査など、はっきりってよくわからなかった。初めての空港。気がつくと席についていた。S君は何度も海外に行ってるらしく「余裕なんで」みたいな感じだった。S君は本当に仲がよかったけど、謎な部分が多い人だった。
初めての機内食もやっつけて、僕は外を眺めていた。延々と続く森。たぶんロシアだと思う。日本とは違う風景。これが「世界」なんだ。
そしてアムステルダムの空港に到着した。
2へ続く